東大阪国保と健康を守る会

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2017年もよろしくお願いします。

2017-01-28 11:31:54 | 日記
 松平要東大阪市議会議員より、年頭のあいさつをいただきました。以下、ご紹介します。見出しにつきましては、事務局で編集しています。



今年も力強く、国健会と二人三脚で
                    東大阪市議会議員 松平 要

明けましておめでとうございます。
 国健会のみなさまの絶大なご支援をいただき、議会復帰を果たして早や一年以上が経過しました。選挙後の五回の議会では本会議や委員会に多くの皆さんが傍聴にお越しいただき、国健会の運動と議会活動とがベルトでしっかりつながっている感を強くしています。
 昨年は、世界的に激動の年でした。イギリスのEU離脱からはじまって、アメリカのトランプ大統領誕生まで、一連の出来事の根底に流れている不気味な潮流を感じずにはいられません。
 第二次世界大戦後、局地的な紛争はあるものの、冷戦体制が一つの重しとなって世界の流れは国際協調を模索する方向に動いていました。昨年の動きはこれに反して、自国権益を最優先にした排外主義的潮流です。ソ連崩壊後、資本主義の一人勝ちとなった世界経済は、その本性をむき出しにして、なりふり構わぬ利潤追求、市場争奪に向かっていきました。その結果、国内外で格差が広がり、資本主義の矛盾がほころびとなって現れてきました。
 資本主義体制が行き詰まり「戦争でも起きないとどうしようもない」という国際的緊張の中でドイツのナチズムや日本の軍国主義が台頭してきたのが、わずか八〇年余り前の事です。今、世界中で起こっている排外主義的な流れは、まさに八〇年前と瓜二つです。
 一方で、これらの流れへの反作用として、アメリカ大統領選におけるサンダース氏の健闘に見られるように、資本主義的価値観とは正反対の価値観が見直される動きもありました。
 今年は、ロシア革命から一〇〇年を迎えます。二十世紀最大の実験として、世界史上初めて自ら働く人たちが国の権力を握りました。多くの未熟な失敗のため、国の制度としては崩壊しましたが、労働者の権利の拡充や医療・社会保障制度の充実など、世界の流れを変える原動力となりました。今年を歴史の分岐点にして二つの潮流が再びぶつかり合う時代を迎えそうな予感がします。
 すべての人は生まれながらにして幸せになる権利を有しています。それを実現させるのが政治の目的であり役割です。そして、その権利は私たちの不断の努力によって守られるものです。今年も国健会のみなさんと二人三脚の活動を力強く進めていきましょう。