フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

「トゥーランドット」感想・腐女子編

2008年05月18日 | オタクな日々

【注意】 以下の感想は、腐女子による腐女子のためのものです。一般の方には理解しにくく、誤解をまねく表現が多々使われており、また、内容も著しく偏っていますので、事実と一致するとは限りません。その点ご留意の上、寛大な方のみお読みください。
 
 トゥーランドットお気に入りの宦官ミン(早乙女太一)は、カラフに一目惚れした姫に、投獄されているカラフを逃がすよう命令される。そこでカラフの侍女リュー(安倍なつみ)に協力し、カラフを逃がして城内に隠れているよう地図を渡す。ところがそのために彼は、拷問にかけられてしまうわけだ!(キャゴーモンですよー!ムチでビシバシですよーっ!!)
 そこでいきなり驚愕の事実(と、勝手に幸田は確信した)が判明。人払いをしたワンは、ミンの両手首を吊り上げている縄を緩め、膝をついて喘ぐ(すみません、すでに妄想スイッチが入っているため、描写が実際以上にいやらしくなっております)上半身裸のミンを背後から抱きしめ、胸に手を這わせる。(いや、這ってなかったかもしれないけど・・・胸は触ってたぞ!いったいどういう意図の演出だ、宮本亜門!!)以下、驚きのあまりセリフをあまり覚えていないため、話の流れ(流れは合ってるよ、流れは!)に沿って半分はセリフを捏造しております。
 「ミン・・・カラフをどこに匿ったんだ。言え」
 「私は何も・・・」
 「何も?私が剣術の稽古をしたがっているなどとばかばかしい嘘をついて、見張りを遠ざけておいて?」
 「・・・・・・」
 「なぜ俺を裏切る?お前を助けてやったこの俺を?」
 「・・・あなたは変わってしまった。売春宿で下働きとして働いていた私を(わざわざセリフに下働きと入れるところがあざとい・・・。逆にほんとは体売らされてたんじゃないのかー?と勘繰っちゃうよ!)救ってくださったことは感謝しています。宦官にされたことも、あそこにいることを思えばずっとましです。(下働きと宦官じゃ、どっちがましなんだ・・・。やっぱ××だったんじゃねーの?)けれど、あなたはもうあの頃のあなたではない」
 「何を言っている。俺はお前をかわいがってやったではないか」(ええーっ!!)
 「ええ、・・・愛玩動物として」
 「愛玩動物」というセリフはちゃんとありました。愛玩・・・「小さい動物などをかわいがって遊ぶこと」。かわいがる・・・「かわいいと思って大事に扱う。(俗)いじめる」。以上、三省堂国語辞典より。つまり、いじめて遊ぶ!な・・・なんていやらしい・・・!!(←曲解しすぎ)
 この間、ワン将軍は背後からミンを抱き寄せたまま、下半身密着状態。ええーい、このままバックから犯っておしまい!と心の中で叫ぶ腐ったワタクシ・・・。
 むっとしたワンは兵を呼び、再びムチ打ちを命じるのであった。
 幸田、この間あほのように口を開けたまま、舞台に釘付け。な・・・何だったんだ、これまでの舞台のトーンからはぷかぷか浮いた、思わせぶりなセリフやエロい演出は・・・?!早乙女君の声がまた何ともいえずエロいんだ!・・・いやーっ、この子何なのーっっ姫の前で胡弓に合わせて踊っているときも、仕草とか身体の線とか、妙にエロティックでさー!!
 もうこの先、この二人はできているという目でしか見られない・・・。
 反乱を起こしたワンが姫に剣を向けようとするのをミンは止めようとして、ワンと姫との間に立ちふさがる。以下、( )内は幸田の妄想フィルターによる勝手な解説。
 「どけ、ミン!」
 「おやめください!そんなことをしてはなりません!」
 (愛する姫を殺せば苦しむのはワン自身だとわかった上でのミンの行動。だが、姫の命令に従ってカザフを逃し、居所を言おうとしなかったミンの心はワンではなく、姫の方にあると疑っていたワンには、この行動は姫を助けるためとしか映らず、完全に裏切られたと思い込んだワンは、愛しさ余って憎さ百倍)
 「うるさい!そこをどけ!」
 「お願いです、どうかおやめください・・・!」
 他の兵なども入り乱れるうちに、姫を逃そうとしたミンの腹をワンの剣が貫く。深々と貫いたまま、動きを止めるワンの胸にミンの体が倒れこみ、ワンは片腕で抱きとめる。ワンの背にしがみつくミン。(このときの手の動きがまた「やっぱできてる・・・!」と思わせるんだよなーッ)
 「・・・ワン将軍・・・どうか・・・」
 「・・・ミン・・・」
 がくりと崩れるように力を失ったミンを、茫然と、しかしそっと横たえるワン。だがそこは斬り合いの最中。カラフの剣が迫り、身を翻して再び戦いの中に身を投じる。
 ・・・わたしゃ、ここでミンは儚く散ったと思ったね。ところが実はまだミンは生きていて、リューが彼をかついで助け出し、森の中に一旦身を隠す。はっきり言って、この先のリューとミンのエピソードとか、結局戦いに巻き込まれてワンの手じゃなくて他の兵たちにミンが殺されるなんて展開は全く無意味。不要だっつーの!リューはカラフ一筋で、その一途さにミンがちょっと(ちょっっとだけだってば!)リューに惹かれるなんて話はいらんっちゅーの。ミンはワンへの愛に、リューはカラフへの愛に殉じさせておけよ!!全くこの脚本、なっちゃいねぇ・・・。
 はーっ・・・・・・私だったらこの物語、ワン将軍を中心に組み立てるね。ワンの愛と野望それ故の悲劇の話にするなー。その方が断然萌えねぇ?もちろんワンとミンはできてるさっ。つーか、ミンはワンの野心も姫への恋も知っていて、それでもワンを愛し、ワンはミンを自分の野望の道具、単なる欲望の処理相手としか見ていないつもりで、自分の中の彼への愛から目をそむけ続け、ミンを失って初めてそれに気づき、絶望するわけよ。劇ではワンは追いつめられて自害するんだけど、ただ追いつめられただけでなく、この国を手に入れたところでミンを失った今となっては虚しいだけだと気づき、死を求めて戦い続け、カラフに殺されるっつー方のが良いね!やっぱ最期のセリフは「・・・ミン・・・」の一言にしたいですな。カラフにはその声は聞こえず、彼も姫もワンとミンの悲しい愛に気づくことなく、幸福な恋人達は祝福の声に包まれる・・・うわっ悲劇!!たまらん!
 ・・・というわけで、まだチケットあるようなので、興味ある方は是非、腐女子フィルターを最初から装着の上!脳内裏ストーリーでワンとミンの悲恋を観に行ってください!拷問シーンのミンとワンのエロエロオーラは一見の価値ありです!


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