夢見るおばさん、KOKKO パラダイス

日本、故郷の伝統文化、風習、自然、山河、小旅行など
気の向くままに綴ります。

前岳~中岳  春うらら

2014年04月13日 | 日記
春特有の不安定な気候が続く中、
が、本日は一日中の快晴との予報。陽光が穏やかである。
また、前岳に向かうが、今日は一日フリーなのでのんびり行こう。
体調と天候次第でコースを決めよう、と思う。

ラッキーなことに、好天に加え風がなかった!
心地よい微風が汗ばんだ肌に力を与えてくれる。

いつも前岳どまりだが、今日こそ中岳まで登りたい。

登山者も多かったが、この陽気に後押しされて、中岳へ歩を進める人々。
勿論、この恵みを逃す手はない。私もすかさず雪道をどんどん踏みしめていく。

積雪は大分解けたが、前岳、中岳は依然、雪山なのだ。
陽気で雪がゆるみ、ざらめ雪状態で、かつズボズボ埋まる。

中岳への道のりは、展望も良く、ゆったりと広い雪道で
気持ちにまでゆとりが出てくる。初めて「歩き」を楽しめた気がする。













遙か彼方の山々の展望
右手に鳥海山&男鹿半島、左手に駒が岳&岩手山




この山なみを眺めているだけで気持ちがスーっとする。
この景色に巡り合うために3時間半も雪道を踏みしめてきたんだ!

やっぱり、雪山はいいなぁ。(ただし天候に恵まれれば)

帰路、前岳から下る路は、残雪が所どころで、つい、路を見失ったりした。
こんな路、通ったっけ?恐竜の背、みたいと思った。


春からの登山に備えて、あと数回はこの山のお世話になる。

稲倉岳の雪山&福寿草

2014年03月29日 | 日記
今週は大分天候がゆるみ、本日までラッキーな晴れマークであった。
まさに春がやってきている。(東京では、花見の盛りだが・・・)

早春の[稲倉岳]1554M の雪山登山をする。
青空の広がる穏やかな日和。横岡からのスタートである。
雪のシーズンのみ登山可能なルートなのだ。




中ほどまで進み眼下を見下ろす。



この辺までは穏やかな雪原をゆく。
雪がゆるんで、ざらめ雪がズボズボと埋まる。


頂上を目指したが、激しい突風で先へ進めない。
1200Mほどで、断念する。日本海おろしである。3時間半の行程だった。

鳥海山の山頂もガスがかって見えない。風は気ままなのだ。
帰路は、スノーシューでとっと、と下山する。

帰り路、横岡付近で、福寿草の群生を見学に行く。

地域路の斜面にあでやかな堂々とした花の群生に感嘆する。
輝くばかりの黄色or黄金色かなあ。







自然はどれも心を慰めてくれる。これからはもっともっと春が美を連れてくる。
北国の喜びの季節を大いに楽しみたい。


お礼

ブログを開始して丸1年が経ちました。
沢山の方々に訪問していただき、ありがとうございました。
思うことがあり、一旦、終了することにしました。

いつか、テーマを絞り切って皆さまに有意義なメッセイジを届けられる時がきたら
再開するかもしれません。今までの訪問にお礼申し上げます。






早春の前岳

2014年03月23日 | 日記
寒さ、暑さも彼岸まで・・確かに春めいてきた。
この週はマークが続いており、心が明るくなる。

今日は晴天なり~~前岳に登ってみる。
今回は一人で、金山滝からの登頂とする。
8時を過ぎていたので、案の定、駐車場はいっぱい。
登山口への除雪が、中ほどまでなされていたので、通路を進んで駐車する。

