30代からの米国大学院

元材料系エンジニア、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で博士課程へ挑戦中

家が決まりました

2016-08-30 12:45:13 | LA生活
やっとこさ家が決まりました。

・大学からはバスで30分弱。まあまあ。
・1B1Bで700ft2弱、$1,995/Month。決して安い方ではない。
・セキュリティはしっかりしてる方
・6ヵ月リース。7ヵ月以降は30 days rule*さえ守れば1年まで延長可
・管理人さんがすごく親切
*30 days rule:退去の連絡を退去日に30日前までにしなさいよ、という規則

ロケーション、家賃は平均くらいだと思うけど、Minimum Leaseが6ヵ月というのが結構ありがたい。Univerisity Villageにいつねじ込めるか分からない中、これで柔軟に対応できるんじゃないかと。

もうちょい安いのも確かにあったけど、セキュリティの面でよくなかったり、Managerの目が死んでたりといろんな不安があったので、いざという時を考えて高い方にしました。英語弱者の私にとっては、管理事務所がちゃんとあって管理人さんがしっかりしていた方が、荷物の受け取りはもちろん、電気器具の故障などの時にもすごい心強いんです。ただ、アメリカでのクレジットヒストリーがないので、セキュリティデポジットが二か月分になりましたが。(返ってくるとは言え、それだけで40万・・・)


というわけで何とか次の住居を決めることが出来ました。さーどうなることやら。

カギ受領

2016-08-16 23:05:51 | 大学・研究室生活
研究室のカギをようやく受け取ることが出来ました。ついでに学生室のカギもゲットして、デスクを確保しました。到着から丸二週間、けっこうかかりましたね。

中国人が多いけど日本語勉強中の人がいたり、今日は会えなかったけど日本人の学生も一人いるのでうまく馴染めそうです。なお中国人の女の子いわく、その日本人の方は日本語で話せる人が欲しくてたまらなかったそう。孤独だよねえ、だって周りみんな中国人だもんねえ。

家探し

2016-08-16 22:54:04 | LA生活
10月以降の新居が見つかりません。ほんとにすごい勢いで埋まっていく。アパート探しのサイトに「投稿日から1日」みたいな検索オプションがあるのも頷ける。投稿から3日も経ってたら、もう埋まっちゃってるか何かしら問題があるかどちらかじゃないかって疑いたくなる。

そんな中何件かアプライしているものの、不動産屋の対応がまた悪い。ある不動産屋なんかは「Applicationを受領しました。」みたいなオートメッセージすらなく、催促メール送っても返信なし。
心配になって電話したらようやく、

Staff「今Reviewしてます」
俺「じゃあ連絡待ってますね」
Staff「いや、Approveされたら電話するけど、Declineされたら電話しないよ

怒りを通り越して苦笑い。分かった、じゃあねで切りました。


とはいっても、家がなければ生活できないのでなんとかするしかありません。どうなることやら。

RA関係

2016-08-12 00:28:21 | LA生活
今週の水曜(10日)にやっと先生に会うことができ、話を進めました。

Graduate Student Researcher(GSR、いわゆるRA)として8月から給料が貰えることになりましたが、RA関係の書類がまた大変だった。
・Application Form
・I-9
・DS-2019コピー
・VISAコピー
・I-94コピー
・VOIDチェック(小切手にVOIDと手書きで書いたもの。ただ口座番号等を確認するだけ)
・タイムシートのForm
を準備し、延々と住所、氏名、サインを書いていきます。SSNを書く欄もありました。(絶対必要なのかは分かりません。後追いでも大丈夫だったりするのかな?)

また実験室利用にあたっては大学のEnvironment, Health and Safetyという部門が開催するLaboratory Safety Courseに出席しなければならなかったので、急いで登録し今日受けてきました。試験も受けたけどだいぶ簡単だったので落ちることは無いかと。これで来週から実験室に堂々と入れるかなー。


あとはESLのクラスを肩慣らし程度に受けています。ちょっとしたスピーチをしたのですが、他の生徒からのフィードバックが「Improve your pronunciation」が多くてがっくり。秋の発音講座に出ようかな。。。


一番問題なのが、家探し。
秋までには大学の家族寮に入れるだろと思ったら全くダメ。管理部署も結構つっついたんだけど最終的には「あなたは115番です。空きがないから待つしかない。」とはっきり言われてしまった。なんだよ100人待ちって…。なので、高いけど仕方なく民間で家を探すことに。家賃は高い。本当に高い。1Bed1Bath(日本でいう1LDK)で平均$2200くらい。というわけで何とか$1900くらいのところを探しています。問題は山積してますが、片づけていくしかありません。

