2005年の豊橋鉄道3700形・2006年の上毛電鉄貸切でお世話になった「ひかり通信編集部」のせんぱいさんより、「いすみ鉄道の貸切列車の旅」に誘われたので参加して来ました。
ちなみにいすみ鉄道に乗るのは「07年8月の房総横断のお出かけ」以来。今回で2度目です。
今回の集合は大多喜駅に12時50分。どうやっていくか・・・ですが、
一番に思いつくのは「横浜駅・羽田空港～茂原駅」の高速バスに乗り、上総牛久駅で降りて大多喜方面への連絡バスに乗り換えるルート。これだと横浜から大多喜まで約2時間・2000円。
このルートはまだ乗ったことがないので、今回はこれに・・・としたいところですが、バスの時刻を確認すると
「横浜駅10：15→大多喜12：20」
連休後だし多分大丈夫だと思うものの、大多喜での余裕時間が30分しかなくて不安・・。
かといってその前の便は横浜駅7時発。これは早すぎ
この手の高速バスは一般に地方側の上京（対都市向け）需要を目論んでいるので、逆側から出発だと使いづらい時刻設定が多いのが残念です（常磐道方面の路線とか顕著ですが・・）
列車（JR）利用ならばホリデーパス。
ただ平塚までと茂原から先が別払いになるので、往復で約5000円
今は18きっぷの通用期間外なのが残念な。
行きは列車で帰りは高速バスとかだと面白そうですが、値段面から往復バスか往復列車しか選択肢がない状態。
最終的に「行きの高速バスの時刻のタイミングが悪い」「帰りに少し寄り道するか」が決め手で、JR経由で行くことにしました。
ということで前日、美容室に行ったついでに海老名駅でホリデーパスと平塚までのきっぷを購入。
茂原から先は買っておきませんでした。理由は後で・・・
ちなみに以前あった「スーパーホリデーパス」なら、国府津～平塚・茂原～大原もフリーエリアですが、今回の行程では元が取れない・・・。
最近売ってる「週末日帰りパス」も仮に1人で買えたとしても、割高すぎで意味なし状態です。
スーパーホリデーが3000円だったら価値あるんですが・・・
ちなみに5月3・4日なら、新宿8：04→大原9：53の「快速・お座敷外房号」があったのですが、この日は運転なし・・残念。
さて9日当日。朝5時に起きて支度を・・・。
初電の次の御殿場線で国府津まで出て東海道線に乗り換え。
750円追加してグリーン車に・・というところですが、今回は乗車券が18きっぷじゃないし、どのみち乗り継ぎの関係でグリーン車に乗れるのも千葉までなので、普通車で行くとします。
大船で朝食を・・と思ったんですが、エキナカの店は殆ど閉店。外に行くのも面倒なので、横須賀線上りの千葉行に乗車。
横浜を出た辺りでおやすみモードで途中で数回目が覚めながら稲毛を出れば次は終点の千葉。
列車の速度が落ちていよいよ千葉駅かな？と思ったら、まだ1駅となりの西千葉駅の横を通過するところ。
しかしここで快速線が2方向に分岐して噂の3複線区間（快速線X2＋緩行線）に入り、立体交差の高架橋を渡り千葉駅6番線に到着。
というところで無事に千葉駅まで来ました。
E217系も「走るんです」ならまだ良いですが、先日の鶴見の車両故障のように「閉じ込められるんです」は最悪ですね。
8時54分発の勝浦行に乗り換え。
6両編成ですが、立っている人が結構いて土曜の下りとは思えないほどの混雑。
でも、ボックス席の通路側に空席を見つけ座れて一安心。
蘇我を出ると都市の景色が一転し休耕地というか荒地が広がっていたりな風景に。
10年以上前、今のように開発されていなかった相鉄の海老名～かしわ台を思い出す感じ。
しかし次の鎌取駅近くで新興住宅地やショッピングモールが見えて再び景色が一変。
そんな感じで鎌取・誉田と過ぎ大網に。
千葉を出る時は混み気味だった車内も蘇我と鎌取でだいぶ降り、更にその先の駅でも下車が続き、あっという間に閑散としました。
9時頃なので時間的に近隣のショッピングモールに通勤している人とか結構いるのかも？
大網を出ると景色が急に変化して田園地帯に。
新茂原駅を出たところでまた街中になり茂原に到着です。
いすみ鉄道との乗換駅の大原はまだ先ですが、ここで下車します。
駅構内（改札外）のヴィ・ド・フランスでようやく朝食。
アップルパイとホットの紅茶で441円・・・。なんか微妙
