科学博物館といえば、昨年の暮から愛地球博の長久手日本館のシアター（地球の部屋）が、移設されて公開されているので、是非行きたいと思っていたのですが、「ぐるっとパス」のある今のチャンスに行くとしました。
通常は17時閉館ですが、金曜日は20時まで延長されているので、それを狙ってきました。
一般的に夜間は空いているので結構お勧めです
入口の様子です。D51型蒸気機関車が保存されています。
手前は特別展「インカ・マヤ・アステカ文明展」の入口ですが、今回は常設展が目当てなので奥の通常の入口から入ります。
愛地球博から来たシアターはこちらでは「シアター３６０」として公開されています。
ちなみに私は長久手日本館には入ってないので、今回がはじめてです。
ほぼ10分毎に上映・定員は60名目安とのことです。
これが「地球の部屋」ことシアター360の外観。
大きすぎて写真に入りきれないです
愛地球博の映像3種類と科学博物館で製作した映像2種類から2ヶ月交替で各1種類ずつ上映しています。
今回は万博が「青の輝き」科学博物館は「マントルと地球の変動」でした。
各4分程度なので合計で8分間の上映です。
球体の中心部分に橋がかかっていて、橋の上から映像を鑑賞するスタイル（立見です）ですが、球体の内側、360度上下左右前後ろに映像が放映されるので前を見ていると後ろの映像が見えないので1回では全部見切れないです
映像自体は「万博」の方は、イメージ映像のような雰囲気、マントルの方は科学博物館らしい内容でナレーション入りで、大陸移動や地面の奥深く・地球中心付近のマントルの動きが解説されています。
さてシアターを見終わった後は通常の展示を見学することにします。
地球館（新館）と日本館（本館）の2つがあるのですが、この時点で既に18時だったので余り時間もなく、地球館→シアターもう1回→日本館の順で駆け足での見学です。
（地球館の展示内容から）
日立製で1964年から稼動した国鉄の初代の座席予約システム（マルス）。
右下は江戸時代末期にからくり儀右衛門が考えた蒸気機関車模型
（日本館の展示内容から）
日本で最も有名な犬である秋田犬の「ハチ公」（手前）と樺太犬の「ジロ」（右奥）です。
ハチ公は思っていたよりも大きくてビックリです。私だったら背中に乗れそうなぐらいな大きさです。
もし私がご主人だったら、背中に乗って送ってもらってたりして
日本館内部の吹き抜け。
昭和5年に建築された由緒ある建物だそうですが、改修されて綺麗に手入れされているので展示室も含めて古さを全く感じません。
案内パンフレット
右はシアター360の案内パンフレット
入場料は大人600円（常設展はぐるっとパス対象）ですが、1年間有効の1000円の「リピーターパス」や4000円の「友の会」など定期券制度も充実しています。
近場の人は羨ましいですね～
ミュージアムショップ前では「科博を持ち帰ろう」と題してカプセルフィギュアが売られていました。
1個300円で全9種類。
試しに２つ買ってみたら「秋田犬」と「フタバスズキリュウ復元像」が出てきました。
フタバスズキリュウの方は、台座と本体をつなぐ部品がなぜか穴よりも小さく、接着剤でも使わないと固定できないので要注意です。
しかも透明な部品なので目を離すと紛失しそうで・・たまたま不良品なのかもですが。
こういうのを沢山集めて、ガラスケースとかに綺麗に展示したら、自宅でミニ博物館が出来そう＾＾
（写真右下）博物館らしく解説カードが付属しています
今回は時間がなく駆け足での訪問でしたが、内容はとても充実していてじっくり見るなら1日かけるか、リピーターパスなどを買って数回に分けて見学した方が良いぐらいですね。
とはいえ、展示自体、昔ながら博物館というイメージとは全く異なり、配置が工夫されていて展示室を散策するだけで楽しめて勉強になるので、デートとかでもお勧めです
丁度来月8月からはシアター360の映像も交替されるのでまた行きたいですね。
館内の撮影は、商用目的でなければ特に禁止と謳われている場所以外はOKだそうです。
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国立科学博物館
http://www.kahaku.go.jp/
シアター360
http://www.kahaku.go.jp/news/2006/theater360/index.html
訪問日 7月27日
07/7/30UP
