夢見るおばさん、KOKKO パラダイス

日本、故郷の伝統文化、風習、自然、山河、小旅行など
気の向くままに綴ります。

鯵の南蛮漬け

2013年11月17日 | 日記
青魚は、安価なうえDHCが豊富だ、と健康食材の優等生扱いである。
こんな嬉しいことはないが、やはり手間がかかる食材でもある。

サバの味噌煮、だって美味いと食べる分にはいいが、
三枚おろしした上、ダシをとったり、臭みを抜いたり、実に手間料理だ。

スーパーの鮮魚売り場で、小粒のアジを見つけた。滅多にお目にかからない。
アジ、イコール「南蛮漬け」とインプットされているので、即購入する。
大きさは、7~10cm。




安くて美味いものを食するには、その分、労力を要する。
その過程を楽しむことに撤する・・
揚げたら、酢汁にジュっと漬けこむが、油が多いので土鍋に入れた。




勿論、これこそ酒の肴である。「にごり酒」で一杯。




如斯亭・庭園 初冬の公開

2013年11月17日 | 日記
11月16日、4~5日前は雪で震え上がったが、今日は快晴になった。
旧秋田藩主佐竹氏別邸庭園が、午前中のみ一般公開された。

年2回のみの公開だが、7月に続き初冬の風景も堪能すべく訪れた。

亭に入る前の外観


大きく伸びた木々が天に映える。

静かなるたたずまい。


亭の左手に置かれたつくばい、お殿様が使用の手水鉢。
かなり大きく、羽織袴では汚れたのでは・・と老婆心ながら思った。


庭木の面白さ。


巨大な欅、みんな見入っている。


そして文様になっている木肌。


玉鑑池に松の緑が映る。


池に注ぐ滝、仁源泉。今はチョロチョロですが。


高台に回りこんでいくと紅葉。もみじとイチョウ。



ここが築山の内で一番高い所。

茶室「清音亭」に至る傾斜路にも清流があった・・そうだ。


この二つの建物を含めた庭園を「如斯亭」、と称す。


知名度の高い池田氏庭園は公園様式だが、ここは自然の有り様をを盆栽的に
凝縮して表現、「庭師の英知」を存分に発揮した造園なので評価が高いのである。


プロ登山家・竹内洋岳氏のトークショウ

2013年11月09日 | 日記
登山家・竹内洋岳、日本人初8000M峰14座完全登頂した偉大な方です。
見ましたよ!BSプレミアムの“グレートサミット”で彼が登頂する雄姿を・・・・

その憧れの方が、本日秋田にお出でになりました。
楽しみにしていました。
14時開場でしたが、まじかで拝見したく1時間前に並びました。

山の会のお仲間を3人見つけました。山愛好家が多い様子でした。



開始15分ほど、竹内氏持参の登頂DVDが流されました。
登場した竹内氏は、ダンディー、ほんとに素敵な雰囲気です。

温厚な口調で、トークはよどみなく流暢です。人柄がにじみます。





秋田の作家、塩野米松氏とのトークの様子を紹介します。
記憶の範囲内で、要点を記してみます。

Q; 8000Mの山、とはいかなるものか。
T: 山とは地球のでっぱりである。人間が登ることにより、名前がつき、高さが
  測られた。我々が飛行機に乗ると8000M上空を経験している、が、 
  その外に放りだされると5分で意識を失い10分で死に至る。その高さに
  順応するべく人が山に、山のありようを作り出していった。


大きい手だが、綺麗な白い手。両手に指輪をしているのがお洒落。



Q: ふだんはトレーニングをしていない、とか。
T: しません。普通スポーツ選手は走りや水泳をしている。水泳選手は水泳をする。
  走者は走りを。私は山に登ることでトレーニングとする。一年サイクルで登山をするから日本にいる時は、極力体を休めている。

Q: 立って見て下さい。こんなに細い体でハードな登山をするとは・・・
T: 180cm、62kg、これは8000M級をクリアするために作り上げた体。

  
Q: 健康診断では、人並みの数値とか。
T: 周囲は特殊能力があるのかと、色々調べるが数値が“並み”なので失望している
  ようだ。むしろ弱い位だ。
  ところが変わっていることと言えば、高所ではヘモグロビンがあがり、地上に下りると  正常値になるのだが、自分の場合、登山の準備を始め出すと再び上がってくる。




