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陸上つれづれ

ある高校の陸上競技部顧問です。
定年退職しましたが、再任用で細々と働いています。今は副顧問!

県総体終わる

2019年05月28日 | 陸上競技に関すること
県総体が終わりました。結果に対する評価は、立場によって違うでしょう。今のチーム状態かrすると、上出来だったと思います。ただ、僕としてはそれを喜ぶという感情はありませんが。

最大の危惧だった女子の4継。女子は、この子たちはそれなりに取り組んでいましたから、中国大会に行けるといいなとは思っていました。しかし、春先から出るタイムは厳しいものがありました。支部大会では、思わぬ学校にも負けていましたし、今回も1日目の予選では、8番目のタイム。6番目の学校とは0・4の差がありました。これは、常識的に考えて絶望的な数字だと思います。準決勝では、7番目。6位とのタイム差は0.1だったか?上位のチーム名を見たとき、しっかりしているという印象でしたので、これも厳しいかなと。ただ、決勝は翌日、この夜の過ごし方と当日のアップ。そして、何より気持ちが大きく左右しますから、逆転の可能性はあるなと思いました。スピードが出来れていない子がいたので、トーイングチューブでオーバースピードをやらせたかった。しかし、持って来ていない…。Ka先生@Ho商工が学校に取りに帰りましょうかと言ってくれましたが、そこまで甘えるわけにはいきません。当日朝のアップで、少し工夫しました。今回はなるべく指示をしないつもりでしたが、僕の性格からしたら仕方ありませんね(笑)。4人とも動きは結構よく、感触はありました。そして、最近はずっとやっていなかった整体と気功。プロではないので、整体をやると結構しんどい。まだ心臓には負担をかけたくないので、僕の身体をためにはやらない方がいいのでしょうが、まあ、すこしでもやるだけでかなり軽くなるので、この際、無理をしました。決意はどこへやら(笑)。結果、6位で中国大会進出でした。これは伝統というか、先輩たちが作り上げてきた流れの力もあったと思います。

1日置くと、タイムが落ちる。そして、朝が少し早い。そこへの対処は大きなポイントだと思います。前日をあえて時点で、予想していた6番目のタイムとほぼ同じで走ったこの子たちは、まあ、強い気持ちがあったのでしょうね。そこは評価すべき点だと思います。そういえば、レース後に1走と4走の子には声をかけ握手しましたが、2、3走の子はゴール地点にいなかったので、声もかけていませんでした…。

男子4継は2位。昨年秋にKu先生よると、過去最高ぐらいのタイムで走っています。となると、今年の春は当然インターハイ出場は確実ぐらいのタイムが出るはず。しかし、Ku先生も僕も、それは厳しいだろうとの予想でした。理由は、この1年近くの部の雰囲気にあります。

今までに、秋に成果が出ることはそこまでなかった。リレーで言えば、県新人で準決勝進出。、欲を言えば10番目ぐらいの記録を出していれば、翌春には6番に入れるという確信を持っていました。それは、しっかり冬季練習をやるからです。今年度になって、昨年度の自己ベストを更新した者はごく少数。そして、その結果として、女子4継は、昨秋に勝っていたチームにさえ負けてしまうという事態に…。実際、6位にこそ入りましたが、昨年の県新人では4位でしたから、僕の指導歴のなかでは初めて、前年を下回る成績だったということです。これは予想されたことではありますが、屈辱でした(笑)。

総合でも、男女とも入賞。「予想以上」の結果でした。予想が低すぎたのもありますが(笑)。でも、やはり、シビアに見て行くと、実力を出し切ったと言える子はほぼいないのではないか?まだまだ余力はありますね。僕は、なるべく体力を使わないように注意しました。怖いので。これからの上位大会に対しては、僕自身がどう取り組もうか、身体のことを第一に考えるべきだと強く思いました。試合に行くと、やはり無理をしてしまいますから。

保護者の方々やOBの方々、差し入れありがとうございました。

県総体前日記す

2019年05月25日 | 練習に関すること
県総体前日、山口に向けて出発する日でした。二人が通院ということで、遅刻。本人達の弁によると、整体に行ったとのこと。よく聞くと、接骨院…。この日に行くか?絶句。試合直前にこういう施術を受けるのは、余程注意しないといけない。下手すると、筋肉が弛緩して力を発揮できないことがある。あれだけ、治療に関してうるさく言ってきたつもりだけど…。まして、この日まで待たなくても行ける日はいくらでもあったのに。

