次にもう少し細かく関節の中を見ていきましょう。
関節の中の軟骨周辺にはコラーゲンと呼ばれる物質があります。
聞いたことありますよね?
このコラーゲンは実は脂なのです。
脂は温めるとどうなるでしょうか?
例えばフライパンを40℃に温めておいて脂の塊を熱していったらどうなりますか?
そうです。
溶けてきますよね?
これを物理学では「脂質」の「溶解」現象といいます。
では次に関節のまわりの筋肉や滑膜・線維膜といったものは何で出来ているのか?
そうです。
蛋白質ですね?
では、生卵を40℃に温めておいたお湯(温泉)に着けておきましょう。
どうなりますか?
そうです。
温泉卵になりますね。
これを物理学では「蛋白質」の「凝固」といって蛋白質が固まることを意味します。
脂質の溶解・蛋白の凝固は人間の身体でいうと2次的な破壊現象に当たります。
そうです。
2次的に人為的に関節と関節のまわりの構成要素を壊していたことになるわけです。
一般の標準診療では温めると血行が良くなって筋肉が柔らかくなって動きが良くなることになっていますが事実はこのように違うということになります。
なぜこのようなことになるのかといいますと、
その原因:
1⃣:医療を行使する人間、医師、医療者に物理的思考が無い。
2⃣:教科書に書いてあることが一般論で事実のほんの一部だけで構成されている。
などの要因が挙げられます。
全ての人間の体は全て物理の法則に従っていることが判ると今まで見えなかったものが見えてきます。
そうであるのなら、本当は物理の法則に従えば患部を温めると血管の中は熱膨張を起こしてブラウン運動という分子の乱れが起こり血行は悪くなります。
そこへもってきて熱による組織の破壊現象を引き起こしているために事実と全く逆のことが実際の医療の現場で行われていることになります。
良くならなくて当然の結果ともいえます。
最後にマッサージについてはマッサージを受けることで、筋肉が一時、柔らかくなったとしても関節の中の生理的な潤滑が獲得出来なければ、関節の動きが悪い状態でまた筋肉を使うことになって負荷が大きすぎてすぐに壊れることになります。
またはマッサージや指圧の力で筋肉の線維が潰されて壊されている。
これが一般に揉み返しと言われているものです。
以上のことからあなたの体を壊している原因が見えてきたことと思います。
では次にどうすれば治っていくのかについてお話しして行きます。
つづく、、、
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます