zizi baba 喜平治

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水茄子の季節到来・・・・おいしい!!!

2008-04-18 19:19:46 | Weblog
市場の話続きますが・・・・
旬な季節の物をお客様に提供するのが我々の仕事です。今日泉佐野の水茄子生産農家から連絡あり出来たとの話・・早速来週初入荷します。常連さんは何が・・どう・・おいしいか分かっているので・・初めての方に説明しておきます。水茄子は関西国際空港がある泉佐野が大変有名です。江戸時代から水茄子は、その名の通り水分たっぷりを含み、また皮がとてもやわらかくて、あくが少ないので、生でも食べられるのが特徴です。そのため、昔は田畑の片隅に植えて、夏の農作業時に、喉の渇きを癒すために食べていたと言われています。

「水なす」の栽培は、江戸時代初期からと伝えられています。その由来は定かではありませんが、室町時代の書物に水なすのもとになったと思われる「澤茄子」の記述があり、近木郷の澤村付近(現在の貝塚市沢周辺)が発祥の地ではないかと考えられています。
水茄子とは???
水茄子は泉州の特産物です。名前の由来どうり水を沢山やらなければ育たない茄子です。水茄子はやや長めの卵型で皮がとても柔らかく、灰汁が少なくそのままでも食べることができます。すごく多汁質でありそして耐乾性がないため栽培が難しく、和泉山脈の麓の貝塚市や泉佐野市の産地の水茄子がとても美味しく、市場では高い値段で取引されています。もちろん姿、形も高く評価されています。大阪湾からの浜風と和泉山脈の吹き降ろす冷気と適度な湿気が生み出す水茄子が、一番美味しいのです。水茄子は水分が多いとされるが、実は可食部の95%強で普通のナス(94%)とさほど変わりません。違うのは肉質。水茄子は噛むと水分を多く出す繊維構造を持っていて実をつぶした時に出る水分の広がり方は普通の茄子の約1.5倍だそうです。また皮が薄く、やわらかいのが特徴です。このため傷つきやすく、葉にこすれたり、実があたるだけで擦り傷だらけになります。
産地とキズ具合で等級が付けられ出荷されます。

水なすの旬ていつ??
旬は夏です。しかしながら昨今では、ハウス栽培を行うため、期間は一年中味わう事ができますが、上質な水なすを栽培するため田を休ませますのでる期間が在る為3月上旬~9月下旬ぐらいまで栽培しております。
水なす栽培について??
水茄子の栽培は畑でつくられる露地栽培とビニールハウス栽培があります。ハウス栽培は春先から出荷され早ければ2月中頃から出始めます。雨や害虫に汚されることなく育てられた水茄子は皮が柔らかくお料理には最適です。露地物は7月頃から出始めます。農家では風や害虫から実を守るためネットで覆い、日射を得られように、ひもで枝をV字型にしています。夏の太陽を浴びた水茄子はとても美味しいです。水茄子の目利きは、へたと葉脈に鋭いトゲがあり、多いほど良く育っているという証拠です。

どうして泉州の特産なの??
どういう理由なのかはわかっていませんが、泉州地方(堺、和泉、岸和田、泉佐野、貝塚各市)以外では育たず、しかも生産農家では先祖代々からその種や栽培技術は門外不出とされてきたため、「水なすは大和川を越えず」といわれるほど地域限定の農産物です。他県や大阪の他地区でも栽培を始めているようですが、同じように育てても、皮が厚く普通のナスのようにしか実がならないようです。
 水茄子は乾燥を嫌いますので昔から河川に近い水田付近で栽培されてきました。それと和泉砂岩からできたこの辺りの土質を水茄子が好んだこともあるのでしょうか?種や苗をいくら他の所へ持っていっても同じものができません。
20年ほど前はそれまでは泉州のどこの農家でもそうであったように、自家で食べる分だけを作られていたそうです。現在、ハウスで栽培しているのは濃紫色の丸みをおびた巾着形。いわゆる絹皮水茄子と呼ばれる品種です。虫がつきやすくて青枯病や連作障害が出やすい水茄子が、接木苗やハウスにより栽培しやすくなったものの、木の顔色を見ながら育てる苦労は今も変わらないようです。


と言う事なんです。喜平治では5年間毎年季節になると空輸で新鮮な水茄子を皆様にご賞味いただいております。