さらに、信じられない出来事が起きる。何度繰り返して来たのか?気のゆるみ、緊張感の欠如としか言えない。あきれかえる。出場辞退も考えなければならないレベル。

Ku先生たちと食事をした席で、ゴールデンウィーク中にKu先生が練習に来てくれたときの、選手の様子について、話してくれた。シャフト補強を見て、部員たちのあの取り組みの姿勢だと木田先生きついだろうなと、奥さんと話したと。そう、何度言っても本来の目的とする動きにならない。一つ一つの動きがいい加減。こちらも、「目が慣れてきた」のか、あまり不自然にも思わなくなってきたけど、昨年まで14年間一緒に練習を見てきたKu先生は、さすがに気づいた。僕がこの1年近く感じているものと同じ感じを受けたでしょう。それは一緒にやって来たからこそわかる感覚だと。

うちは、基礎体力をしっかりつけて、細かく技術的なことをやって、伸びてきたという自負がある。今シーズンになって、自己ベストを更新した者がほとんどいない。この理由はどこにあるのか?明白。改めて考えると、記録以前に、体つきが変わった者は、ほとんどいないということが、この冬の練習をよく表しているのだろう。何のために練習をやっているのか…。そこがはっきりわかっているのか?

さて、明日からの県総体。結果がどうなるか?もう、ワクワクはしないが、とりあえず、記しておく。

追記。
前日、書いておきました。総体前に公開するのはどうかとも思い、下書き保存しておきました。県総体が終わったので、「記録」のためにアップしておきます。

ストレスをためない

2019年05月21日 | 治療に関すること
この病気の原因に、過労とストレスがあるそうです。過労は思い当たります。ストレスには強いと思っていましたが、入院直前には相当強いストレスを感じていました。書くと差し障りがありますので控えますが、真面目に立ち位置を変えようと決意したのが、確か入院前日か前々日。

そして、退院前に、医師から言われたのは、疲れないようにすること、ストレスをためないこと。こちらから質問したら、激怒しては絶対にダメだと言われました(笑)。これらは血栓のできる原因になるとのこと。食生活面は栄養士から指導があったこともあり、言及はなしでした。

さて、自宅リハビリなしに仕事に復帰しましたが、ストレスをためない、というか感じないことは、仕事柄か僕の性格からか、無理な話だと実感しています。

例えば、生徒に対して指導すべき場面に遭遇します。その際、ストレスを感じないようにするにはどうすべきか?

・見逃す(見て見ぬふりをする)
・軽く注意する(指導に従うかどうかは別)
・徹底的に注意する

他にも対処法はあるでしょうが、大まかにこの三つぐらいしか思いつきません(笑)。

しかし、このどの対応をしても、僕はストレスを感じると思います(笑)。上の二つは、生徒が違反を正さなかったということに対して。あるいはきちんと指導しなかった自分に対して。
徹底的に注意すると、それはこちらもかなり負担にはなります。さすがの僕でも(笑)。

結局、今の仕事を続けている限り、あるいは性格や考えを変えない限り、ストレスは感じるのでしょうね…。まあ、生きていること自体がそうなのかもしれませんが。

入院中の看護師さんを見ていて、その仕事の大変さを再認識しましたが、人間相手の仕事は、恐らくやってみなければ分からない大変さがあると思います。それは教育現場も同じでしょう。

沖縄では「なんくるないさー」、韓国では「けんちょなよー」。それと同義語は…?この境地になりたいものです。

この日(20日)は練習休みでした。強い雨が降り、結果的に予報は当たりました。早く帰りたかったけど、中間テストで平均点以下の者を対象に補習を実施。こういうとこ、我ながら本当にバカだなと思います。まだまた負担を避けなければならない時期なのに。変われませんね、この性格は(笑)。


5/19(日)

2019年05月20日 | 練習に関すること
久しぶりに熟睡できた感じがしました。それでも、5時前には目が覚めましたが、朝の体調はここ数ヶ月にはなかったような感じでした。ということで、ジムに行きました。

