空彩色 ~そらいろ~

地元・清内路村の幸せを想いながら日々生きてます。
清内路の魅力をいっぱい語りたい!!

フルサトの宝石 ~タテタカコライブin清内路~

2008-11-18 16:06:13 | 清内路のイベント
ときどき、感動という言葉を忘れてしまう。

日々のめまぐるしさに追われて、
苦しさに埋もれて、
つい、小さなことにも気づけなくなる。


でも、
久しぶりに、本当の感動を味わった気がする。




先日の日記にもちらっと書いたとおりで、
11月9日、
私の地元にシンガーソングライターのタテタカコさんがライブに来てくださった。

私の地元は「清内路村」という小さな山村。
もうすぐ、隣の阿智村と合併する。
そして「村」ではなく「地域」になってしまうのです。

そんな年に迎えた今回のコンサート。
3年前から立ち上がった実行委員会の「きかまい会」で企画を考えているとき…



タテタカコさんは、
私の高校時代、教育実習で来てくれた先生の中のひとりで、
そのときに音楽の授業で私のクラスで弾き語りをしてくれました。
私は、
その時に歌ってくれた「太陽」という歌が大好きで、
“勇気を出して 向かっていこうよ”
という歌詞に励まされて、辛い時期を乗り越えました。
その頃は、生徒会の会計をやっていたり、
クラブの掛け持ちをしていたり、
最高学年として毎日慌しく、
また、友人との下宿生活もしていていろんな悩みがあったから、
よく一人で落ち込んで泣いていたりしました。

うまくいかなくてもやもやして、苦しかった…
その時に、タテさんの歌に出会いました。
なんだか…とても救われました。

そんな想い出がずっと胸にあって、
いつかまた歌を聴きたい。
お話してみたい。
そう、密かに思っていた私。



きかまい会の打ち合わせがあり、
私はタテさんのCDを持って、
「タテタカコさんにぜひきていただきたい」
と前述のいきさつのようなものを話しました。

実行委員の皆さんも賛同してくれ、やく1年弱の期間で企画から実行へ。
私は実行委員会の事務局として、運営に表立って関わってきたわけだけど、
皆さんの理解と、協力と、ライブへの熱意があって、初めてここまでこれた。
わたし一人の力じゃ出来なかったもの。
夢は夢で終わりだと思っていたけれど。

…そうじゃなかった。


そんな皆さんのあったかさが嬉しかった。


そして、生でお会いした、「楯先生」ではなく「タテタカコさん」は、
本当に温かく、やさしく、ほんわかとした方で、
でも歌声には力強さがあって、とっても素敵な方だった。
お話して、あったかい気持ちをもらって、
また頑張ろうって強く思えました。

ライブで歌を聴いていて、いままでライブ運営のためにいろいろやってきて、
苦しかったことや、
大変だったこと、
希望や、不安、
期待や、辛さ、
そして今日でそれも終わりなのかといろんなものが湧き上がって、涙がでた。

来場者数は全部で270人くらい。
村外や県外のお客さんがたくさん来てくれた。
こんな田舎の小さな村の小さな体育館に…
私の一言で始まったライブが、
こんなにたくさんの人たちを巻き込んで、
こうして大成功に終わって…
何よりも、
『大好きな故郷』でこうして大きなライブをすることができて…

これが感無量という喜びなんだと、初めて知ったような感覚。
ライブを成功させる為に、
ツラかったことや悩んだことのほうが圧倒的に多かった。
ライブへの希望が湧いたのは企画の駆け出しと前日くらいで、
親世代の、
自分よりも年上の人たちを相手に、事務局を運営することの難しさに負け、
涙を流すこともいっぱいあった。
だからこそ、こんな最高の感動があったのかと、
私は“久しぶりに”感動の時間をいただきました。

ありがたい。


これからも嬉しい涙をいっぱい流したいな。


タテさん、
事務所(ネーブルファクトリーワークス)のみなさん、
実行委員会のみなさん、
音響機器・調律を請け負ってくださった業者さん、
村の方々、来場してくださったお客様、
共催、後援、協力団体のみなさん、

・・・このライブに関わってくださった全ての方に、



『ありがとうございました』

この気持ちが伝わっているといいな。