discipline

since2004

漫画『オンノジ』が素晴らしい 涙!

2018-04-25 00:56:51 | 感想
『オンノジ』
施川ユウキ。
2011年〜2013年に連載された、ギャグ四コマ漫画。
2014年版『このマンガがすごい!』オトコ編第9位。
主人公の女の子が、ある日、世界からすべての人がいなくなっていることに気づく、というオープニング。
都市の中で、ただ一人さまよう、という話の展開なのだが、サスペンスとかSFとか、そんなタッチではなく、
ポジティブで明るいギャグ四コマ漫画なのである。
やがて、少年が変身したフラミンゴ=オンノジと出会い、どうのこうので次第にストーリーが展開してゆく。
作者がそのように発言しているが、
傑作漫画『自虐の詩』の構成、手法に影響を受けている。
我々は、かつて『自虐の詩』に涙したはずだ。(本当に)
それならば、この『オンノジ』にも涙することだろう。
淡々と素朴で明るいギャグ四コマが、ラストに近づくにつれて、感動的な盛り上がりを見せるわけだ。
絵のタッチもたいへんシンプルで、親しみやすく、記憶に残る。
心に染み入って、忘れられない作品となった。
いい作品を発見した、喜びに満ちているのだ。

ある休日、ネットサーフ中に偶然発見し、急に読みたくなり、
アマゾンで購入、スマホのキンドルで読みました。



次回は、映画『マッチポイント』の感想。

post a comment