今年になって、ジムには全く行っていませんでした。とにかく体調が悪くて、行く気にならなかった。2月には尾てい骨の骨折。そして4月に入院。ということで、実に6ヵ月近くぶりでしょう。でも、ウエイトは禁止です。「息を止めるから半年ぐらいは止めておくように」との医師の指示がありましたから、ウォーキングマシンのみ。それも、そんなにスピードは上げません。心拍数を上げると怖いのもあるので。

数ヶ月ぶりのジムは随分様変わりしていました。ウォーキングマシンとエルゴが数台ずつ増えてました。賑わっているんでしょうね。今後も通えるような体調であって欲しいものです。

雨は結局降りませんでした。練習ができたので、ラッキーなんですが、なんだかなぁ~。予報の意味が(笑)。試合のアップからバトン。少しは考えて受け渡しをしているようですが、何も考えていない者も。間違いなくケガの頻度と関係がありますね~。

その後1時間専門をやって、短々と短長に分かれて走り、補強を少しやって昼ごはん。最後にケア。

投てきも、試合アップから試合形式の投げの後に、専門を1時間。その後補強とケア。

1時半前に終わりました。

UK高校のやり投げ選手、今日も来校。金曜日から3日連続ですかね。「何とかしたい」という思いがあるのだと思います。自ら求めて、顧問の先生にお願いして、うちに来る。これが当たり前の姿でしょうし、その方が効果も高い。応援したいですね。

5/18(土)

2019年05月19日 | 練習に関すること
本当に久しぶりに練習について書きます(笑)。

天気予報によれば、月・火が雨で、土・日は晴れまたは曇りの予報でしたので、土・日と練習して月曜を休みとすることにしました。入院中は、もう絶対に無理はしないと固く誓っていたのに、ここでもまた自ら禁を破ってしまった…。

しかし、例によって予報は直前(金曜ではなかったか?)に変わり、土・日は雨予報。おいおい…。さらにさらに、土曜の午後は強い雨。まあ、本当にいつものことですが、これでは「予報」の意味がないのではないか?振り回されました。

この日、ハードル選手はka先生の厚意で練習を見てもらえることに。しかし、天気予報のおかげで、前日時間&場所の変更。このあたり、指導者は天気を細かくチェックして、なるべく選手にプラスになるように配慮してくださいました。本人は感謝しているのか?で、情報がうまく伝わっておらず、場所を間違える。余計なご迷惑をおかけしてしまいました。練習は戦術的なことを中心にやってもらったそうです。このあたりは、専門家でないとなかなかできないことですから、本当にありがたいことです。

学校での練習。負荷をかける予定でした。幸い雨も降らず、しっかり練習できました。前日が、見回りで途中までしか見られなかったのですが、前日はバトンをかなりやり、ある程度の距離を走って、この日は雨の予定でしたから、短い距離の予定。しかし、雨は降らず(笑)。

女子のスタブロ。前回Ku先生が来られたときに、前脚と胸の距離が近いと指摘されていて、僕はどうも重心が後ろに残っている感じがあり、いずれにしてと、「出られるような構え」ではないというのが、共通した認識でしたので、専門練習の時間に構えの修正に取り組みました。修正前の写真は撮っていませんが、この構えならまずまずかなと。


見た目もかなりスムーズに出られるようになりました。やはり複数の目で見ることは大事です。Ku先生にも写真を送って意見を聞かせてもらいました。彼は未だにラインをしていないので、📹は送れません(笑)。彼の存在は大きかったですね。意識面の指導においても。

ついでに、もう1人も。
前。


後。


問題は、せっかく作った構えですが、少しずつ変わっていくことです。本人の注意深さと同時に、こちらもしっかり見ていなければなりませんし、前提となる条件の変化によっても変えた方がいいこともあります。

さらに、男子も1人。こちらはなかなか感覚が
一致せず、苦労しました(笑)。

月・火の予報も二転三転しています。これ、雨によって、仕事が左右される業界もあるはず。責任問題にならないのですかね…?個人的には、人間の経験値や、それに伴う勘が軽視され、コンピューターなどに頼りきることから、こんなことが起こるのではないこと思っているのですが、穿ちすぎでしょうか…?

