きじむなあの独り言

徒然なるままに、気になった沖縄の風景や覚え書です。

腰痛

2008-11-03 16:32:59 | 独り言


私は残念ながら長きにわたる腰痛持ちである。
腰痛は「人類が二足歩行」を始めて以来の宿痾である、と思いあきらめてきた。

ところが今日たまたまNHKの番組を見ていてたら、「二足歩行以来」というのは間違いであるらしい。
例えば、アフリカの狩猟民族であるマサイ族には、いわゆる「腰痛」は存在しないようなのだ。
彼らは、狩猟のため一日数十キロも歩いたり走ったりしている。
それでも腰痛になるものはいない。
彼らの「腰痛」とは、木から落ちて腰を打った…というのが原因のもの。
我々のいう「腰痛」とは別のものである。

では、人類はいつから腰痛持ちになり果てたのか。
それは、農耕文明の発生と同時にであるらしい。
「土との対話」のために、さらに穀物を挽いたりする労働の際にも必然化する、長時間の前かがみの姿勢。
これに伴って腰椎の変形・椎間板の損傷などを原因とした、いわゆる「腰痛」の発生がみられるのだそうだ。

農耕文明の発生は確かに人類社会の生産力の向上をもたらし、文明の発展をもたらした。
だが同時に、人類社会における社会の分裂と長きにわたる抗争の歴史をもたらした。
それだけではなく、人類に腰痛という宿痾をも与えていたとは。

だが、腰痛の原因はそれだけではないらしい。
現代では心理的ストレスを要因とする腰痛も増えているとのことである。
心理的ストレスが増大すると、背筋が極度に緊張する。
この背筋の緊張が、腰椎に過重な負担となり腰痛の原因となるのだそうだ。

ああ、やはり腰痛は現代に生きる我々には避けることのできないものなのか。

参考・腰痛に効く背中のつぼ

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