07年3月九州の旅(その22・ボンバル機CRJ-200に乗る)
2007年05月28日 12時28分31秒
展望デッキから撮影したこれから乗る ボンバルディアCRJ-200型機
手前のマイクロバスはターミナルから飛行機までの西鉄北九タクシーと書かれた連絡バスです。
行きに引き続きボンバル機でこの機種もあれこれトラブルは多いようですが、行く時のQ400型機がなんの問題もなく安心したので特に不安な事もなかったです
セキュリティチェックではなぜか行く時に引き続いて金属探知機が反応してしまいました
靴も調べるようでスリッパに履き替えた上で靴自体は専用の機械でチェックしていました
さて搭乗待合室に入り7~8分前ほどに搭乗口に移動して連絡のマイクロバスに乗ります。
マイクロバス1台に全員が乗って満員になったところでさて発車かと思いきゃ、
運転士が「きちまったな?」と独り言を・・
見ると前方右側からスターフライヤーの黒い飛行機が到着するところ。
空港の規則で進入してくる飛行機の前は横切れない事になっているそうでしばし待つことに・・。
数分ほど待って係員の合図でようやく発車です。
またまたドアについている階段を使って搭乗します。Q400よりも階段が少し急な感じですね(その2の記事)
若干遅れ気味でこの時点で出発時刻の15:35分を少し過ぎてました。
さてさて搭乗したらいよいよ離陸。飛行機が小さいので滑走路の半分も行かないうちに離陸して、あっという間に空港全体が見渡せる高さまで上昇します。
機長のアナウンスが入り簡単な挨拶のあと
「左側は山口宇部空港が見えます」「右側は国東半島です」
という感じで、観光バスのような案内が始ります。
この後、要所要所で名古屋に着くまでアナウンスがあり観光バス気分で本当に楽しかったです。
行く時はずっと雲の上で真っ白で何も見えなかったのは残念ですが、帰りは地図を見るかのように景色を楽しめました。飛行機なので窓が小さく、右側の私の席からは左側の景色が見えないのは残念なのは仕方がないですね。
アテンダントさんから航路図が配布されました。
それによると、北九州空港→松山→高知→潮岬→伊勢→知多半島→小牧・県営名古屋空港と飛ぶ模様。
もしかしたら万博会場も見えるかも?と期待します。
ちなみにドリンクサービスはなかったですが飴をもらいました。
アテンダントさんのサービスがよくて恐縮するぐらいでした
機内は少し小さめの座席が2+2列で並んでいてバスみたいな感じですね。
トイレは後方に1個ついていましたが、座席を1列削ってトイレを設置したような構造なので、これまたバスみたいな飛行機という感じですね。
一つ後ろの元もとの私の席を見てみたら、特に汚れている事はなかったですが、何か拭いたような感じで湿っている感じでした。
JALのサイトによると定員は50人との事ですが、空いていて空席も多く約30人ほどの搭乗です。
この北九州→小牧線は北九州空港が出来たばかりの頃は1日3便だったのが1便になり、JALの経営健全化計画の関係で3月末で運休が決まっています。
予約状況もあまり良くないのか、日程を何回か変更した時も、行きの「松本→福岡線」は「×」の日がちょくちょくあったの、この路線はいつも「○」で空いているようでした。
この便に接続する丁度いいバスが全然なく、メインの小倉駅ルートも私が乗った1時間前着く便しかないので、観光客はともかく出張客などには使いづらかったのではなかろうか。という感じもします。
国東半島や佐多岬半島を眺めながら松山上空から四国を縦断します。
高知上空を通過中。写真は桂浜の辺りです。
3月13日にQ400型機が胴体着陸した高知龍馬空港もこの近くです。
高知といえば岩槻玲ちゃんの故郷
「東京フレンズ」(DVDドラマの第1話)のロケ地はスタッフロールによると香美郡夜須町(2006年3月に合併して香南市)とのことです。
列車だと2002年に開通した「ごめんなはり線」の沿線のようで夏になったら訪れたいものです。
高知上空を飛ぶとは思ってなかったのでチェックしてなくて、夜須町上空の写真は撮れなかったのは残念ですね
志摩半島上空を通過中です。
いよいよ名古屋が近くなり着陸態勢に入ります。
着陸時電子機器使用禁止ということで写真が撮れないのが本当に残念です。
家族が使ってる普通のカメラも持ってくれば良かった・・・
さてさて伊勢湾を渡り知多半島上空に
「左手には中部国際空港・セントレアが見えます」と言う放送が入りますが、残念ながら私の右側席からは見えません。
その代わり名鉄の7社共通フリーキップがあった頃に訪れた、「日間賀島」や「篠島」、航海中の名鉄海上観光船のフェリーを見れました。
矢作川の名鉄三河海線の廃線跡あと更には名鉄線の線路を一部特別車のパノラマスーパーの特急(快特かも)が走っているのが見えたり、所々に点在する大規模な工場が見えたり、
「地図を見ているよう」というよりも本当に「手に取るように」眺められて感動です。
もうずっと窓にかじりつき状態です
「もしかしたらこの方向から小牧空港に入るなら万博会場が見えるかも」といよいよ期待します。
そして豊田市上空。
愛知環状線と名鉄豊田線が距離を置いて併走しているシーンが見えます。いよいよ万博会場がと期待しつつ目を凝らしてみているとついに長久手町・瀬戸市近くに。
瀬戸デジタルタワーが見え万博会場は何処だ何処だ?と探すと大観覧車を発見
モリゾーがグローバルループを歩いているのを発見。見ていたら反対側からキッコロを連れた別のモリゾーが現れ
「やぁやぁ」「すっかり春の陽気になったのう~」
と話しているシーンも心の眼でしっかりと見ました
「左側には名古屋駅のセントラルタワーが見えます」
「右側には瀬戸デジタルタワー・地上波デジタル放送に関係したものと聞いています。
観覧車は万博会場のものです」
というアナウンスもありました。
万博会場が見れた右側の席にしておいて本当に良かったですね。
みるみる高度を落とし名鉄小牧線を越えたらあっという間に小牧・県営名古屋空港に着陸です。
知多半島に入ってから着陸するまでの最後の15分弱ぐらいは本当に楽しかったです。
乗る前は
「行きにボンバル機は乗るから帰りは素直に東京行の飛行機に乗った方が九州で遊べる時間が長く取れるし、名古屋からの帰りの交通費も節約できてよかったかも」
とか思ったりもしてしまいましたが、ところがどっこいこんなに楽しいとは思わなかったです。
名古屋便に乗って本当に良かったです。
東京便に較べて、空港から家までの交通費が6000円ぐらい多くかかっちゃいましたが、その価値も充分にあった、「北九州→小牧」の飛行機の旅でした。
北九州空港ではターミナルから飛行機まではマイクロバスでしたが、小牧では「県営名古屋空港」になってから、新設されたフィンガーコンコースという通路を通って歩いてターミナルまで移動します。
根元付近にはなんと踏切もありました。
小牧空港は、セントレアが出来る前の「名古屋空港」だった時代に1回。とセントレアが出来て小型機専用の「県営名古屋空港」になったばかりの頃に1回と計2回見学に訪れていますが、飛行機で発着するのは初めてです。
さて1レーンしかない小さな荷物受取場で預けた荷物2つを受け取ります。
昔はもっと広い設備だったはずですが、板などで仕切られているようで見る影もないです。
小さくなった空港なので、ゆっくり写真を撮りながら歩いても10分かからないで荷物を受け取って外に出れるのは便利ですね。
(次回に続く)
****
県営名古屋空港
http://www.nagoya-airport-bldg.co.jp/index.html
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