中間考査始まる

2019年05月16日 | 練習に関すること
水曜から中間考査が始まりました。本校ではこの考査は範囲があまりないので、3日間で行います。どの科目も無理やり範囲を確保する。先生という人種は、基本真面目ですから(笑)。特に今年は連休が長かったのもあり、大変のようでした。そんなに無理して範囲を確保するのなら、この考査は実施しなければいいのにと思うのは僕だけでしょうか…?

かく言う僕も、入院中は、退院してからは中間考査の範囲を確保するのは物理的にも無理だろうし、もう以前みたいにがむしゃらに仕事に取り組むのは止めようと思っていましたから、中間考査はやらないつもりでした。しかし、4科目(4講座)ある授業のうち、2科目は習熟度授業と少人数授業なので、ペアの先生が中間まではやってくれるということになりましたので、なんとか頑張れば、中間考査の範囲が確保できそうでした。ここで、その気になるのが僕の悪いところです(笑)。もう絶対に無理はしないと決心していたのに、その強い気持ちはどっかに吹っ飛んでしまいました。目の前に何とかなりそうな目標(大袈裟ですが)があれば、頑張ってしまうのが人間の習性ではないのか?僕はそれが「普通」だと思っているのですが。

ということで、2科目はテスト範囲を終えましたし、テスト前の復習の時間まであり、さらに、1科目はテストの前日は他の科目を勉強できるように自習としました。まあ、他の先生から(入院中の授業も含めて)かなりもらって授業をやった結果です。周りの先生方は、体調を気遣ってくださいましたが、僕としてはまあ、きついかなという感じぐらいでした。さすがに、テスト前日は自習にしましたので、休みましたが。

テスト前日は、勉強会のみで、練習は休み。ただ、3年の1クラスは1日目はテストがないので、練習したいと申し出がありました。そのクラスの部員は何人かいますが、申し出たのは1人だけ。テスト前日を勉強会だけにしているのはなぜか、その理由が分かっていれば、1日目にテストがなく授業であれば、練習するのが当たり前だと思います。しかし、申し出た者が1人しかいなかったということ…。

以前の、意識の高かった子たちが多くいたときは、勉強会で練習時間が限られているので、昼休みにやったり、朝早く来てやったりしていました。休み時間も大事にしていました。

それでも、周りの指導者の先生方は、気を遣って声をかけてくださいます。先週もわざわざ練習を見に来て(指導)くれた方がおられますし、この週末も、指導しますと声をかけてくださる方もいます。ありがたい話です。まあ、ある指導者は、うちの選手に対して、今まで指導されたことが身についていないので、この冬何をやってきたのか、それが克服できるまで自分のところには来るなと言われたそうです。まあ、それが現実なんですよね。そして、この先生の考えが「普通」の感覚なのではないかと思いますけど。

こういった手を差し伸べてくださる指導者に対して、本当に指導をお願いしていいのか、正直迷っています…。何が本当に生徒のためになるのか?これも何度も書いていますが、僕らの仕事は、その場が良ければいいのではない。生徒の将来に対して一定限度ではあるけれど、責任を持たなければならないと考えています。本当の意味での成長を考える必要があると。そして、指導してもらうことに対して、本当に感謝しているのか?色々考えます。

それやこれやで、まだ週末の日程を決めていません…。来週末は県総体。

中間考査目前

2019年05月15日 | 練習に関すること
水曜からテスト週間でした。例年のことながら、このテストは県総体直前ですので、あまり練習は落とさない。それ故、連休からある程度の準備はしておくように伝えてあります。もっとも、それを踏まえて、各自がどうするかまでは監視しませんが。以前ならかなりしつこく言っていましたが、今年は、本当に練習に関することを何度言っても変わらないので、勉強のこともあきらめ気味。というか、結局自分のことだと思うようにしています。ストレスをためないために。最低限のことはすると宣言しましたから、勉強会もほぼ勤務時間内で終わるように設定しました。まあ、昨年終わりには、保護者も含めて、勉強会よりは個人でやった方が効率がいいという意見もありましたから、勉強会はなくてもいいのですがね。

話はそれますが、進学校では、早朝から放課後、ひどいところでは8、9時まで、休日も自習室として教室を開放しています。これは、家で1人でやるより、自習室でやる方が集中できるとの生徒の要望もあってです。うちの部員は、なぜ家の方が集中できるのか?不思議ですけど…。

