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相鉄バス・綾瀬車庫→大和駅線に乗ったよ(綾72系統)

さて今回は相鉄バスのレア路線、綾瀬車庫~大和駅線に乗ってみることにします。
この路線1日3本程度の本数が極めて少ない路線ですが、大和駅では珍しい相鉄バスの大和駅~ニュータウン南瀬谷線のバスの綾瀬車庫への入出庫回送の一部の営業運転したというレア路線です。



まずは綾瀬車庫にやってきます
綾瀬車庫は入出庫便の他に海老名駅~綾瀬市役所のバスが20分に1本程度停車。更に東名綾瀬バス停から徒歩10分弱なので東名高速バスで来ることもできますね。東名綾瀬バス停からなら次の綾瀬中原バス停の方が近いかも



綾瀬車庫のバス停のうち、海老名駅~綾瀬市役所の路線とは別に1本立っていてこちらが車庫始発の富士塚経由海老名駅行と相模大塚・大和駅行きのバス停。表面のパネルの汚れか傷が酷いのか見づらいですね。



海老名行は前払い区間式、相模大塚・大和駅行は後払いだそうで・・



この路線は綾72系統を名乗っていて、大和駅行きの他に区間便の相模大塚駅南口行きも。相模大塚駅行きはそこそこ本数がありますが大和駅行きは3本のみ。
相模大塚駅行きも南林間駅~相模大塚駅や海老名駅~相模大塚駅線の入出庫便なんでしょうね。

1日3本の大和駅行きのうち、今回は平日の最終便13時7分発に乗るとします



運賃は大和駅まで360円、相模大塚駅290円。結構いい値段しますが、相模大塚駅まで4.75km・大和駅まで距離にして6.97kmあるのでまぁ・・。ちなみに神奈中の県央地区運賃だと愛甲石田駅~伊勢原駅北口が5.8kmで240円なので、神奈中に較べると結構高いですね



発車時刻少し前に車庫から出てきたバスがやってきました。
ここから乗車したのは私一人だけ。



この手の路線は終点まで乗客が自分一人だけというのもあるあるなイメージですが、意外にも途中で乗車があり、相模大塚駅までに5人。相模大塚駅で一人おりて終点大和駅まで乗った人は4人。回送便の営業運転として考えると御の字ですね。
綾瀬車庫を出てしばらくは幹線道路沿いの工場や倉庫地帯のような場所を走りますが、よく見ると後ろ側には住宅街が控えていますね。



「飛行場正門」バス停附近で厚木基地のゲート前を通過



相模大塚駅から基地への引き込み線跡の踏切も通過。この用地は返還が決まったようですね

以前の柿生駅を彷彿させる大型バスが入るには狭い取付道路を入ってこれまた狭い相模大塚駅南口に停車。南林間駅行きの「やまとんGO」バスの発着する北側とは反対側ですね



さてここからが1日3本の綾瀬車庫→大和駅のバスの単独区間。なんと相模大塚駅の次は大和駅
距離にして2.35km(相鉄バス公式サイトの表示による)
時刻表では綾瀬車庫が13時7分、相模大塚駅が13時21分、大和駅が13時35分着。



相模大塚駅を出て県道40号線少し走ると、基地敷地に囲まれた区間に
相模大塚と大和の間にこんな場所があったなんて・・と意外に思えてくる景色ですね



右側は正に厚木基地の飛行場。遠くに飛行機の姿も見れます。
この辺りは丁度滑走路の端。左側の相鉄の線路は掘割状の区間を走ります。滑走路を行き過ぎた飛行機が電車に衝突する事故を防ぐために相鉄の線路がトンネルになっているのは有名ですが、こちらの県道は地上のまま。

滑走路の延長線上にあるトンネルの先には、ヤマトンの泉の森に繋がるふれあいの森。緑豊かな公園や森が残る大和市ですが、基地に隣接した騒音緩衝や住宅地に向かないという裏の事情も見え隠れします



基地区間を過ぎるとすぐに大和駅周辺の繁華街。徳洲会病院の横を通って大和駅までもう少し
向こうからニュータウン南瀬谷から来た仲間の相鉄バスの姿が



ヤマトンのバスの後を追いながら13時33分に大和駅に到着



大和駅に到着すると乗客を降ろしてすぐにニュータウン南瀬谷行に。
後ろには先ほどのニュータウン南瀬谷から来たバスが交代で綾瀬車庫行きになって入れ替わり
大和駅~ニュータウン南瀬谷間は約15分で毎時3本なので、日中は2台でまわしてるんでしょうね。

私はこの後、図書館のあるシリウスに行きたかったので、ダメ元で「天満宮(大和駅の次のバス停)に行きたいけど、大和駅から別料金になりますかね?」と聞いたらやはりそうだと・・。歩いていくことにします



大和駅のバス停は小田急口改札近く。ニュータウン南瀬谷行と綾瀬車庫行で同じ場所です。

大和駅は神奈中バスが多くて相鉄バスはこの路線だけ。以前はなんと引地台公園行とかもあったそうですが・・。
ちなみに今年(2018年)の大和市民祭りのシャトルバスは大和駅~引地台公園入口~桜が丘駅で運転されなんと相鉄バスが動員されてました。

ニュータウン南瀬谷行は平日朝は7・8時台が毎時5本、夕方17~19時台が毎時4本。かなりの本数を綾瀬車庫と回送でやり取りしてそうですが・・一方で営業運転される綾瀬車庫行きは1日3本、平日は9時25分、11時53分、13時45分の3本だけ。

昨今、路線バスの乗務員不足や乗客減による苦境の話がよく聞かれますが、その中で1日の運行の中で回送距離が多くて非効率なことへの指摘の声もあります。
大和駅~ニュータウン南瀬谷の片道3.8kmぐらいの路線の為に綾瀬車庫から大和駅まで約7km回送しているのも非効率といえば非効率ですが、その中で殆どの便が回送で運行されているのはなお非効率すぎるなと思います。

大和駅は相鉄線と小田急江ノ島線が交差してこの辺りでは拠点の駅、それこそ入出庫を全便営業運転すれば綾瀬市民には便利になるし、大和駅出るのが便利になれば大和市にもメリットがあるのに。と思います。
どのみち回送で走るぐらいなら一人でも乗れば金になるわけで。こういったのも路線バスの構造的問題の一つなのでしょうけど・・

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2018/5/30 00:43(JST)
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