きらら介護サービス 榛木正明

代表取締役 榛木正明、(はりきまさあき,
)訪問介護、居宅介護東大阪市足代1-11-16

「潜在ヘルパー」有資格者の79%

2007-06-28 09:56:10 | 未分類
 ホームヘルパー(ヘルパー)資格を保有しているにもかかわらず、訪問介護事業所で働いていない「潜在ホームヘルパー(潜在ヘルパー)」が、資格保有者全体の79%に上ることが、8月20日までに日本総合研究所の調査で分かった。

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 調査は、昨年10月、ヘルパー1-3級のいずれかの資格を保有している18-79歳の全国3000人を対象にインターネット上で実施。全員から回答を得た。

 調査結果によると、訪問介護事業所で訪問介護員またはサービス提供責任者として就労していない潜在ヘルパーは2369人(79.0%)だった。このうち、ヘルパーとして一度も働いたことがない未経験者は1190人(39.7%)、過去にヘルパーの就業経験がある経験者は1179人(39.3%)。また、潜在ヘルパーで、介護施設で介護職として働くなどしている人は541人おり、現役ヘルパーと合わせると医療・福祉分野の就労者は1172人(39.1%)だった。

 未経験者の潜在ヘルパーに、ヘルパーとして就業しなかった理由(複数回答)を尋ねたところ、「給与条件等が悪い」(424人、35.6%)が最も多く、これに「仕事の内容が体力的に大変そうと感じた」(386人、32.4%)、「仕事の内容が精神的に大変そうと感じた」(358人、30.1%)などと続いた。
 経験者の潜在ヘルパーが、ヘルパーの仕事を辞めた理由(複数回答)は、「仕事の内容が体力的に大変だった」(324人、27.5%)、「給与条件等が悪かった」(310人、26.3%)、「仕事の内容が精神的に大変だった」(299人、25.4%)の順に多かった。

 また、「今後、ヘルパーとして働きたい気持ちはあるか」との質問には、未経験者の潜在ヘルパーで「すぐにでも就きたい」との回答は3.4%の76人にとどまった。「いつか就きたい」は43.1%の505人、「就きたくない」は53.5%の609人だった。これに対し、経験者の潜在ヘルパーは「すぐにでも就きたい」が7.6%の90人、「いつか就きたい」が48.3%の569人、「就きたくない」が44.1%の520人と、就業意欲のある人がやや多かった。

 同研究所では、未経験者の潜在ヘルパーについて「家族介護や資格取得そのものが動機で資格を取得した人も多く、彼らを就労に導くことは難しい」としながらも、「実習を見て幻滅した人には、研修などの改善によって就労を促せるのではないか。現状の研修は事業所の善意に頼っており、そこが必ずしも研修先として最適とは限らない」と分析。また、経験者については「施設に比べて訪問介護は個人の負担が大きい。労働に見合った収入を確保するために、キャリアパスの構築が必要」としている。

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