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その2】宇都宮ライトラインに乗ったよ(2023/9/2)


さて宇都宮ライトラインに乗車して終点の芳賀・高根沢工業団地駅にやってきました。



宇都宮駅からここまで14.5kmで400円。JRの幹線運賃なら240円、東武鉄道で270円、伊豆箱根鉄道で440円、真岡鉄道で480円、東葉高速鉄道で640円と、都市鉄道としては安くはない地方鉄道としては安めな運賃ですが、宇都宮駅から2つ手前の芳賀町工業団地管理センター(芳賀バスターミナル)までのバス運賃は740円なので、既存の並行路線バスに較べれば大幅に安くてインパクトがある値段です。
この運賃は上下分離すとすることで実現したという話ですが、ありがちな「既存バスに較べて便利になるからいいよね?」とばりに既存路線バスより少し高めの運賃になる事業者の都合だけで設定された運賃設定に較べると戦略的で破壊力のある運賃とも言えます。

また宇都宮駅からこの芳賀高根沢工業団地駅近くのホンダの工場へは送迎バスが多数運行されていたのをLRTに切り替えることで渋滞対策としているよう。

ちなみに宇都宮市では補助金を出してICカード・トトラを利用すると昼間の市内区間のバス運賃を上限400円にする制度も導入するなど、LRTの恩恵を受けない地区もフォローしているよう。宇都宮市はこのライトラインをはじめ「公共交通は民間営利事業者の商売道具」という既存のスキームにメスを入れた「交通社会社会主義」に踏み出しているかのよう。



ここでちょうどよく停車しているので車両を真横から撮影してみます。
こちらは宇都宮駅側の先頭車(宇都宮駅に向かって右側面)



中間車



芳賀・高根沢工業団地側の先頭車

車輪の上になるスペースを利用してボックスシートを配置しているのがなんとなくわかります。車両構造やドア配置としては福井のF1000形に近い印象ですね。
宇都宮ライトラインは既存の路面電車との直通を考える必要がない全くの新設路線。特殊な機構で高価になる低床車両ではなく、香港や世田谷線、荒川線などのような高床車でもよかったようにも思います。
ホームが高い分ホームへのスロープが長くなってしまいますが、特殊な機構が必要なく収容力も増やせるのはメリットだと思いますが・・。



走行シーンを撮影
ポイントの横の部分は車が入れないよう?に背が低いポールが建っていますね。


この芳賀・高根沢工業団地駅の横、工場とは反対側には通勤車用の駐車場が広がっています。この駐車場の敷地を使えばコンビニとか出店できそう??


駅は駐車場側と工場側を結ぶ幅が広い歩道橋から階段で直結しているほかに押しボタン式の信号の横断歩道でも渡れるようになっています。


歩道橋から宇都宮駅側を望んだところ。この写真に3列車写ってますね

さて14時20分発の宇都宮駅東口行きの電車に乗って次に向かいます。
10分強ほど乗って工業団地エリアを抜けて住宅地に入ってすぐのゆいの杜東駅で下車します


ここまで10分弱。運賃は150円です


2023/9/11 15:38(JST)

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