きらら介護サービス 榛木正明

代表取締役 榛木正明、(はりきまさあき,
)訪問介護、居宅介護東大阪市足代1-11-16

[二軍]【医療】終末期医療:子どもの意思尊重 小児科学会が指針案作成

2011-01-15 18:54:38 | 未分類
毎日.jp

 日本小児科学会(五十嵐隆会長)の倫理委員会作業部会は、重い病気やけがを抱える子どもの終末期
医療に関する指針案を作成した。子どもの年齢にかかわらず、本人の気持ちや意見を最大限尊重する
ことを原則とし、治療中止や差し控えを検討する事態を認める一方、方針を決める際の留意点や手順を
示している。【永山悦子】

 終末期医療をめぐっては07年に厚生労働省が患者本人の意思決定を基本とする指針を発表したが、
子どものルールはなかった。同学会は会員や一般の意見を聞いた上で年内の正式決定を目指す。

 一般に子どもは本人の意思確認が困難といわれている。指針案は、医師や看護師らの医療者が
子どもに分かりやすく説明し、子どもが自分の気持ちや意見を自由に発言する機会を確保するとともに、
両親(保護者)はその意思を尊重して治療方針を決めることを求めている。

 治療の差し控えや人工呼吸器の取り外しなどの治療中止については、子どもの最善の利益にかなうと
考えられる場合に「提案できる」と明記した。ただし、両親と医療者の納得いくまでの話し合い
▽決定過程への多くの医療者の参加▽判断根拠の書面への記録--などの点検項目を提示した。
さらに虐待の有無について、関係機関と協力して確認する、としている。

 ただし、治療中止・差し控えと判断する基準は、病気や状態が患者で違いが大きいことを背景に、
明記すると機械的な治療中止の判断が起きかねないとの理由で定めなかった。

 同学会は一般の意見を聞くため、2月26日午後1時半、早稲田大井深大記念ホール(東京都新宿区)
で公開討論会を開く。問い合わせは学会事務局(03・3818・XXXX(番号はソース参照))。

 ◇年齢線引き示さず 説明法など現場の裁量に
 富山県射水市の病院で起きた末期患者の人工呼吸器外し問題(09年に医師は不起訴)を受け、
厚生労働省が07年にまとめた終末期医療の指針は、主に大人を対象に検討していた。一方、回復が
見込めないまま、集中治療室にいる子どもがいるのも現実だ。また、08年に国立成育医療センター
(当時)は、家族の同意を得て心肺停止が予想される小児30人の治療中止を実施したと公表。
透明性を確保するルールが必要になっていた。

榛木正明 http://kirara641.web.fc2.com/