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Tenera e la notte

イタリア語で~夜は優し~という意味です。鳥海浩輔さん中心の雑記帖です♪

ボーダー・ラインⅢで涙する夜

2005-07-31 23:37:52 | 声優さん
昨日と今日は、落ち着いてゆっくりと鳥海さんご出演のCDが聴けました!



う~ん、久しぶりに落ち着いて聴くことが出来たので、今は心身ともに癒されまして、エネルギー補給バッチりと言ったところです


そのエネルギーを分けて下さった鳥海さんは今頃、EGGMANでSTA☆MENのステージをやっていらっしゃる頃です。
きっと今まで1年間のヘロスタ。のことを振り返って、みんなで楽しく談笑されていることでしょう


月一のステージが無くなってしまうのはとても寂しいことですが、あの仕事量を見たらそれも致し方ないことなのかなと思います。
きっとみなさん、1年前より今の方がお仕事がたくさん増えてるだろうし、やはり事務所を通さないプライベートな企画では限界というものもあるでしょうしね。

ただ、STA☆MEN活動に終止符が打たれるという訳ではないようなので、1年に1回くらいは何か企画を立てていただけたら嬉しいですね



「ガッツ戦隊ガットゥーゾ」だけは、企画倒れにならないように、実写映像であれ舞台であれ、いつか日の目を見ることを祈ってます(笑)










【本日の鳥海浩輔さんご出演CDの感想】



 ボーダー・ラインⅢ


待ちに待った「ボーダー・ラインⅠ&Ⅱ」の続きです!


(ボーダーラインⅠ&Ⅱのストーリー)

真面目で仕事も出来てみんなに尊敬もされているが、どうしても他人と一線を引いてしまう性格の<佳也>が、三木眞一郎さん演じる<由利>という一風変わった弁護士に出会い、翻弄されながらも<由利>にだんだん心を開いていくお話。加えて、元同僚刑事の死から、暴力団と警察本部長との癒着をひとりで暴こうとする<佳也>…というストーリーが展開。



Ⅰでは <佳也>と<由利>の出会いが中心。
Ⅱでは <佳也>と<由利>が接近していく様子が中心。
そしてこのⅢでは <佳也>と<由利>の恋愛模様と、<佳也>が暴力団と警察にひとりで立ち向かう様子、そしてその結末が描かれています。



で、感想はと言うと…


もう最高に素晴らしい   エクセレンッ!(笑)


イヤ、ホントに真面目な話、聴きながら泣いちゃいました!



鳥海さん演じる<佳也>がひとり語りするシーンが多いのですが、これがとても切なくて…
鳥海さんが語る台詞のひとつひとつにとても感情が込められていて、聴いていて自然に心が引き摺り込まれていくと言った感じでした。

この作品、ストーリー自体がしっかりしているし、心理描写がとても巧みなので、無理なく物語に入っていけるんでしょうね。



この<佳也>というキャラですが、非常に物静かでとても自分に厳しいというか、人を傷付けることを恐れている人で、それ故、愛する人をトラブルに巻き込みたくない思いから<由利>を受け入れないように自分の心に鍵を掛けているんです。
でも、そのすべてを理解して受け止めてくれる<由利>に、最後には身も心も預けることが出来るようになっていくのですが・・・

またこの結末が、すっごく切なくて…



ネタバレしてもいいですか?(笑)

いつもなら発売すぐのものは書かないんですが、もうどうしても感想が言いたいのっ!
と言う訳で、これからご購入の方はこの先読まないほうがいいですよ~




(ボーダー・ラインⅢのストーリー)


ひとりで暴力団と警察本部長に対峙する<佳也>
警察絡みでは何一つ解決できないと知り、麻薬取引現場を押さえ込み、自ら刑事であることを名乗り組織の会長と警察本部長に電話を掛けて、お互いの中に裏切り者がいることを示唆。
お互いが疑心暗鬼になることで内部崩壊を起こさせようとさせるのですが…

何故そんなにも<佳也>がこの事件に首を突っ込むのか<由利>が問い詰めると、実は自分の母親が麻薬によって身を滅ぼしていて、その血を引く自分もいつか同じような道を辿るかもしれないと言う恐怖と、麻薬によって親しい人が滅する姿をもう見たくないという思いからだということが判明。

しかし最後には暴力団の差し向けた刺客に<佳也>が襲われて…

結局生きながらえたものの、<佳也>はそれ以前の半年間の記憶を失ってしまい、もちろん<由利>のことも記憶から欠如してしまいます。
LASTは事件から2年後、記憶を失った<佳也>と、それを見守る<由利>が、再び顔を合わせて…