ともあれ、水曜から金曜までは通常練習で。7時過ぎまで。1年生は1時間練習で2時間強勉強会。土曜は1時間程度早く終わって勉強会を2時間。日曜は休みとしました。月曜は練習と勉強会。1年は勉強会です。火曜はテスト前日ですから勉強会のみ。僕は火曜は休みました。さすがにきついです。この時期ぐらいに復帰してちょうどいい感じだったのでしょうから。

12日の日曜は、この時期恒例の、SM高校同窓会総会。今年で4回目ですかね。参加は。相変わらず楽しい時間でした。5校回りました。それぞれに思い出もあり、いい時間を過ごさせてもらったと思いますが、やはりSM高校は断トツでしょうね。これは、在籍されたほとんどの先生が言われますね。先生方もいい関係でしたし、何より生徒が先生を大事にしていました。今年の幹事学年は、授業を教えていなかったと思っていましたが、数Ⅲは教えたとのこと。記憶にありません(笑)。まあ、当時、数Ⅲは僕だけが教えていたような記憶はありますけど。かかわりがほとんどなかった学年のようでしたので、懇親会の後の同期会への参加はためらいましたが、かなり印象深い陸上競技部員たちの学年だったので、参加。しかし、何と、部員の参加は1人のみ。なんたることだ…。

この子は、実力的には4継、マイルとも中国に行くのはきついかなと思っていました。そして、僕がまだ指導者としてそこまで意識が高くなかった時期でもありました。この子たちが2年の2月だったと思います。大腸炎で約1か月入院しました。その間の練習が非常に気になっていたのですが、試合シーズンになると、4継もマイルもきっちり入賞して、中国進出でした。他にも結構な種目で中国大会出場を果たしました。僕の入院を考えなくていけないだろうと思っていた者まで。これには、ビックリです。

後で、キャプテン(この日の唯一の参加者)が言っていました。「私たちは先生がいない間も、先輩たちと同じように練習して、先輩たちが成し遂げた、4継、マイルで中国大会に出ようねと、励ましあいながら練習してたんですよ」と。すごいなと思いました。そして、教えられました。その気になることがだれだけ大事なことなのかを。

その後は、部員たちにこの話をよくしました。そして、それから先、僕も意識が上がり、SM高校陸上競技部は、勧誘は一切しませんでしたが、未経験者も含めて、3年では中国大会に出るのが当たり前の、県内女子有数の強豪校になっていったのです。僕の最後の数年間は、常にS高校と女子総合優勝争いをしていましたし、最終年の県総体で、ついに念願の総合優勝を成し遂げました。その前年に、これも念願だった4継でのインターハイ出場。

あの感動は忘れません。4継メンバーの中学時の短距離ランキングでは、200で15番ぐらいの者が最高だったチームです。中学校の時のタイムは、1走;13秒5ぐらい。2走;200で15番ぐらい(当時ですから28秒真ん中あたり。ちなみに、この子は3年の時に、、高校ランキング14番まで行きました)。3走;この子は中心。中学校で幅跳び全国7位。100は12秒9台。4走;ハードル選手。中国7位でインターは逃す。中学校のときの100のタイムは14秒台だったと思います。レースに出ていなかったんでしょうが。このチームは最高でした。冬季練習もすごかった。そのとき、これだけの冬季練習は、これから先も見ることができないだろうと思いましたが、その通りになりそうです。

SM高校でも、その後の高校でも見られませんでしたね。それだけすごかった。なので、こちらもおもしろかった。意識や取り組む姿勢などで、注意することは全くなかった。先生がいないときに、気を抜くなんて考えられない。本当に真剣に陸上競技に向き合っていました。そして、仲が良かったし、全ての行動を文字目にしていました。結果が出るチームは、それが当たり前なんですけどね。振り返れば、当時の僕に、今のような技術的なレベルがあれば、もっといい結果を出せたのでしょうがね…。

ちなみに、現任校でも、数年前に、20年以上破られなかった女子4継の県高校記録を塗り替えました。これも、メンバー的には画期的なものだと言われました。特に、中学校の先生方から。でも、この子たちも、記録を出す頃にはいい雰囲気になっていたんですよね。これ、非常に大事なんです。僕としては。技術ではない。雰囲気なんです。

話が大きく横に逸れました。停年を間近に控えての、思い出話です(笑)。


医者は選ばなければ。しかし、どうやって?

