さて海遊号を祝町バス停で降りてから20分ほど歩いて、ようやく那珂湊駅に到着です。
しか～し、次に乗る阿字ヶ浦行の列車は14時9分発が行ったばかり、次の14時56分発まで約40分待ちです。
勝田～那珂湊～阿字ヶ浦間の路線は、前回訪問時は「茨城交通（湊線）」と称していましたが、茨城交通グループの経営危機により、銀行から債務放棄を受けるなどする関連で、茨城交通側から廃止が提示。存続の危機となったものの、地元ひたちなか市の支援により第3セクターとして、2008年3月から「ひたちなか海浜鉄道」として再スタートしました。
湊線は子供の頃にパパと訪れて、今は廃車となったキハ11に乗車したり那珂湊駅構内で開催されていたイベントで旧式のディーゼル機関車の運転したりと思い出深い路線です。
数年前に地元在住の友人から
「茨城交通側から2年後の廃止が提示されたらしい」
という第一報を聞いた時は、「なんとかならないものか・・」と思いましたが、分社し第3セクターとして再出発する事が出来て一応は一安心です。
茨城交通時代の湊線は「黒字」ではなかったようですが「大赤字」というものでもなかったと聞きます。分社化による帳簿上の収支改善も期待できます。しかしやはり根本的に乗客増に向けて身軽になった新会社として積極的に攻めて欲しいものです。
40分待ちの間に昼食を・・・という事で、駅前の食堂でラーメンを注文。
500円でした。
店内には「乗り鉄お勧めの店」と書かれた、横見浩彦氏と木村裕子氏のサインが掲げられていました。
この手の個人経営の飲食店には芸能人のサインが掲げられているのを見かけますが、このサインは店の人が頼んでいるのか？とか色紙は店に常備してあるのか？と友人と話題になったことがあります。
事前に取材のアポを取っているであろう、グルメ番組のようなものはともかくそれ以外の場合は
例えば
タレント側が
「私は芸能人の八草きよぴだが、サインを書くので店に展示しておいてくれたまえ」（と手持ちの色紙を取り出して書く）
のような感じなのか
店の人が
「あなたはもしは、歌手の大塚愛さんですか・・！ぜひこれにサインをお願いします」
のように頼んでいるのか・・？
店の人が頼むなら色紙は店に常備しているのか？？
案外実は芸能人が店に来たらコンビニに買いに走っているのか・・・
「ゆっくり作って時間を稼ぐから、急いで色紙を買ってくるんだ」とかあったり？？
と色々気になるものです。
さてラーメンの昼食を食べた後、再び駅に戻ります。
窓口では各種グッツを売っている様子。
夕方2度目に来た時気づいたのですが、古犬釘（1本100円）やサボ（8000円ぐらい）・戸棚など鉄道用品も売っていました。
ここで1日乗車券（800円）を購入
通常運賃だと那珂湊→阿字ヶ浦で260円・阿字ヶ浦→勝田で570円とこれだけで830円になるので1日券が断然お得です。
通常は土日・祝日のみの発売との事ですが、ひたちなか海浜鉄道の公式サイトによると「土休日と9月15日までの毎日」と夏休み期間は毎日使える模様。
しかし、上野駅でもらったＪＲの「小さな旅・いばらぎ」のパンフレットでは、1日券は
「夏休み期間の土休日限定」
と書かれていて、今日（18日月曜日）は本当に使えるのか少し心配になり、行きの常磐線の車内からモバイルで再度公式サイトを確認すると、やはり大丈夫そう。
こういう場合は「公式サイトの方が正しいはず」
と思っていたものの、駅にはグッツの案内はあるものの1日乗車券に関する案内は見当たらず、本当に買えるのか少し心配になりましたが、何の問題もなく普通に買う事が出来ました。
（湊線の1日券が無理なら、しおさい散策フリーきっぷを水戸で買うつもりだったので尚更不安でした）
那珂湊の駅構内には運用についていない気動車がたむろっています。
奥の方には、見た目がかなりボロい鹿島臨海鉄道から来たキハ20タイプの車両（部品取り用らしい）やΨケハΨの車体が光っています。
この日は新型車が各1両ずつ運用されているので、キハ20タイプの旧型はお休み。
湊線の新型気動車に乗るのは初めてです。
那珂湊から10分強で終点阿字ヶ浦に到着。
ここまで乗ってきた15人ぐらいの大半は折り返しの列車で戻る模様
駅から出た人は私を含め5人ぐらい
歩いて海水浴場まで降りると、思っていたより沢山の人数が海水浴中です。
海に入っている人もいましたが、台風の影響とかで波が高い
海に入るには怖いぐらいです。
一応水着など必要そうなものは準備して来たのですが、途中で遅れを取ってしまい、既に15時過ぎ。
天気も暑いというよりも風が吹いて、カーディガンを着ないと肌寒いぐらいぐらいです。
波も高くて怖いので、海水浴に挑戦するのはやめておくことに。
海の家で300円のかき氷を食べて雰囲気だけ楽しむ事にしました。
見た目以上にボリュームがあって食べるのが大変なぐらいです
店の人に
「誰か待っているのかい？」と聞かれて
「いえ～そういうわけでも・・」と答えたら
「またまたぁ・・・」と
ちなみに「こんなに波が高いのはシーズン中でも数日だけ」だそうな。
「ここは観光協会の大きい駐車場があるので、車で来やすいので来る人が多い」との話しでした。
しばらく海辺を散策してから、駅に戻るとします。
＜次回に続く＞
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関東つくば銀行
茨城交通株式会社に対する金融支援による債権放棄に関するお知らせ
http://www.kantotsukuba-bank.co.jp/manage/kaiji/image/060327.pdf
08/8/25 17：37UP
