奇乃堂

思わず会話するほど困惑

 駅から見える踏切。
 ああ、まだ開かないんだなぁと思ってとことこいく。たどり着いたころ開くかと思っていたら開かなかった。
 しばらく待つと、矢印が変わる。両方行き来したし、開くと思った。
 ぶっと思わず吹く。矢印が反対が向きついたのだ。
 きょろきょろしていると隣のご婦人と目が遭う。マスク姿のご婦人も困惑気味。
「私、ここに住んでいるんだけど、こんなに開かないの初めて。何度と通ったかしら? 四回?」
「私、これは初めてですよ。駅から来て踏切閉まっているときで……」
 会話を交わす我々。
 そして、電車が行き、踏切が開いた。
「良かった」
 とどちらともなく言った。
 なお、他の人達も4本目になった瞬間「えっ?」という動きをしてざわつき、上に伸びをして線路の方を見る人もいたくらいだった。結構レアな状態だったようだ。
 さすがにわたり始めてすぐに警報が鳴り始めることはなかったよ。

今後ともよろしくでございます。

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