2019年05月12日 | 治療に関すること
また、入院の話に戻ります(笑)。

今回の入院、下手をするとアウトでした。運が良かった。しかし、その前に、適切な診断がなされていたら、ここまでのことにはならなかったのではないかとも思います。

1年前、腸閉塞での入院。この際も、忙しすぎて、こういう症状のときによく行っていた病院に行く余裕がなく、近くの病院に。大したことはないと言われ、薬の処方のみ。しかし、全く好転しない症状に、さすがにおかしいと思い、無理やり仕事を休んで、入院した病院へ。同じようにレントゲンを撮りましたが、こちらでは、即入院の診断。この違いは何なんでしょうか?


2月。前記していますが、尾てい骨骨折。これも1軒目の病院では、骨折はなしとの診断。2軒目に行くと、ひびが入っていることが判明。同じようにレントゲンを撮っての診断でしたが…。

さて、今回の僕の件です。実は、昨年末ぐらいから相当に体調が悪かったのです。不摂生にしすぎかなと思い、それなりに生活も改善しましたが、体調は回復せず。また、肩や背中が相当に痛いのですが、ここ数か月は尋常ではない痛みがありました。忙しすぎて、治療にも行けず。後で知りましたが、背中や肩の痛みは心臓病の症状の一つだそうです。また、だるさは、心臓がまともに働いてなく、酸素が不足しているからだったのではないかと。

そして、3月末頃。頭痛があり、血圧が高いのでは?と思い、計測。僕としてはかなり高かった。元々少し低いのですが、いつもの数字より30ぐらい高い。周囲の勧めもあり病院へ。家の近所の、循環器が専門の個人病院です。血圧の数字を見て、「緊急性はありませんね」とのこと。肩の痛みを訴えたら、漢方を処方されました。血圧の高さも、心臓病を疑うべきものでは?

そして、入院直前。異常な咳が出て、異様に体がだるかった。しかし、年度初めなので、休めない。無理して仕事に出ていました。しかし、入院日も含めて、3日間は午後休みを取って帰りました。で、2日とも病院へ。同じく循環器科では、咳の原因については、黄砂も飛んでいるし、アレルギーだろうということで、抗アレルギー薬を処方。肩こりに対しては前回と同じ所見で、漢方。

翌日、別の個人病院へ。気管支炎との診断で、抗生物質などの処方。好転せず。

入院当日。咳もそうですが、だるさは半端ないものに。午後に帰宅後、寝ていました。1時間ぐらいでしょうか、目が覚めると、異常な胸の痛み。前から続く肩などの痛みの延長かとも思いましたが、痛みの種類が違うし、汗がダラダラ出ます。これはさすがにまずいと思い、救急車を呼びました。

咳も酸素不足を補うために、無理やり酸素を取り込もうとするためだと。後で入院先の病院の看護師等に聞くと、これらの症状では、心臓疾患を疑うのは当然ではないのか?まして、循環器が専門であれば…。

そして、最初の病院で、循環器専門の医者が、健康診断で計測した心電図を手に入れたがっていました。いやいや、処置室での心電図で、典型的な波形が出たということでしたから、以前の心電図なんてどうでもいいでしょうと思いましたが、えらくこだわっていましたね。これにより転院がかなり遅れた。心筋梗塞の波形が出ていて、自分のところでは処置できないのなら、すぐに転院さすべきではないのか?患者の命より、医者のメンツの方が重要なのか?

かなりたって、2年前の人間ドックで受けた心電図が送られてきたようです。その心電図を見て、循環器専門医、「なんだ、2年前にも異常があったんじゃない!」え~~~?そうなの?人間ドック受けた後の、医者の説明では何も言われなかったけど。そういえば、説明したのはやたら若い医者だったなと思いだしました。

こういうように、何重にもわたる「見逃し」=「ミス」により、重篤な事態になったと、僕は思っています。命が助かったからよかったものの…。医者のレベルって、どうなのよ!と、強く思いますね。でも、僕たちは何を基準に選べばいいのでしょうか?まして、今は大きい病院にかかるのはかなりハードルが高いですからね。