Q: あのDVDでは下山時にかなり咳こんいたが、あれは?
T: 高い山では酸素が1/3になり、寒く乾燥して、咳き込むのだ。ゼ~ゼ~咳き込む。
  一歩、足を踏み出すのに100歩ほどの体力がかかりゲホッっと気管支に負担がいく。  

Q: 8000M級を登るということ。
T: 太古から人間のもつ潜在能力では、7000Mまでは耐えうる体力がある。
  8000級を制覇することは人間の能力の進化である。
  どのように進化していくのが楽しみで、自分の体で挑戦しているのだ。

Q: なぜ14座まで登り切れたのか。
T: 今だから登れたのだ。装具、情報、天候予測・・が充実してきた。
  それに2~3人で登ること。昔は集団で長い時間、金、荷物、手間がかかり、
  登山中にアクシデントがあってもパーティーの誰かが登って、日本の旗を掲げたものだ。

  今は、シェルパも酸素も重い荷も持たず、カトマンズからベースキャンプにヘリを飛ばす。
  ベースキャンプに入り、まず眠る。頭痛、吐き気に襲われながら馴らしていく。

Q: なぜ、早く登れるのか?
T; 危険を避けるためだ。自然は予測できない、雪崩もある。登頂を果たしたら
  一刻も早く危険に遭遇しないようにする。


登山史はまだ60年の実績にすぎないそうだ。
こんな短期間で山に魅せられた人々は次々に制覇していった。

山に夢を託した多くのクライマー・・・幸せだろうなあ。
まだまだヨチヨチ登りの私にも、感じることが多くありました。

所用があり、中座して帰りましたが、最後までいて握手したかったです。

栗にモノ申す

2013年11月06日 | 日記
昨日の天気予報では、マークだったのに、てしまった!!
今日は稽古事を二つかかえていたけど、とわかっていたらアウトドアを優先するのだったのに~。

北国人にとって、太陽の恵みがいかに大切なものか、冬に向かって貴重な太陽!
山に登って紅葉を愛でてから、「靴おさめ」したいものだ。

昨夜、実家の甥からあり。暮れに「おせち料理」を届けたいという。
「蟹、とおせち、とどっちがいい?おせちには、”あわび”も入っているよ。」

そこで・・・連日報道されている高級食材の偽装工作が・・脳裏をかすめる。
グルメではないから、ほぼ高級品には縁遠いが、ごくありうることと思ってきた。

惣菜やバイキングの類いは、だから避けている。
時間が許すなら、一から自前にするのが理想である(この年代ではこんな主婦も多い)
最高のご馳走を食べたいなら、超最高レストランに口の肥えた人と行くしかない。

みんな中途半端な「高級店」にいくのが、おとし穴なんだよ。
でも・・某国の得体のしれない店ではあるまいに・・同じ国民をだますなんて許せない。


この秋は、原材料を信じて、栗の渋皮煮を2度作った。
県内産の栗だが、虫食いもそこそこある。

作業工程に手間がかかるので、出来上がってから虫食いを知ったらその悔しさといったら。・・・・・がっかり。

結論は、値段の高い栗を買うしかない、とわかった。
友人の作った渋皮煮は、完璧に綺麗だった。
やはり、栗の産地「西木村の西明寺栗」だという。日本一の大きさで名を馳せる。
しっかり管理されているので、消毒も手入れも落ち度がないのだ。


そこで・・・自然と路地にころがっている栗との違い。

小粒の山栗、いただいた時点で虫食いを想定したので・・・・
ベランダに放って、天日干しした。(3週間位)

毎日毎日、芋虫のような虫が出てくる・・・その駆除を日課として遊んだ。





3/1に減ったカラカラの栗の鬼皮を剥ぐ。栗のミイラ状態。



さて、どうする?栗ごはん用か?ゼンザイ用か?
このタダの食材は、実に安全なのだ。

ただ、栗さんにひと言いいたい。いつの時点で虫は発生するの?
あんまりピッカピッカに艶があるから、つい騙されちゃったよ~・


庭には、つわ蕗だけが、生き生きと背伸びしているのでした~。