哲学日記

年寄りの過剰な食欲の正体


 あるテレビドラマで、90歳超えたヒロインが「注文した鰻はまだか」「ヘレカツが食べたい」と言い周囲は苦笑する、という場面が描かれていた。


老いていよいよ意気盛んというわけだ。


大多数の人々は好意的に微笑ましく見るだろう。


おれも年寄りになった今の方が、若い時よりよほど食欲が強くなっている。

食い物に対する執着心も増している。

おれにはこれが不可解なのだ。

 

よくよく考えてみて、これは迫りくる死への恐怖心に身体が反応しているのだと、おもい至った。

「死ぬのが怖い」という年寄りの強い気持ちが食欲に化けて出ているにすぎない。

不愉快な話だが、たぶんこれが事実だとおもう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (My Favorite Songs) 

 ハーブ・アルパート。
「ジス・ガイ」

 


"This Guy's In Love With You", Herb Alpert (1968)

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「日記」カテゴリーもっと見る