人間ドックを受けて何も指摘されない。病院で診察受けても異常はないと言われたら、それ以上は個人ではどうしようもないと思うのですが…。

県選手権

2019年05月11日 | 陸上競技に関すること
5月3日、4日と県選手権でした。2日から泊まりで。今回あまりの集中力のなさに、不出場を考えました。しかし、なんやかんやとあり、面倒くさくなって、出場することに。個人種目だけのつもりでしたが、結局リレーも。

僕は生徒の力が100あれば、100を出させてやりたい。そのためには、練習に取り組む姿勢だけでなく、普段の生活もきちんとしなければ、狙うべき試合で、絶対に緊張して結果を出せないと思っています。

別の例を挙げれば、普段授業中に大量の問題演習をさせます。その場ではできる。そして、テスト前にもかなりの量の演習。その場でもできる。しかし、テスト本番になると意外にできない。補習をするとできる…。この現象が何を意味するか?それは、授業で問題を解いているときに、本番と同じような緊張感がないからです。浅く座っていたり、肘をついていたり、脚を組んでいたり。まずテストのときにはないだろうという姿勢で解いている者もいます。その姿勢の奥には、緊張感の不足があります。テスト本番になって緊張すると、解けるものも解けない。その都度注意をしますが、なかなか変わりません。

これと全く同じ現象が、練習と試合でも起こる。今までに、何度もそういう場面を見て来ました。インターハイのアップ場で、その場の雰囲気に圧倒され、初の並外れた緊張感に襲われ、バトンを落とした者もいます。

そういうことをさせないために、狙うべき試合で100%の力を出せるようにしてやりたい。そのためには、日ごろから高い意識を持って練習に取り組み、生活を送らなければならない。また、別の面から見ても、それができないと、部活をやっている意味はないと考えます。ちょっと言葉が足りないので、誤解を招くかもしれませんが、まだそこまで深く書くほどの意欲が回復していません。

今回、退院直後の25日(木)。練習を見るつもりはなかったのですが、たまたま目にした光景は、本当に信じがたいものでした。集中を高めるためにやっている黙想中に、ふざけている者がいる。当事者だけが悪いのではありません。そういう状況で、他の者も集中できているのか?チームとして、その状況をどう考えるのか?そういう取り組みしかしていない者たちを、大金を使って試合に出すのはいかがなものか?なるべくストレスをためないように考えました。その結論が、県選手権不出場でしたが…。

感覚の違い。これはどうしようもありませんね。最近よく言うのですが、「普通」というのは、人によって違う。それも大きく。痛感します。

県選手権の結果。まあ、当然。良い訳はありません。一冬たって、自己ベストが更新できない者がかなりでした。これが全てを表しているのでしょう。僕の今までの経験からあり得ない。一冬こえたら相当にレベルアップしますから。「普通」。

その後も、また色々ありました。まあ、昨夏から続いている状況、その都度解決せずに、見切り再発車しているのですから。

僕の今の最大テーマは、ストレスをためない。ということです。医師からも厳重に言われています。さて、どう処すのがいいのですかね…。

入院日記

2019年05月02日 | 練習に関すること
/*前記事から随分間が空きました。

24日昼前に退院。手続きに意外に時間がかかりました。久しぶりの「娑婆」です。新鮮でした。生きて病院を出られたことは、もしかしたら奇跡なのかもしれません。僕自身は本当に切迫感がありませんでしたが、周りの方々は相当深刻にとらえていたようです。最悪のことを考えたと、結構な方々から言われました。そうなんですよね、あとでネットで調べてみたら、かなりの死亡率。僕は運が良かったのでしょう。目が覚めたときに痛みが発生した(もしかしたら、痛かった目が覚めたから?)。木曜の午後だったので、個人病院に行かず、救急車を呼んだ。これ、個人病院に行っていたら、途中でどうにかなっていたかもしれません…。

搬送先は恐らく自宅から最も近い総合病院だったのですが、そこのER非常には応対が良かった記憶です。ただ、専門医が来てからが少々…。心電図にで異常があるとの見解でしたが、以前のものと比べなければ正確には分からないと。意識はあったので、ほぼすべての会話は聞こえました。いやいや、心電図で典型的な波形が出ていたと言っていましたよ。ならば、その段階ですぐに判断してよかったのではないですか?ともあれ、早い時点で動きをよくする薬を投与。これが、まあよかったんでしょうかね。