文章が稚拙なので、かなり判りづらくてすみません…


<佳也>が<由利>に本当のことを話すシーンの鳥海さんの口調が、とにかく最高に良いんです!
作品のほぼ半分がふたりだけの会話シーンなのですが、とつとつと語る鳥海さんの声が本当に切なくさせてくれるんです

加えて<由利>の台詞がグッとくるものばかりで、男と男の愛(笑)とかではなく、人の気持ちと気持ちが浮き彫りにされている形になっているため、BLが苦手な自分でも全然問題なく、むしろとても心にグッと迫るものが感じられる作品でした。



鳥海さんが「やり遂げた」「精神的にくる」と言っていた意味が、ホントに良く判りますね


これほど人の感情が表に立った作品だと、台詞に気持ちを込めないと薄っぺらなものになってしまうでしょうし、技量のない人ではとてもじゃないけどこなせる作品ではないですから、鳥海さんご自身も演者としてのプライドを掛けて臨まれたんではないかと思います。

しかも鳥海さんが「頑張った」と言うだけあって、本当に期待を裏切らない素晴らしい作品になっていたと思います。



もう、鳥海さん出演の<BEST OF CD>と言い切っていいかもしれません(笑)


かなりクオリティも評価も高い作品で大満足です






あ、ちなみにですね…

冒頭がいきなり鳥海さんの喘ぎ声から始まります(笑)


ホントこの演出にもビックリですよ~
鳥海さんのあまりの艶っぽさに、思わず食べてたクイニーアマンを口から吹き出しちゃいましたから(爆)



そうそう、BLですから当然このようなHシーンもありますが、今回はですね、この作品にとってこのHシーンが重量な役割を果たしているので、全然不自然ではなく、むしろ納得できるものでした。


BLと言えど文芸作品となんら変わりなく自分の中で受け止めることが出来たのも、この作品のレベルの高さ故だと思います







 本日一押しの鳥海さんの台詞



「駄目だ!もう俺に関わらないでくれ!由利を巻き込むなんて耐えられない・・・お前が大切なんだ、失いたくないんだ!お願いだ。頼むからっ、もう…」



<佳也>の追っている事件のことを知り、自分も知ったからには共犯者だから、ことのすべてを教えてくれと懇願する<由利>に対して言った<佳也>の台詞です。


前半、声を張り上げて、最後は泣き出す寸前のしゃがれた声。

今回は全部と言いたいところを我慢して、あえて1箇所選ぶなら、感情の起伏が表現されている台詞が好きなので、このシーンにしました



他にも泣きながら「愛してる」って言う台詞もあるのですが、それに繋がる複線としての台詞の方が心にグッとくるものがあるんですよね。
そういう意味でも、この台詞は<佳也>の心の葛藤が表れているので、今回の一押し台詞に相応しいと思ってます





 番外編



(自室に入ってきた愛猫に優しく一声)  「おいで



猫になりた~いっ!!!!! (笑)


って、ホントこれがまた鳥海さんてば、すごく優しい声で言うんですよ~
あの声で「おいで」って言われたら、そばにいかない猫はいないんじゃないかと思うわ… (でも作中では、由利がいるから猫は逃げてっちゃいますが…)











と言うわけで、今回のこの「ボーダー・ライン」シリーズ。

全編通して、本当に素晴らしい作品になってます。
3部作だからこそ、ここまで素晴らしいものが出来上がったんだと思います



鳥海さん、憔悴するほどの頑張り、本当にお見事でした


ちゃんと鳥海さんが演じた<佳也>の心、伝わってきましたよ








ちなみに、最後は<由利>の記憶を失ってしまった<佳也>が改めて<由利>に出会ったところで終わっていますが、自分はまたこの先<佳也>と<由利>は結ばれると思っています。


だって、記憶を失ったとしても、心は覚えてると思いますから



このまま<佳也>が記憶を取り戻さなくても、ふたりはまた一から恋愛を始めるんじゃないかな。
きっと何度出会っても、結ばれる運命なんだって信じてます。








な~んて、最後に恥ずかしいこと書きましたが、出来ればこの続編にいつかお目に掛かれることを切に願う次第です
















さて、今日は思いっきり感想が書けたので、もう大満足です!
(大満足なのは自分だけだと思いますが…



今日は早めにBLOGに着手したので、まだ日付も変わっていないし、これからまた「ボーダー・ライン」をⅠから聴きなおそうかな(笑)













それにしても、やっぱり相手が自分のことを大切に想ってくれていて、自分も相手を大切に想える関係っていいなぁ~







って…なんだか、すごく人恋しくなってきちゃった…









鳥海さんの声を聴けて嬉しいけど、今夜はちょっと寂しいかも…     














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