就職氷河期女の悲哀

社会の真実

団塊ジュニアは永遠の負け組

2022年07月13日 | 日記

安倍政権が就職氷河期を「人生再設計第一世代」と名付けて顰蹙を買ったことは先に振れた。

失業者や低賃金者には職業訓練をすればよい。そうすれば100%正社員就職できるのだからすべて解決。むしろ社会保障はすべて廃止して良い。他人に頼らず自活するのが生きる唯一の術、職業訓練ぐらいは仕方ないから許してやるから死ぬまで働くべし。一つ覚えのように書いているブロガーやライターは多い。

日本は一社就社の国である。資格や免許を取ってもそれが安定雇用に繋がることはありえない。景気が良く人口が少ない世代ならば、新規学卒という若さとまっさらな履歴書だけで、資格や免許がなくても安定就職は可能だ。しかし、中高年になっては資格や職業訓練などで安定した就職先などあるはずもない。

それをやれやれと言っている人は、現政権が就職氷河期30万人正社員化を目指して職業訓練を必死にやっているのに、3万人しか就職できていないのをどう説明するのであろう。しかもこの3万人の具体的な年齢や採用が職業訓練によるものか、および労働条件を公表しておらず、今現在勤続できているかすら定かではないのである。

新卒の時に景気が悪かった、人口が多かった。それだけで、生涯救われることはないのである。