(新)八草きよぴ(kiyop)非公式モリゾー愛ブログだトン

【書籍】近畿日本鉄道完全データDVD BOOK

今回は鉄道書の紹介です。
「近畿日本鉄道完全データDVD BOOK」(メディアックスムック・2011年12月発売)
値段はなんと2400円とお高いですが・・・・
たまたま検索していたら楽天ブックスでバーゲン本として半額の1200円で売っているのを発見
定価の2400円だとなかなか手が出づらいですが、半額となれば・・・

この間、名古屋旅行の際に近鉄名古屋線に乗ったので、
この機会に近鉄についても色々掘り下げてみようと思い買いました



A4サイズ128ページの本誌とDVD2枚組のセットという構成



DVDの収録内容は
特急列車からの前面展望(賢島~大阪難波)・五位堂検車区案内・懐かしの近鉄線風景
1枚目が賢島~八木間・2枚目が八木~難波間とその他という内容



前面展望動画は、この間乗った名古屋線系統ではなく大阪線ですが、志摩半島や青山峠越えなど見どころもありそう。市販品だとこれだけで数千円したりするので、かなりお得なのカナ?



更におまけとして全線全駅データ付大判ポスターサイズ路線図



本文としては

車両解説としては「現役特急型車両徹底解剖」として、22600型Aceから16000型(狭軌用)・楽やあおぞらⅡまで紹介されていて、通勤車に較べるとページ数も多く、やはり有名な「近鉄特急」ですね
クラブツーリズム専用車と話題の「しまかぜ」が予想イラストで簡単に紹介されています。

22600型解説ページで座席にコンセントが設置された件は書いてませんが、こういう鉄道書に「乗客向けコンセントを設置した」と書いてくれないと、乗客が使ったら悪いと解釈して「盗電だ」と騒ぐ人もいるので、ちゃんと明記してくれないと困りますね(爆笑)まぁこれは冗談ですが

通勤型車両の解説はページ数が少なめですが、5200系・5209・5211系が「5200系(5209・5211系含む)」のようにまとめられて、形式の細分化で有名な近鉄通勤車ですがある程度イメージしやすくなっています。

ただ残念なのは、特急型・通勤型ともに編成表が掲載されていないこと。本文の車両概説がいかんせん字数に限りがあるので、編成表が付いていてれば、どういう構成でどのくらいの両数がいるのか?というのが一目瞭然で分かりやすいのですが。


歴史に関しては車両面では「懐かしの名車両」として、過去の主要な形式が解説されています。
私鉄車両史に載る一時代を築いたという話の2200系・2227系は他の形式よりも多めの字数で紹介されていますね掲載写真は1962年に撮影された名古屋線急行列車の写真は3ドアで中間ドアも片開きドア。

鉄道の先生が若きころに2200系の急行時代(1960年代終わりごろ?)によく乗った。という話を前に書きましたが、当時は3ドア改造後。青山峠では老朽化で隙間風がしたものの、性能は良かった。そうで・・。

2200系(新2227系)は1981年に全廃されたと書いてありますが、思ったよりも近年まで残っていたようで、ちょっとビックりですね。どのみち1981年だと私が見ることも乗ることも無理なことには変わりありませんが。
過去の車両としては他に私が好きな6431系も登場時の写真付で紹介されています。


近鉄の生い立ちとしては「近畿日本鉄道ヒストリー」で、生い立ちや路線網の拡充期から戦後期、近年の東大阪線や阪神直通までの流れが年表付きで紹介されています。


また、76ページに大和西大寺駅と伊勢中川駅が2大ジャンクションとして配線略図付きで紹介されています。



DVDの方は
やはり注目の賢島~難波の前面展望動画

近鉄のフラッグシップのアーバンライナールートではなく伊勢方面から大阪なのは、伊勢神宮や鳥羽・志摩など観光名所が多いからカナ?



志摩線区間は志摩半島を縦断といっても海が見えたり。ということもなく予想外に単調。
単線区間は3駅間ほどと意外に少ないです。志摩線は志摩スペイン村対策で整備されたそうなので、その時に複線化されたのカナ?



これは鳥羽駅。2面4線駅ですが線路ごとに鳥羽線か志摩線か分かれているようで

伊勢中川の大阪線~名古屋線の連絡線もちゃんと分かりました。

大阪線区間は山線というだけあってトンネルも多く山越え区間に。青山トンネルを越えて名張辺りから拓けてきたかと思いきや、その後桜井辺りまでは結構深そうな山の中を走行。更に八木を過ぎても関屋~大阪教育大駅辺りもまた山越えの雰囲気。

山越え区間とはいえ結構速度は出ているようで、制限110のように3桁の速度制限の区間もちらほら。ただ名張で乗務員が交替した後は信号や制限の喚呼が良く聞こえないのが残念です

撮影列車は8両編成で八木で前4両京都行と後4両難波行に分割。分割シーンも簡単に収録されています。



難波駅への到着シーン
隣りのアーバンライナーの後になんと別の特急車両が

残念なのが撮影日や撮影列車の詳細が明記されていないこと。
撮影日が分かると後々その時点の記録ということで資料価値が出てくるのですが・・

五位堂検車区見学のコーナー
7日間かけて行われるという全般検査の様子を収録
車体を吊り上げて移動するシーン、台車などを分解整備するシーン、塗装シーンなど。
分解しているシーンを見ていると、分解した部品がどの車両のものだったのか組み立てる時に分からなくなったりしないのかな?とか思えてきますね。

懐かしの近鉄線の風景
88~89年頃の沿線から撮影した走行風景。
680型鮮魚列車・生駒線の2ドアの前面非貫通車・養老線440系・北勢線旧型車など明らかに古さを感じる車両のシーンが注目かなと。養老線なら420・430系の列車も登場させて欲しかった。
文末の告知によれば、出版社では収録用に大手私鉄各社の懐かしの映像を募集しているそうで



近鉄はいかんせん規模が大きく、特によそ者には路線の位置関係や運行形態、車両状況などつかみ所が無いというか良く分からない部分が多いです。そういう中でまずは入門~初級として大まかな概要を掴むには良いかと思います。ダイヤ面など運転面はほとんど紹介されていないのはちょっと残念ですが・・・

付録DVDの前面展望動画も、単体で買うとなると結構いい値段するので、DVD狙いで買うのも一案かも?


近鉄特急はアーバンライナーなど過去に乗ったことがありますが、改めてまた乗りたいですね。
名古屋~難波はチケットショップで割安な券が売られているので・・。
次ぎ乗るなら、中川乗継とかで乗ってみたいですね
ついでに松阪~宇治山田とか伊勢市~鳥羽とか微妙な区間で特急に乗りやすいように
300円区間の特急料金を設定して欲しいけど


*****

現時点でまだ楽天ブックスで半額1200円で売っている模様です。
買われる方はから買ってもらえると嬉しいです。

【バーゲン本】近畿日本鉄道完全データDVD BOOK

他に同じシリーズの京成や西武も半額になっているようです


2013/2/27 22:46(JST)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「鉄道関係のその他の話題(railway)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事