氣まぐれ剣士の言いたい放題

氣まぐれ剣士が剣道その他を思うままに書いています。
一度のぞいてください。

660 雪がとけたら

2008-08-01 08:12:47 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題

 660 雪がとけたら

東北地方のある小学校で、教師が児童に、次の質問をしました。
「雪がとけたら何になる?」

ほとんどの子どもたちが「水になる」と答えたそうですが、一人だけ次のように答えた子がいたのです。
「春になる」
この季節感あふれる答は、豊かな感性がなくては出せない答ですね。

しかし、この子に対して教師は×(バツ)をつけたのです。
つまり不正解にしてしまったというのです。
そのことで物議をかもして、一時、新聞にも採り上げられたそうです。

この話を聞いた幼稚園の先生が、園児たちに同じ質問をしたそうです。
「雪がとけたら何になる?」
すると、「春になる」と答えた子は一人ではなく、何人もいたそうです。
さらに、感性あふれるオリジナルな答がいくつもあったそうです。
「雪がとけたら、ぬかるみになる」 
「雪がとけたら、さびしくなる」
「雪がとけたら、お父さんの仕事が忙しくなる」
「雪がとけたら、雪合戦ができなくなる」等々・・・。

そして、この話をきいた中学校の教師が、自分のクラスの生徒たちに、テスト形式で同じ質問をしました。「雪がとけたら何になる?」
その結果を見て、その教師はショックを受け、愕然としたそうです。一人の例外もなく、全員が「水になる」と答えたのです。

いかがでした。なんだか恐ろしい結果ですね。感性豊かな子供たちが、戦後の○×
教育によって、知らないうちに感性がなくなっていく。正解だけを追い求め、正解はひとつしかないと、他のものはすべて切り捨ててきた結果ですね。

○×教育で育つと「依存型」になるそうです。自分の感性に自信が持てないから、「こ
れでいいのでしょうか」「これは間違っていないでしょうか」とたえず答えを求めて誰かに依存するようになるそうです。

今からでも遅くない。小生も依存型から脱却したいですね。でも、もう遅いですかね?

次回もお楽しみに。                         以上