社会人からの理系大学院受験①

2016-08-06 21:25:42 | 大学院受験
たぶんまとまらないと思いますが、大学院受験について振り返ろうかなと。(振り返るといってももっぱら反省会ですが。)
主要な流れの説明は他に素晴らしいサイトがたくさんあるのでそれに譲りますが、技術系社会人特有のことなど参考になればなと思います。


1.社会人であることのメリットとデメリット
米国の大学院生は国籍・年齢ともに多種多様です。また社会人経験者もごくごく普通です。ですので、社会人だからといって選考に不利になることはありませんし、むしろプラスに働くことも多いと思います。
もっとも、受験にあたっては、
 日中働いているため、TOEFL・GREの勉強やエッセイ作成に割く時間がなかなか取れない。
 学術界から離れている期間が長いので、大学時代の先生に推薦状などを頼むのに気を遣う
といったやりづらさはかなりありましたが、準備期間をしっかり計画的にこなせば何とかなると思います。

私は研究所に勤めていたため、学会発表の件数(国際学会3件)論文の件数(4件)、そのほか特許出願の経験などもアピールポイントにすることが出来ました。これは学部卒業して間もない学生には無い実績だと思いますので、エッセイの中ではとにかく「産業界における技術をよく知っている。学術的成果を産業へ移管する能力を持つ。」ということを強調しました。大学院受験だからといって大学時代の研究や成績にこだわる必要は全くなく、数年間社会人を経験して自分のやりたいことが見えてきてその結果の大学院受験なのであれば、その気持ちを正直にStatement of Purposeへぶつければいいと思います。

メリット
 ・社会人経験をエッセイにうまく盛り込むことができ、話の流れやストーリーを作りやすい
 ・学生が持っていない実績を多く上げることが出来る

デメリット
 ・勉強する時間や準備に使う時間がない。結婚して子供がいたら相当きつい。
 ・大学から離れてしまっている分、相談できる相手や推薦状を頼む相手がいない
 ・年齢も高いので卒業後の事を考えると不安になる


2.金銭面
会社に雇われたまま学位留学できるのであればベストですが、技術系でかつ学位取得(早くて4年)まで給料払いながら留学させてくれる気前のいい会社はそうそう無いと思います。ですので、退職あるいは休職という手段を使って留学せざるを得ないのですが、心配なのがお金の問題です。大学のWebページを見ると、PhD Programならば学費だけで年間30,000ドルとか平気で書いてあるし、その他にも生活費も工面しなければなりません。

 ・TA/RAで学費免除を狙う
TAはTeaching Assistant、RAはResearch Assistantで、それぞれ授業あるいは実験の手伝いをします。そして、TAあるいはRAのポジションをキープ出来ている限り学生の授業料は研究室のボスが払います。さらに生活費も多くはありませんが給料として支払われます。一人暮らしでギリギリ生活できるレベルですが、学費の数百万の負担がなくなるだけでも非常に大きな要素です。MBAなど修士学位が前提となる学生にはこの補助が基本的にありません。
実情から言えば、PhDで入学許可されている人は、数多くの出願書類の中からある教授によってピックアップされているはずで、少なからずTA/RAのポジションが準備されていることが多いのではないかと思います。逆の言い方をすると、ピックアップしてもらえるように教授の先生にコネを作っておくことが合格の必要条件とも言えます。

 ・奨学金で生活費を確保する
同時に狙うのが日本の奨学金です。日本にも海外大学への正規留学を支援する奨学金が多くあります。多くは授業料+生活費(月15万~20万)が支給され、奨学金によっては渡航費も支給されるものもあります。有名なところですと、平和中島財団、船井情報科学振興財団、本庄国際奨学財団、日本学生支援機構があります。もちろん支援が大きい奨学金ほど狭き門になります。
奨学金のことで注意しなければいけないのが、当たり前ですが、出願締め切りです。奨学金の締め切りは大学院の出願締め切り(12月~1月)よりも早い時期(5月~7月)に設定されています。日本の大学入学プロセスと違い、「合格をもらってから金銭補助を申請する」のではなく、「お金を確保してから合格を勝ち取る」という流れです。私はこの部分を誤解していたため、ほとんどの国内奨学金を逃してしまいました。
もちろん奨学金の応募にも、テストスコアが必要になります。多くの奨学金はTOEFL100点以上を要求しますので、6月くらいにはスコアメークが終わっている必要がありますので注意が必要です。