氣まぐれ剣士の言いたい放題

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217 信実が真実をつくる

2005-09-27 22:13:48 | Weblog
気まぐれ剣士の言いたい放題

217 信実が真実をつくる

 「しんじつ」には二つあるそうです。「真実」と「信実」です。

 「真実」は皆さんご存知の通り、真(まこと)のことです。では「信実」とは?
「そんなことは無理に決まっている!」とか、「そりゃ、難しいよ」という一言で「やはり無理かなぁ?」「私には出来ない」と信じた結果、その通りの現実を体験するのが「信実」だそうです。これによってどれだけ多くのチャンスと才能が失われているか知れません。

 また、逆のケースもあります。多くの人が固定観念にとらわれていることを「そんなことは簡単だよ」と軽々とやり遂げてしまうことも。最初の一人がある壁を破ってしまうと次々と今まで不可能だと思っていた壁を突き破る人が現れてくるそうです。

 こんな事実があるそうです。
 1923年、天才ランナー、フィンランドのバーボ・ヌルミ選手が1マイル(1600m)を4分10秒3で走り、それまで37年間も破られずにいた記録を2秒更新しました。驚異的な記録と騒がれました。
 「ヌミルの記録はいつかはやぶられるかも知れないが、4分を切ることは医学的に考えられない」と専門家は断言し、新聞も書き立てました。やがてそれが世界の常識になりました。
 ところが、31年後の1954年5月6日、ロジャー・ギルバート・バニスター選手がとうとう4分の壁を切ったのです。3分59秒04の世界記録を達成したのです。
 バニスター選手は31年ぶりに世界記録を樹立したのですが、ところがその記録はその年の1マイル記録・第24位にしか過ぎなかったのです。

 31年間やぶられなかった記録の壁をたった一人が越えたことによって、同じ年に実に23人ものランナーがバニスター選手の記録を破ったのです。

 100mでも同じことが言えますね。人間が10秒切るなんて医学的に考えられないといっていたのに一人が10秒を切ると次々と10秒を切る人が現れました。

 でも本当に信じきれば実現するのでしょうか。気まぐれ剣士も8段になれると信じきっているのに。でも、やはりどこかに信じ切れない現実がありますね。剣道は段だけじゃありませんと誰かに言われそうです。ごもっともでございます。
 
 信じてもいまいち信じきれない気まぐれ剣士でした。
 次回もお楽しみに
以上