雪量はぐっと減ってきている。雪質はしっかりしているので歩きやすい。

独り歩きの良い点は、遠くの風景なぞを、しかと堪能出来ることにある。
歩行や休憩は、団体の時と同じペースを維持している。寄り道をするゆとりを持てること。

こうして登っているのは、たぶん、遠くの景色に巡り合うためだと思う。
碧い空と、冷たく澄んだ空気・・・・心のサプリメント補充の為だと思う。








中岳も見える。ああ、意外と高いなぁ。


途中の石仏、観音さまも、すっかり姿を現している。



台座の横に刻まれた文字は「女講中」とある。
女人堂への路。女性に許された参詣路なのだろう。




女人堂について、眼下を見下ろす。




春山といえども、まだまだ雪に覆われているが穏やかな日和で良かった。
いつもそうだが、下山時は無我である。リラックスしているということかな?

古民家の生活風景

2014年03月22日 | 日記
春彼岸である。
20日に平和公園墓地に行き、墓掃除をしてきた。墓地周辺の残雪はほぼなし。

しかるに21日は、どっと雪が積もっており墓への通路は長靴でも埋もれる。
そういえば、県南の豪雪地帯は春墓参はしない、と聞いたことがある。

寺院参詣のあと、三種町の山合いの村落に住むご老人宅を訪問する。
95歳になるおばあさん、Oさんは自分と同じ年月を経た古民家に住んでいる。

すごい人物であり、いつも圧倒される。静かなるエネルギーを発散している。
一人暮らしだが、衣食住は自分でこなすことは勿論、自宅前には畑をもち、裏は山。
山菜採りの名人で、保存食をこしらえた後、惜しげもなく知人に振舞うのだ。

一人で山に入り、小動物と格闘したことがあるが、ケロリとしている。
薪ストーブを使用しているが、伐採した丸太を自分でチェンソーで伐る。

病気をしたことがなく、過去の入院は怪我をしたこと2~3回だそうだ。
皺のお顔は丈夫に日焼けし、手はごっつい働き者の証である。

逞しいが、心根は温和で欲はなく、どんな立派そうな人より尊敬に値するのだ。

わたし・・こういう方がだ~いすき。いつも心と言葉は素なのだから。

ご馳走をたくさん作ってもてなしてくれた。
「さぁ、こんな田舎調理だけど、自宅だと思ってどんどん食べてくれよ。」

このストーブで煮炊きしている。すごーく暖かい。





私がホンの子供時代は、こんなくらしがあったのだ。





ストーブでトコトコ煮込んだお煮しめ。ぶり、やキノコが良き出汁になる。

すべてお手製で、化学調味料なんぞは使用しない。
街中で食べるランチが、虚しく思えてくる。

サンマのいずし。いかにも酒の肴向きである。




煤で汚れた板壁にB4判ほどの、黒板がかかっている。なつかし~。
たぶん自家製。宮沢賢治の「裏の畑にいます。」の文字がうかんでくる。





古民家ばやりで、外見は古くても生活空間は快適に手をかけることの多い中。
S宅は50数年前のままのたたずまいで、家具すら移動していない。
おそらく塵も・・積もっているであろう。

絵もない、花もない・・・そんな古民家に生き生きとした老婆が一人。





朝の雪景色

2014年03月12日 | 日記
今朝、外を見て驚いた。
一面の銀世界である。この時期に! 実にまばゆいばかりの清々しさ。

サークルに向かう道すがら、街路樹の雪模様を楽しみながら走る。

千秋公園に上がってみる。
この雪景色は、はっ、と息をのみこむような美しさなのだ。
神聖な世界にいざなわれるような、澄みきった心境である。
無風なので、細雪が真っ直ぐに大地に消えていく・・・・・







お隅櫓も白の世界に包まれて…これが桜だったら、と思ってみる。


下では朽ちた古木を補修する人たちがクレーンを操作している。



こうして公園内を30分、散策した。
無我に、不思議な世界に迷い込んだような、得体のしれない感動を味わう。

日中は5℃になるという予報・・昼前には雪もゆるんで裸の枝に戻っていく。
一期一会である。