蒸気機関車 C58のHP
蒸気機関車 C58
〔C58〕
■C58とは
日本国有鉄道の前身である鉄道省が1938年から1947年
まで製造した、ローカル線用の客貨兼用過熱式テンダー式蒸気
機関車である。
8620形と9600形の共通の後継機として設計された。
■構造
国鉄のテンダー式蒸気機関車では唯一のプレーリー形軸配列
を採用している。
形態的には、煙室上部の煙突の前に給水暖め器を設置して
D51量産型に類似している。
国鉄の蒸気機関車としては、初めて密閉型の運転室が採用
された。
戦後製造分は、ボイラーの缶水容量や船底台車のテンダー
を採用している。
■C58の製造所
汽車会社・川崎車両
■主な仕様
・軸配置:1C1
・動輪径:1,520mm
・全 長:18,275mm
・全 高:3,900mm
・テンダ含重量:100,20t
・ボイラ:過熱蒸気式
・ボイラ圧力:16,0kg/cm2
・火格子面積:2,15m2
・気筒数:単式2気筒
・気筒寸法:480mm×610mm
・弁装置:ワルシャート式
・シリンダ引張力:12,570kg
・出 力:2,163PS
・単独ブレーキ:空気ブレーキ
・列車ブレーキ:自動空気ブレーキ