氣まぐれ剣士の言いたい放題

氣まぐれ剣士が剣道その他を思うままに書いています。
一度のぞいてください。

513 世阿弥の花

2007-04-27 08:10:28 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題

513 世阿弥の花

 
 世阿弥は花にたとえて、私たちの生き方を教えてくれます。

「時分の花」
  その年齢にはその年齢にふさわしい自分磨きが必要で、その時々の花の咲かせ方があ
 るそうです。

「是非の花」
  若いときには上手な能を覚えるな。遅れてもいい、失敗してもいい、苦労に向き合っ
て基本を学ぶことといっています。

「時々の花」
  35~40歳までは、過ごし方を覚(おぼ)え、行き先の手立てを覚(さと)ること。
  50歳を過ぎてからは、”ありがとうございました”という生きてきた感動と喜びの
人生観を持ちなさいといっています。

「一如(いちにょ)の花」「無窮(むきゅう)の花」
  60歳を過ぎたら、人間お互い様ということがわかる。誰とでも一つになれること、
これが一如の花です。今日いやな人が明日の仲間。いやな人ほど縁が深いのです。無窮
の花とは永遠なるものを求めて、この世を終わろうといっています。

「真(まこと)の花」
  ”花しおれておもしろからず”と書いています。花には色というものがなければいけ
 ない。むしろ、真の花は花がしおれてからといっています。若い役も老成した役も、
花がしおれてからやるのが花の色より上であり、それが真の花だといっています。人
生は死ぬまで勉強なのですね。

  
世阿弥さん、なかなか善いことをおっしゃってますね。その年齢の応じたすごし方が大切ですね。そんなこと小生に言われなくても、みなさんよくご承知だと思いますが・・・。

50歳を過ぎたら、“ありがとうございました“ですね。でもこれはいくつのときでも当てはまる言葉かも知れませんね。”ツキを呼ぶ魔法の言葉“の五日市さんも、悪いことが起きたときほど、”ありがとう“って言おうと言ってましたものね。

いかがでした。
次回もお楽しみに。                         以上