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天竜浜名湖鉄道の貸切列車に乗ったよ(前編)

金曜日だけどゴールデンウィーク中で祝日の5月4日、ひかり通信編集部の天竜浜名湖鉄道での貸切列車運転に誘われて天竜浜名湖鉄道に行ってきました。

私がひかり通信編集部の貸切列車運転に参加するのは2009年5月のいすみ鉄道以来の3年ぶりです。
この間にも秋田内陸縦貫鉄道や京都の京福電鉄等での貸切運転会もありましたが、申し訳ないことに私は不参加でした。

天竜浜名湖鉄道が舞台の今回は掛川集合で新所原解散。JR東海の休日乗り放題きっぷを使っていくことに。



ということで5月4日の朝、出発するとします。
御殿場線の国府津発の下り初電に乗れば沼津から静岡まで373系の普通列車に乗れます。
これで掛川に早めに着いた分、掛川城の見物をするのも良いのですが・・・、前日に他用があって寝るのが遅かったことなどもあって、掛川城見学は次の機会に。7時代の下り御殿場線に乗って出かけるとします。

御殿場線は313系N編成の3両。早い時間ですが行楽客も多く意外に乗っています。
座れませんでしたが、駿河小山で降りる人がそこそこいて座れました。

この列車、以前は2両編成だったことがあり、行楽客が多い時期に松田で積み残しを出したことがあるとか聞く問題が多い列車です。また途中無人駅での精算にとまどり5~10分遅れることも。
今回は駿河小山で6分遅れでしたが、御殿場で8分停車だったので定時に。



沼津駅近くの留置線には371系が留置されていました。
この辺り以前に来たことがあったような・・・・

ということで沼津駅に到着。この列車は「折り返し国府津行になります」との案内が。
本来は御殿場行、御殿場でワンマン2両の国府津行に乗換えのはずなんですが・・・
ようやくJR東海の貧弱な学習能力を発揮して、この日は御殿場~国府津間で増結したようですね。


さて私は8時42分発の東海道線の浜松行に乗換え。
211系3+3両というトイレなし最悪編成
熱海方面からの列車よりも御殿場線線が先に着いたので楽に座れました。



この写真は掛川駅にて。211系LL14編成
113系置換えの時に名古屋地区東海道線から来た編成。
御殿場線の国府津口で是非撮りたいんだけどなかなか遭遇しないですね。
115系の置換えが始まった頃に乗ったことはあるんだけど・・・

2006年に113・115系を置き換えた時に、313系2000番台車の増備+名古屋地区東海道線の211系を全編成静岡に転属の形で置き換え。
転属分・元から静岡配置の車両共に211系は全編成トイレ無しなので編成数比でのトイレ設置率は悪化。ただ313系と連結出来るので多少は・・という状況。

静岡地区用一般車両は御殿場身延線のワンマン用V編成を除き、完全ロングシート化されたのは周知の事実です。
巷では平均乗車距離云々の声も聞かれますが、快速系統のフィード列車である名古屋地区普通列車が完全クロスシート化・中央線名古屋口も新車はクロスシート車を入れていることから乗車距離云々ではないと思います。

名古屋地区の快速系6両化などの煽りで静岡地区は減車により車両数は減少に。
その中で特にイベント時や高校の下校時間の変更など急な多客時などイザという時に、増結無しで出来るだけ詰め込めるように。ということでロングシート車を導入。
3ドアロング車で奥までぎっしり詰めると乗降時間の問題が出てきますが、乗降遅延は諦めて積み残しをあまり出さないようにする為。という方策なんではないかと思います。

新幹線誘導論も聞かれますが、今回3月改正のライナー増発や「静岡お買物きっぷ」の沼津発着設定など沼津~静岡で三島経由新幹線は流石のJR東海も無理を感じたように見えます。


さてさてだいぶ脱線しましたが話を元に戻すと、浜松行きの先頭車両に乗ることに。
座っていると放送が入って後3両は静岡で切り離しと・・・おいおい。前3両じゃなくて良かった。

運転台の時刻表を見たら静岡まで各駅共に最低30秒停車になっているよう。
流石に15秒停車はようやく諦めたのでしょうかね?
悪名高い15秒停車ですが、15秒と30秒だと4駅で1分違うので、それなりの駅数を乗りとおす身には15秒の方が嬉しいというのはあるんですけどね。

折角なので沿線に赤道がないか意識していると、所々特に富士川駅より先辺りにはちょくちょくそれらしきものがある感じです。
また線路横断目的ではなく平行移動目的?かのような「並行赤道」(ととりあえず名づけます)らしきものも。

