zizi baba 喜平治

一期一会の精神で
皆の輪を大切に・・・
団塊の世代が頑張っています!!!!

これでよいのかディスティネーションキャンペーン!!

2008-04-24 18:43:30 | Weblog
観光産業に携わって41年色々な職場を歩いて今は観光・運輸・関連のコンサルティング業務に携わっております。・・・えーー居酒屋の親父ではと??問われる方もいるでしょうが私のメインの仕事はコンサルなんです。さて、心配なことはディスティネーションキャンペーン(DC)がお祭りになっていて・・確かに!!お祭りにならないとマーケティング的には寂しい部分があります。でも、誰もかもがお祭りでは困ると思います。たまには警告を出す審判がいても良い感じがあります。今まで辛口なコメントばかりしていたのでたまにはソフトコメントと思ってましたが最近DCの動きに心配なことがあるので感じたことを延べてみたいと思います。
29年前グァム政府観光局の理事を仰せつかり、旅行代理店の駐在員時代にその公的な仕事を致しましたが今考えればDCと同様お祭りになっていたと感じます・・・「PR,が先行し内容が伴わないキャンペーン」当然内容とは色々なことが言えるん思います。

施設、サービス、品質管理、地産地消、アフターサービス、安全管理、衛生管理、
まーー言えばきりがありませんのでこのへんを中心に検証してみましょう

施設・・・・・・
公的及び私的な観光施設の安全管理は大丈夫だろうか・・道路、駐車場、トイレ、
歩行者用道路、横断歩道の線、初めての人でも分かりやすい各種表示、特に検証していただきたいのは体の不自由な人たちのための設備です。トイレ・駐車場・エレベーター・又健常者が平気でそれらの施設を使用する際の諸注意などモラルの面でも重要です。最近のショッピングセンターはハートビル法に基好き専用の駐車場が完備しましたが健常者による駐車が目立ちます。誰かが注意をすることも必要かとは思いますが、モラル教育をしっかりすべきだと感じます。当然トイレの使用も同じです。


サービス・・・・
サービスとは物を無料で差し上げるものでは有りません売る側と買う側が新しい情報を提供しあいコミュニケーションをすることです。それが対価となってビジネスに結びつくものと考えます。このキャンペーンは一部の公的機関が先行し、現場では未だ何をどうしたらよいか暗中模索の状態もあるのではないかと感じます。
旗や、ブルゾンを制作しキャン効果を盛り上げるのも重要ですがあまりにも多大な
お金が掛かっているように思われます。重要なのは宮城・仙台・関連する市町村の長が宿泊する地域でウエルカムメッセージを一人ひとりに配る方がより以上に効果があると感じます。
例えば鳴子温泉に宿泊のお客様には知事、大崎市長のメッセージを作成、あて先に宿泊のお客名を入れて旅館側が代理でお渡しをする。その中にはアンケートも入れておいて今後の観光行政に役に立てるなど・・・色々な事が可能です。

品質管理・地産地消・・・・
最近一番重要視されている点です。観光地のお土産品の見直し、食品の衛生管理、従業員のサービス管理、等など・・・・
言えばきりがありませんので今回は宮城の地産したものを効果的に販売する方法を考えなくてはいけません。牛タン・海産物・和菓子類・など宮城の生産品をもっとアピールすべきです。

アフターサービス
来ていただいたお客様を「宮城大好き」にさせるキャンペーンを同時にしなくてはなりません。当然旅行代理店は次の旅行のセールスをしますがこれは宮城のセールでは有りません。各施設がリピーターとなるお客様を独自の戦略で確保する事が需要です。そのためには「宮城大好き」キャンペーンを行い今後の観光客維持のための戦略・戦術を作る必要があります。


安全管理・衛生管理・・・・
関係する運輸機関の総点検は言うまでもなく大変重要です。地震に対する対応、火災に対する対応、食中毒防止に対する対応は大丈夫だろうか・・・・・
又、災難が発生した場合の救命救急対策も需要と考えられる。

最後に県民の力を結集する事がDC成功の大きな鍵です
色々延べましたがまだまだ言いたいことがたくさんあります。でも専門家の皆様はすでに色々考えている事と思います。そして一番重要なことは県民が来県する観光客を温かく迎えると言うことです。観光バスが通過したら手をふってやる、庭先に花を植える、道を尋ねられれば丁寧に案内する・・一人ひとりがガイド役を行なう、そんな県民であればこのキャンペーンは成功すると確信します。