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2014ルール改正点について

2014-05-06 00:47:31 | ルール
2014オフィシャルソフトボールルールの改正点
2014年 オフィシャルソフトボール ルールの改正点
≪背景≫
2013年10月、コロンビア・カルタヘナで第26回 I S F(国際ソフトボール連盟)総会において105項目のルール改正が提案され、審議の結果81項目が席上で承認された。従って、2014年から新たなI S Fルールが施行され、そのルールに基づいて実施されている。
J S Aは、I S F総会ルール委員会に、従来からペナルティに「違反したチームに有利になる場合がある」再出場違反のペナルティ(効果)を無通告交代と同様のペナルティに改めること並びにグラブの色について守備者全員に適用するのではなく、投手のみに適用するよう提案し、I S F総会ルール委員会で改正された。
 また今回は、選手のマナーに関して打者は故意に打者席ラインを消してはならないことを明記し、6項目(字句の修正2点、ルールの修正2点、追加1点、新設1点)に的を絞り見直したものである。
 例年同様、新設された項目や改正点は、網かけで強調しており、審判員及び選手にとって一目で分かるよう工夫した。理解と協力をお願いする。 
★この内容は愛知県ソフトボール協会のルール改正点の内容を参考に作成しました。
≪新設及び追加≫
ページ  項  目  改正及び修正

P19 ①  ルール1 用語の定義 (*追加)
理由:再出場違反が、無通告交代のペナルティと同様のルールに改正され、攻撃側の監督に選択権が与えられたため
1.無通告後退したプレイヤーが守備でプレイしたとき
2.不正投手が投球した球を打者が打ったとき
3.打者が不正投球を打ったとき
4.捕手が打撃妨害したとき
5.野手が不正用具でプレイしたとき
6.再出場違反したプレイヤーが守備でプレイしたとき(未記載)
(関連事項)⇒ ≪効果≫3  4-6項 再出場 (リエントリー) P42~43
(1)監督と違反者は退場になる。ただし高校生以下の場合は違反者のみの退場になる。
(2)違反者は正しい交代者と交代する。
(3)違反者(失格選手)が、さらに出場したときは、没収試合になる。

1)守備中にプレイに関与し発見された場合
(1)次の投球動作に入る前は、攻撃側の監督にプレイの結果を活かすか打ち直し(打撃完了前のボールカウントで)をするかの選択権が与えられる。
(2)次の投球動作に入ったのちは、プレイはすべて有効である。

2)攻撃中に発見された場合
 (1)打撃完了前に発見された場合は、正しい交代者がそのボールカウントを引き継ぎ、それまでのプレイはすべて有効である。
 (2)打撃完了後、次の投球動作に入る前は、打撃によるすべてのプレイは無効で、違反者はアウトになる。ただし、違反発見前のアウトは取消さない。
 (3)打撃完了後、次の投球動作に入ったのちは、それまでのすべてのプレイは有効である。

P32~33 ②  ルール3 用具 3-2項 ボール(球) (字句の修正)
理由:用具以外のルールの項では、すべてがボールでなく球という表現で表わされているため3-2項:ボール(球)←( )で球を入れる。
P33の表の中の字句をボールから球の修正 ⇒ 3号球・2号球・1号球

P43 ③ ルール4 プレイヤーと交代  4-6項 再出場  (ルールの修正)
理由:「違反したチームに有利になる場合がある。」再出場違反のペナルティ(効果)を無通告交代のペナルティと同様にすることで「矛盾を解消」する。I S F総会ルール委員会で承認されたためJSAルールもそれに合わせ改正する。
①項の〈効果〉3を参照方
≪事例≫
 7回裏、二死満塁、再出場違反した選手が打席に入り、サヨナラ本塁打を打った場合に、相手チームからその直後にアピールがあり、再出場違反が認められたとしても従来の効果だと、プレイはすべて有効であるため、再出場違反の選手・監督は退場になっても、プレイはすべて有効となり、違反したチームのサヨナラ勝が成立してしまうことになる。
 このような矛盾(違反したチームが得をする。利益を得る。)を防ぐため、再出場違反の効果も無通告交代の効果と同一にする。

P44 ④ ルール4 プレイヤーと交代 (ルールの改正により内容を一部修正)
理由:I S Fルール改正の際、JSAルールにも反映させるべき内容の修正漏れを補完したもの。
〈効果〉7 4-7項 プレイヤーと交代 P44
(1)違反者は試合から除外され、失格選手になる。
(2)違反者は正しい交代者と交代する。
(3)違反者(失格選手)が更に出場したときは、没収試合になる。

1)守備中にプレイに関与し発見された場合
(1)次の投球動作に入る前は、攻撃側の監督にプレイの結果を活かすか打ち直し(打撃完了前のボールカウントで)をするかの選択権が与えられる。 
(2)次の投球動作に入ったのちは、プレイはすべて有効である。

2)攻撃中に発見された場合
 (1)打撃完了前に発見された場合は、正しい交代者がそのボールカウントを引き継ぎ、それまでのプレイはすべて有効である。
(2)打撃完了後、次の投球動作に入る前は、打撃によるすべてのプレイは無効で、違反者はアウトになる。ただし、違反発見前のアウトは取消さない。
(3)打撃完了後、次の投球動作に入ったのちは、それまでのすべてのプレイは有効である。

P45 ⑤ ルール4  プレイヤーと交代  4-8項 プレイヤーのマナー
(ルールの新設)
理由:すでにI S Fルールでは、採用済でありJSAルールにも選手のマナーといった観点から、新設するものである。
〈4-8項 プレイヤーのマナー〉
1.チームのメンバーは、審判員の判定に対し、不服の言動や不満の態度を示してはならない。
2.チームのメンバーは、競技施設内(ベンチを含む)で喫煙をしてはならない。
  (競技施設内では指定された場所以外で喫煙をしてはならない。)
3.攻撃側チームのメンバーは、試合中いかなるときでも、故意に打者席ラインを消してならない。(ペナルティではなく、注意のみである。)
(注)I S F(国際ソフトボール連盟)ルールでは、打者がラインを消した場合は、ボールデッドとなり、打者に対してワンストライクが宣告される。監督・コーチやプレイをしていない攻撃側のメンバーがラインを消した場合には、次の打順のプレイヤーに対してワンストライクが宣告される。
(関連事項)7-3項  打撃姿勢   P66