興津を出て少しのところで警笛を長めに鳴らすのでなにかと思ったら見通しの効かないカーブの先に分かりやすい感じの赤道が・・
今度是非行ってみたいですが、流石に単線の御殿場線ならともかく複線の東海道線では渡るのが怖いですね。

沼津から前夜ほとんど寝れなかったので寝ていくつもりでしたが全然寝れないですね
沼津から1時間45分で掛川に到着です。

集合時間は11時50分でまだ1時間以上あるので昼食の弁当など買物をするとします。



新幹線側の駅舎内(改札外)にはいくつかお店があって、周辺の物産をうる大きなみやげ物店も。
お茶の試飲イベント中。
ここでお土産類や昼のお弁当を買うとします。

前回掛川に来た時はすぐに乗り換えたので、駅内に思ったよりもお店があって驚き
新幹線駅としては地味な印象がありますが、腐っても新幹線停車駅というか中心駅のようですね。



ついでに売店でJR東海版のポケット時刻表を買いました。350円
静岡や名古屋方面に在来線で行こう。という時は便利です。
以前は松田や山北でも売店で買えたんだけど・・・。

買物をしてウロウロしていたら、幹事のせんぱい氏に声をかけられひかり通信編集部の本隊に合流。

お茶を買ってから遅れてホームに入る形になったので改札で「貸切の参加者なんですが・・」と言ったら、
私1人に「ひかり通信編集部さんですね。お待ちしておりました」と丁寧に挨拶されてしまい恐縮な・・・。



掛川駅のお城側(北口)の駅舎は昔ながらの木造駅舎
ここから掛川城へは10分弱だそうで、駅前から見えます。
今回は時間的に無理ですが次回は行ってみたいですね。



掛川駅の看板では貸切列車もPR中

発車時刻の30分以上前に既に入線しているので、早速乗車するとします。



今回の貸切車両はTH9200型(車番もTH9200)というイベント車両「宝くじ号」

ちなみに私が天竜浜名湖鉄道に乗るのは昨年10月以来2度目。
前回は一般車両でした。
詳細はこちらに



先行の一般車両(TH2100型)と並んだところ



車内は転換クロスシート
肘掛横に収納されている小さいテーブルの他に、向かい合わせにしたところに大きいテーブルが設置されています。大きいテーブルは移動式になっていてその時々の依頼に応じて設置するようです。

車体自体は一般車両と同じようで座席と窓割があっていないのはちょっと残念。
今回は参加者が30人弱と座席定員44人より少なく余裕を持って座れました。

一般車両と同じくトイレの設置はありませんが、今回は途中駅で駅見学を兼ねた休憩時間が設定されています。
運行ダイヤとしては掛川12:07→桜木9分停車→原谷5分停車→遠州森10分停車→遠江一宮7分停車→天竜二俣13:13/14:10→宮口10分停車→金指4分停車→西気賀4分停車→三ケ日8分停車→知波田2分停車→新所原15:35
どうもイベント・貸切列車用に設定されている陰スジを使っているようです。



カラオケ(BBサイバーDAM)も用意されている他に、デッキ前部分には液晶モニターがあってカラオケの映像なども流せるようになっています。



運転台の様子。一般車両と同じ雰囲気ですが、特筆すべき点として前回は気が付かなかった右側モニターの上に置かれているリモコンのようなもの。
「出発」「到着」「取消」の3つボタンが付いています。
途中駅の出発時に見ていると、リモコンのボタンを押すと前方の踏切が閉まって信号が赤から青に変る。という仕組み。
リモコンはE022と運用記号のようなものが書かれた皮製のケースに入っていますが、運行ダイヤによってプログラムされている内容に違い(発着番線の違いとか)があるのか気になります。
後で運転士に聞いてみようと思ったものの忘れてしまいました


次回に続く

*赤道
あかみち。歴史的経緯等で踏切ではないものの、関係者でない普通の人の線路横断を鉄道側が黙認している場所。
旧国鉄線で特に地方では結構あるという話。赤道という呼び方は時々聞きますが正式なものなのかは私には不明。
天浜線にもあるのか聞いてみればよかった・・・。

2012/5/6 2:29(JST)

コメント一覧

たれぱんだぁ~
 疑問への回答を頂き、ありがとうございました。「ひかり通信」というのは、地域新聞のようなローカルな媒体でしたか!。一体、何なのか?(何だか怪しそう、笑)と思っていました。後編も見させて頂きましたが、楽しそうでしたね。

 東海道線の赤道は、現場でも困っているようですね。東海道線の場合、運転本数も多いし、貨物列車や臨時列車もあるので、乗務員も相当に気を使うそうです。担当乗務区間の赤道は一通りは把握しているそうですが、見通しの悪い箇所もあり、危険ですよね。御殿場線は本数こそ少ないですが、遅れが常習化していると、ダイヤが分かっていても、いざ渡るとなると怖いですよね。

