KIKO's blog

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アイメトリクスの皮肉

2006年06月27日 | 生活
アイメトリクス(EYEMETRICS)の存在を知ったのは約2年前。
顔の87箇所のポイントを三次元計測して作るオーダーメイドメガネ。
私は極上のフィット感を求めて、早速アイメトリクスを注文しました。

メガネ店で視力を測り、コンピュータで額、鼻、頬、耳などの位置を計測し、私のデータを作成し、約10日後、出来上がったアイメトリクス。

期待に胸を膨らませ、着用感を試してみると、…合わない?
そんなバカな、と思うけど、確かにメガネが斜め。
左のレンズが上にせり上がり、左のレンズの下の端と頬との間が広く空きます。

「斜めじゃないですか?」
店員さんの反応は、そうかなぁという感じで鈍い。
再三の訴えも虚しく、失礼ですがお顔が曲がっているんじゃ…、と言われてしまいました。
私の顔は曲がってないとは言わないけど、左右差が無い人なんて皆無で、だからこそアイメトリクスなんじゃないの?

数ヶ月使用しても斜め感は消えず、またメガネ店へ。
お店はコンピュータ計測に自信があるのか、私の主観は思い込みと思われているようです。
測りなおしてとお願いしましたが、叶いませんでした。

そしてメガネを作って2年経ち、見づらいのを我慢していた左目の視力は、メガネをかけた状態で0.4まで落ち込み、またメガネ店へ。
2年間のうっぷんを聞いてもらい、今度は測りなおしていただきました。

しかし、10日後、新しいデータに基づいて部品交換されたメガネは、残念なことにやはり斜めでした。
その場で直してもらいたかったところですが、1週間程様子を見て欲しいと言われ、斜めのまま帰宅しました。トホホ。

アイメトリクスに対する私の期待は、残念ながら裏切られてしまいました。
三次元計測にも関わらず、何故か合わない。
コンピュータ計測がアダになって、ユーザである私の要望が反映されにくい。
普通のメガネのように部品をペンチで曲げたりひねったりの調整はできず、調整は部品交換で小刻みな調整ができない。
更に部品はメーカーから送られてくるため、10日は待つ。

アイメトリクスが合わないということ自体がレアケースなのでしょうが、出口の無い迷宮に迷い込んだ感じです。
アイメトリクスが私にフィットする日は来るのでしょうか。