備忘録

思いつき

RPGツクール/Cordovaでアプリ化する際に署名ビルドのやり方。

2016-02-28 00:00:28 | 技術情報
1,Keytoolにてkeystoreの作成

>keytool -genkey -v keystore android.keystore -alias key -keyalg RSA -keysize 2048 -validity 10000
キーストア名とエイリアス名はそれぞれの環境で変えて下さい。
キーストアパスワードと<エイリアス名>の鍵パスワード2回パスワードを作成する必要あるが、<エイリアス名>の鍵パスワードはRETURNすれば、キーストアパスワードと同じものが使われる。姓名等は何も入力せずにRETURNキーを押せばOK
cordovaで作成プロジェクト以下"\platforms\android"の中に作成したキーストアを入れる。
キーストア自体は何処にあっても良いが、「3、」で説明する~.propertiesファイルと同フォルダに入れておくとフルパスでファイルを指定しなくても良いので便利だからです。キーストアをフルパスで設定するなら、キーストア自体どこに置いておいておても構いません。


2,作成したキーストアの中身を確認する。

>keytool -v -list keystore android.keystore

"キーストアのパスワードを入力して下さい:"と表示され、上記設定したパスワードを入力することでキーストアの情報を確認することができ、作成したパスワードが正しいかの確認もできる。

3,release-signing.propertiesファイルの作成

メモ帳等のエディタを使って、cordovaで作成プロジェクト以下"\platforms\android"の中に"release-signing.properties"を作成する。

以下、"release-signing.properties"の中身
storeFile=android.keystore
storePassword=上記で設定したパスワード
keyAlias=key ※keytoolでキーストアを作成した時に設定したエイリアス名
keyPassword=上記で設定したパスワード

4,リリースビルド

>cordova build --release

cordovaプロジェクト以下、"\platforms\android\build\outputs\apk"の中に2つのreleaseビルドしたapkファイルが作成されていたら成功です。


○うまくいかない場合

cdコマンドを使って、cordovaプロジェクト以下、"\platforms\android"に移動し、下記コマンドを入力する

>gradlew cdvPrintProps


cdvReleaseSigningPropertiesFile=null


となっていないか確認する。=nullとなっている場合は、上記で作成した"release-signing.properties"をgradleが認識できていないということです。作成したファイル名に間違いがないか確認する。置いてある場所が違っていないか確認する。
以下の様に出力される場合は、~.propertiesファイルは認識されているようです。
エイリアス名とパスワードが違っていないかを確認して下さい。

cdvReleaseSigningPropertiesFile=release-signing.properties


○最後に
release-signing.propertiesファイルとキーストアは、.gitignoreファイルに記述して、コミットしないようにしておきましょう。


cocos2d-xでハマったこと

2016-02-14 19:09:53 | 技術情報
 現在、Androidの開発環境は、Android studioで説明してあるサイトとeclipseで説明してあるサイトが混在してしまっており、cocos2dxを使用する際に知識が不十分だったせいでハマってしまったことを書き留めておきます。cocos2dxのインストールや使い方は他のサイトにおまかせするとします。

○「cocos run -p Android」は、eclipse環境を想定している点。
 cocos2dxの入門サイトなんかで、Andoroid環境では、「cocos run -p Android」とコマンドを入力すると書かれていますが、これは、proj.androidで使用するためのコマンドであり、proj.android-studioの環境のためのものではありません。もし、Android Studioをお使いの方は、下記のコマンドにしましょう

 cocos run -p Android --Android-studio

○Android Studioは、C++もコンパイルできると思い込んでしまった点
 これまで、eclipseでAndroid NDKを使うためにはコマンドラインでC/C++をコンパイルしたものを使うという手間がかかっていた。これをAndroid Studioは解決してくれるということでしたが、cocos2dxを使うためには、Android Studioを使う場合においても、コマンドラインから、cocos run ...コマンドを打つ必要があった。

 また、コマンドライン実行をやらなくても、ビルドは成功してしまい、~.apkは作成されてしまうために何処が間違っているか気づくのに時間がかかってしまった。