シロハツ、ベニタケ目、ベニタケ科、ベニタケ属、
学名:Russula Delica、和名:シロハツ(白初)、
英名:Milk-white Brittlegill、
2014年10月17日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、
大部分は白く、傘は少し黄ばんでいる。柄は頑丈。可食であるが、味に乏しい。秋方、森に育つ。チチタケ属のものと間違えられることが多い。
シロハツの子実体は土壌から離れることを嫌うかのようで、ときにはキノコの半分程度は埋まっている。その結果、傘はその粗い表面に朽ちた葉などを保持していることがよくある。
傘は最大16cm程度まで育ち、地は白色であり、土に汚れ、土色や黄土色っぽくなっていることも多い。傘の端は内側に巻き込まれている。巻き込まれた部分はより白い色が残っている。生えてきた初期は饅頭型であり、時間がたつごとに扁平型になっていく。更に開くと漏斗型になることもある。
柄は頑丈であり、白く、非常に短い。長さはおおよそ2~6cmであり、幅は2~4cm程度である。襞は垂生であり、間隔が狭い。胞子紋はクリーム色じみた白である。胞子は疣のある楕円形であり、大きさは8~12 x 7~9 μm。若い物は白く、切っても色が変わらない。
肉はかすかに魚のにおいがする。味は辛苦く、ピリッとしている。
チチタケ属と良く似ており、ツチカブリ、シロハツモドキ等とは非常に似ている。これらの種は襞から乳液上の成分を出し、切った際にも乳液が滲むこと。更にシロハツは柄の付け根部分が青いことなどから識別できる。
シロハツは北半球の温帯に広くに分布している。ヨーロッパ各所からアジアに生息している。北アメリカではまれであり、Russula brevipesと大きく置き換わっている。(Wikipediaより)
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