氣まぐれ剣士の言いたい放題

氣まぐれ剣士が剣道その他を思うままに書いています。
一度のぞいてください。

669 宇宙(そら)との約束

2008-09-02 08:09:01 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題

 669 宇宙(そら)との約束

山元加津子さん(以前雪絵ちゃんの詩でも紹介しました)が、「般若心経」を、心訳したものだそうです。「翻訳」ではなくて、「心訳」というのが、いいですね。
魂の奥底まで、沁みわたるような素晴らしい詩です。本当の般若心経は、こんなことを 言いたかったのかも知れません。心が癒されます。

「宇宙(そら)の約束  (「般若心経」山元加津子心訳) 」

自分の身体のその奥に確かに確かに座っている
大きな宇宙の約束がいつもいつもささやいている

いつかいい日の明日のために、いつもいつもささやいている
忘れないでね大切なのは心の目と心の耳をすますこと、
そして自分を信じること

むかしむかしのことでした心の目と心の耳をすましたある人が
宇宙の約束とつながって本当のことに気がついた
すべてのものは、どれもみんなその約束からできている

約束は目にも見えず重さもなくてあるのかないのかわからないけど
でも、宇宙の何もかもがこの約束からできている

「いいことに気がついちゃった」と その人は苦しまなくてもいいんだなあ、悩まなくてもいいんだなあととても嬉しくなりました

宇宙に散らばっているたくさんのつぶつぶは約束のもとに集まって
海を作り山を作り花を作り人を作る

約束は目にも見えず重さも持っていないけど
風をそよがせ雨を降らせ ときには星を輝かせる
誰かと誰かを出会わせて 誰かと何かを出会わせて涙や笑顔を作り出す

私とあなた、あなたとお花、お花と石ころ、
みんな同じ、同じものでできている
違うのはだれもが持ってる約束の
私が私である場所(とこ)や花が花である場所(とこ)に
光があたっただけのことスイッチが入っただけのこと

あなたは私だったかもしれないし
私はもしかしたら庭に咲くたんぽぽや降る雪だったかもしれないね

約束は私を作り私の中に宇宙の約束が座っている
すべてのものが約束の中にあり約束はすべてのものの中にある

でもね、忘れちゃいけないの、約束には無駄がなく必要なものだけを
いつもちゃんと作っている

花がそこに咲くことはそれが大切だという証
私がここにあることはそれが必要だという証

宇宙の約束とつながって過去と今、今と未来
すべてのことを見渡すことができたとききっときっとわかること

すべてのことはいつもいつも、いつかいい日のためにある

嬉しいことも、悲しいことも、きれいなことも、汚れたことも
増えることも、減ることも、その約束の現れだけど
現れているすべてのことがいつかいい日のためにある

だから思うの
生きているといろんなことがあるけれど
楽しいことも苦しいこと、悲しいことも嬉しいこと、
雨や雪や月の光が空から降ってくるように
手をひろげて受けとめていけばいいんだね

怖がらなくてもいいんだよ、悲しまなくてもいいんだよ
だってすべてが大丈夫
すべてがみんな大丈夫

揺れる、歌う、踊る、祈る……
跳ねる、描く、回る、思う……
約束とつながっていく方法はいつも私の中にある
揺れて踊って、飛んで思って心の目と心の耳が開いてく
そして本当のことを知る

さあ明日へ歩きだそう
大切なのは
心の目と心の耳をすますこと
そして自分を信じること

花が咲くように
雪が舞うように
月が照るように 
あなたといたい

鳥が飛ぶように
風が吹くように
海が歌うように 
あなたといたい

広い宇宙の中で
長い時間の中で
あなたと出会えたこと
きっときっと宝物

星があるように
山があるように
空があるように 
あなたといたい  

(「約束 般若心経は愛の詩」三五館)
            

なんだか、本当に宇宙の真理を言っているようですね。それでいて、癒されるような、とても優しい氣分になります。

こんなにも癒されるのは、たぶん本当のことだからかも知れませんね。


いかがでした。
次回もお楽しみに。
以上