氣まぐれ剣士の言いたい放題

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778 素直

2010-04-20 08:11:00 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題

778 素直

本日は、麻雀代打ちの世界に身を置き、幾多の勝負師たちを相手に20年間無敗の伝説をつくり上げた“雀鬼”こと桜井章一氏と、WBC世界Sフライ級元チャンピオンの川嶋勝重氏の対談記事です。。
   
「本当の“素直”とは何か?」 雀鬼会会長・桜井章一
             『致知』2005年4月号「極める」より

私は、あなた(WBC世界Sフライ級元チャンピオン・川嶋勝重氏)のようなヒーローが共通して持っているものというのは、勇気と素直と知恵だと思う。
これは強くなるもとになるものだよね。

まず勇気がなかったら、サラリーマンを辞めてボクシングの世界になんか飛び込んでいけなかったろう。

知恵はこれからさらに磨いていくものだろうけど、あなたが言った素直さというのは、一つの素晴らしい素質だと私も思う。

素直がどうしていいかというと、本質が見えるんです。

あなたのジムには、ほかにも練習生がたくさんいたわけでしょう。でもやっぱり素直な子のほうが、強い人のやっていることの本質が見えるんだよね。

そして、教わったこともどんどん受け入れてクリアしていくから、当然上達が早い。あなたがそういう面を持っていたというのは、素晴らしい素質の一つだと思うよ。

ただ、素直というのは、いまの学校教育から生まれる、従順で、言いなりになる人間とは違う。

本当の素直というのは、悪いもの、違和感を感じるものに真正面から
きっちり対抗できる人です。

ただ何でも言うことを聞けばいいというんじゃない。あなただってそういうところがあるでしょう。

いくら先輩の言うことでも、「違うんじゃないかな」と思えば、本当に正しいものを求め、自分の信ずるところを貫くとか。そうでないと上へ行かれないわけだからね。

あなたが一番上にたどり着いたということは、たぶんいままで指導してくれた人たちを越えたわけでしょう。越えたということは、きっと素直さによって、何か自分でつかんだからだと思います。


そうなんですね、本当の”素直”とは、ただ相手の言う通りにすることではなく、”真正面から物事を見つめることが出来ること”だったんですね。だから物事の本質が見えるのですね。目から鱗でした。

以上