蒸気機関車 C61のHP
蒸気機関車 C61
〔C61〕
■C61とは
日本国有鉄道が1947年に製造された急行旅客用
テンダー式蒸気機関車である。
■背景
戦後、旅客輸送需要が急増し、戦時中製造がストップ
していた旅客機関車が急激に不足したため、追加製造
を決定したがGHQからの許可得られず新造ができな
かった為、機関車不足解消のため、余剰となったD51
形を旅客機に転用改造したもの。
■C61の製造所
三菱重工業・日本車両
■構造の特徴
・本形式はD51形の改造名義であるが、流用はボイラーと
一部部品のみ。
・走行部はC57形をベースに設計
・軸配置はハドソン
・メカニカルストーカを採用
■主な仕様
・動輪径:1,750mm
・全 長:21,475mm
・全 高:3,980mm
・最大軸重:13,70t
・総重量:79,46t
・テンダ重量:48,44t
・ボイラ:過熱蒸気式
・ボイラ圧力:15kg/cm2
・火格子面積:3,27m2
・気筒数:単式2気筒
・気筒寸法:500mm×660mm
・出力:1,777PS
・引張力:12,020kg
・弁装置:ワルシャート式
・単独ブレーキ:空気ブレーキ
・列車ブレーキ:自動空気ブレーキ