朝セット350円のクーポンでマクドナルドにしようと思ったら、朝メニューやってなかった・・・。
さて次は・・・大多喜行きの都バスに乗るとします。「とバス」じゃなくて「みやこバス」
都バスは路線バスとしては茂原駅から出る2路線だけですが、タクシーや観光バスがメインの結構有名な会社らしいです。
茂原～大多喜のバスがある。ということは前回大多喜を訪問した際に知ったので、今回は乗ったことがないバスに乗ってみることにしました。
発車時刻の10時5分ギリギリにバスが到着。
車内は前1人掛けで後だけ左右両方2人掛け。という都市型仕様の座席配列。
乗客は5人ほど。
ますは茂原の街中を走りますが、「地方のそのエリアでは中心な街」といった雰囲気な感じの街です。
しかし駅を出て15分も走ると、本格的な里山の風景
東京～茂原は70キロ強。小田急でいえば新宿～新松田と同じぐらいの距離。
それで主要駅から15分も入ればのどかな里山。
というのは都会に近くて自然も豊富。というなんとも美味しい、いい環境だなぁ～と思います。
だんだんと山の中に入り山越えになると、PHSは圏外に。
しばらく走り、再びひらけてきて再PHSの電波が入り「ハーブガーデン」なるちょっと気になる施設の横を通りつつ、道路沿いに行灯のようなものが置かれているのが見えると、いよいよ大多喜に。
茂原駅から約40分で大多喜駅に到着。
距離にして20キロ弱ですが運賃は500円。
以前はもっと高かったそうですが、上限運賃制度で500円打ち止めになったようです。
列車だと茂原～大原～大多喜で920円
500円だと列車に較べてだいぶ安いし、長距離でも気軽に乗れますね。
ちなみに通しで乗ったのは私を含め3人。他に途中区間のみ乗った人もいたものの基本的にはガラガラでした。
（都バスに関しては後日別記事で書きます）
この時点でまだ11時前。
集合時間まで2時間近くあるので、少し見物します。
まずは房総中央鉄道館に。
以前来た時は、地震で破損した模型ジオラマの修復作業中で休館していたので、再度の挑戦？？
大多喜といえばお城が有名ですが、前回行っているのでパスします。
入口で200円払い中に入ります。
館内の展示としては小規模ですが、大小あわせて4つ（以上？）のNゲージ鉄道模型レイアウト（ジオラマ）を中心に駅名票・昔のサボや木原線・いすみ鉄道関連の資料などが展示されています。
なぜかついでに、仮面ライダー？の怪獣も展示されていました。
館内の撮影は入口側はOK。奥は肖像権があるので遠慮して・・という話でしたが、肖像的なものはありませんでした
鉄道模型ジオラマを見ていると、自分も欲しくなってきますね・・・。
とはいえ、3～4両編成を走らすレイアウトでも畳1畳ぐらいは必要のようで、置き場所を確保するのが難しい・・・。
路面電車や小型車メインならもっと小さくても大丈夫そうですが、自分で作るものなかなかタイヘンそう・・・でも誰か他の人に作ってもらうのは違うような？
鉄道館の見物の後は早めの昼食を・・・。
街のメインの通りにあるとんかつ屋に入ります。
さっぱりとそばでも・・と思ったのですが、前回は向かいにあるそば屋だったので今回はトンカツに挑戦です。
とんかつ亭有家
ランチとんかつ・720円 ランチとんかつというのは肉が通常より少ない（薄くて）70ｇなんだそうで。
お腹のぐあい的に軽く押えたかったのでちょうど良かったです。
この店がすごいのがメニューの種類が多いこと。
普通のトンカツとしては、「大名（ヒレ）」「家老（ロース）」「旗本（肩ロース）」と3種類あってそれぞれ、松竹梅と肉の量が3種類選べるようになっていました。変わり種メニューも色々あって、明太子入りの「博多とんかつ」や菜の花や竹の子入りの「春限定メニュー」とか色々あってすごい・・・。
まだ11時30分前でしたが、お客さんも多かったです。
食後は商い資料館を見たりしてから、駅に戻るとします。
かわいい和風の小物を売っている店があったり、街の雰囲気もいいのでいすみ鉄道がある限りまた来たいですね。
駅のホームで記念撮影を・・。
＜次回に続く＞
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前回のいすみ鉄道訪問記
「房総半島横断とアクアライン」（07年8月）
09/5/13 7：41UP