 「赤道」というのは、旧国鉄の用語だったようで、そのままJRには引き継がれているようですが、箱根登山鉄道を等、他の私鉄の場合には何と言うのでしょうね?。何でも、私鉄では会社によっては「赤道」のような箇所をフェンスで通れなくしているところもあるそうです。JRは今のところ、黙認のようですが。

 「赤道」と「第4種踏切」との区別ですが、私の個人的認識ではJRの場合、警報機や遮断機のない踏切で踏み板があれば「第4種踏切」、踏み板がなければ「赤道」だったと思いますが。

 道路の赤道は、公図を見ないとわからないと思います。見る機会があれば、調べてみてもいいか知れませんが、かなりの数があるとか(把握しきれない程とか)。

 371系は、今でも休車になっていないようで(構内を時々動いていますからね)、稼働中の車両と同様に定期的な検査も行なわれているようです。今、ダイ回前に最後の371系運用RSE代走のあった2/22から、次の交検の周期(90日に1回)になっていて、静岡に交検に行っています。そろそろ改造工事の入場する頃だと思いますが、交検後、今週末に、また沼津に戻って来て、留置だそうです。どのように改造されるか、楽しみでもありますね。DDを外すとか外さないとか、短編成かするかとかしないとか、色々噂があるようですが。ただ、7両のままでは長過ぎるのかも知れませんね。
きよぴ
http://yaplog.jp/kiyop/
ということで天浜線の貸切列車に誘われて出かけてきました。
ひかり通信というのは愛知県在住の幹事のせんぱい氏が中心に発行している
地域新聞のようなものなのです。
その関係者や読者参加の貸切運転ということで、参加メンバーは家族連れ中心で
和気藹々な雰囲気の貸切運転でした。

道路の赤道については初耳でした。
私の家の辺りは田舎なので探せばあるかもですね。

鉄道の赤道は実際のところ危険なのは事実ですよね。
複線の東海道線はもとより、単線で概ねダイヤが頭に入っているような御殿場線でも、
赤道の直前横断で急ブレーキをかけたり、警笛を鳴らしたりというのは、
そう珍しいことではないので。
私としては371系・RSE車引退前の沿線撮影の際に赤道にはお世話になりましたが・・。

警報機・遮断機なしの第4種踏切は要は赤道と一緒ですが、
統計上で第4種踏切が沢山存在するとごにょごにょとか事情もありそうな・・・。

この辺りでは箱根登山鉄道の湯本より先の区間で「列車に注意」(だったかな?)
みたいな柱が立っているだけの4種踏切なのか赤道なのか・・を見かけるので、
機会があれば見に行きたいなと思っています。

それにしても371系は改造後はどんな姿になるのか・・・
たれぱんだぁ~
 371系とも久しぶりの再会でしたね。あさぎり最終運用の翌日、3/17の朝に静岡から回送され、そのまま疎開されているそうです。それ以後、この沼津運輸区の構内と時々動いているらしく、留置されてる場所が時々変わっているとか。いつになったら、改造工事も始まるのでしょうかね。もう「あさぎり」で走る事もないでしょうから。

 それにしても、相変わらず、東海の在来線は......という状況ですね。トイレなしの長距離運用、それがあるので、運用チェックは欠かせないです。

 蒲原~由比~興津付近は、元々、地形的に平坦部の幅が狭くて、その狭い場所に無理矢理東海道線などを通したので、地元の人しか知らない赤道は結構あると思います。あの付近で、玄関を出たら目の前が東海道線という、赤道を通る以外に選択肢がない、何とも恐ろしいような家もあったような記憶があります。

 天浜線、貸切用の車両に乗られたのですね。あの車両、時々、一般運用にも入る事があります。乗れたら、かなり幸運ですけどね。

 ところで、ご存知かも知れませんが、鉄道だけでなく、道路にも「赤道(あかみち)」があります。田畑のあぜ道ような道路で、「道路法の適用を受けない道」。公図上で赤に着色しているから「赤道(あかみち)」といわれているそうです(「里道」ともいわれています)。

 これと同様に、鉄道上の「赤道(あかみち)」のいう言葉は、国鉄時代に、鉄道図面上に、そのような道を赤線で示していた事が由来といわれています。「赤道(あかみち)」のいう言葉自体が、正式かどうかはわかりませんがJRの部内ではいまだに通じる言葉だそうです。

 JRとしては赤道を、事故防止の観点からは廃止したいのですが、代替道路のないところもあり、代わりに歩道橋や踏切をつけるにも、予算が必要である事から、ほとんど手付かずの状態だそうです。
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