そして、この病院では対処できない(施設がないとのこと)ので、別の総合病院へ。ここは、その分野で有名なところだそうです。送り出すときに、専門医が、「大丈夫ですよ、搬送先のYa先生は非常医上手な方ですから、あきらめないで頑張ってくださいね」と。おいおい、俺はそこまで悪いのか??この時点でも、全く深刻度はありませんでした。搬送は15分と言っていたようです。移送先での対処は早かった。簡単に話をして、すぐに手術室?へ。2~3時間かかると言われたけど、時間的な感覚は全くありませんでしたので、分かりません。局所麻酔をして、処置。血管のなかには、神経が通っていないということを初めて知りました。血管を通して処置する場所に到達。そこで処置をするときに、痛みがあっただけです。

集中治療室で時間を聞いたら7時過ぎとのこと。確か、救急車を呼んだのが2時頃でしたから、5時間経過したようです。

最初の病院で、妻が小倉の病院(このあたりでは有名)へ搬送するよう懇願したそうです。しかし、専門医は「緊急性があるから無理!」と。なのに、なぜこれだけの時間、市内の対処可能な病院へ搬送しなかったのか?これは、うがった、素人の考えですが、疑いではなく、キチンとした病名を付けてから移送したかったのではないかと。つまり、患者のいのちよりも医者のプライドが優先されたのではないか?ERの対応は非常によかった。そして、早い段階から、病名が出ていました。それなのに、専門医が来てからやたら時間がたった…。

今こうして、命が助かり生活もまあ普通にできていますから、いいですけど、あの「無駄な」時間のおかげで、命を落としたり、後遺症が残ったりしたら、どうしてくれるのか…?真面目に考えましたね。


移送先で対応してくれた専門医は非常に腕の立つかただそうです。ラッキーでした。後で、色々聞くと、同じ専門医でも、腕にかなりの差があるとのこと。それはそうですよね。日ごろ、ついていないけど、この時ばかりはラッキーでした。

そこから、寝返りも打ってはいけない絶対安静状態。そして、ベッドの上だけの生活が5日間だったか?会話は普通にできましたが。さらに、ベッドのそばに降りてよい、室内を歩いてよい、病棟内を歩いてよいと、進み、病院内を歩いてよくなったのは1週間が過ぎていました。もちろん、並行して、酸素吸入器が外され、点滴が外され…。細かいことは忘れましたが、自由度が上がってきました。これらの進み方は、僕は予定より早かったようです。その間に、今回の手術とは関係ないらしいですが、めまいがひどくなり、大変でした。これが、なかなか治まらなかった。かなりたってから耳鼻科の診断を受けましたが、この医者が、またすごかった(笑)。全く人の話を聞かない。延々と自説を述べて終わり。おいおいって感じでした。まあ、後で聞くと、確かに評判悪いようですね(笑)。

入院中、看護師さんの働きぶりに感心。色々な病院に入院してきましたが、ここの看護師さんのレベルは高いですね。そして、何気に知り合いが多かった。教え子の姪っ子という関係も。人のつながりはすごい。改めて感心させられました。そして、薬剤師にに教え子が。助かりました。色々教えてもらいました。この病院には、かなりの数の卒業生が看護師として勤務しているはずです。他の職種でも結構いるはず。歩き回られなかったので、顔は見られませんでしたが。看護師さんと話すのはささやかな楽しみでした。概ね非常に高いレベルでしたが、それでも個々に見ると差があります。これは、能力もあるのでしょうが仕事に対する取り組みの姿勢によるのではないかと思っています。どれだけ主体的かと。

ともあれ、無事退院できました。入院中も、部活のことでは色々ありました。いや、どうなのよ、今この状況ですよ、そんなこと言ってくる?というのが正直な感想だった事案も何件かありました。自分のこと優先。相手の都合は考えない。僕も反省しなければなりませんね。こちらは死ぬかもしれない病気だったんですからね。もっとも、そのことは広くは公表していませんでしたが。

陸上関係者を中心に、多くの方々がお見舞いに来てくれました。試合や登録の手続きのことがあり、妻がある先生に電話番号w聞いたので、そこからバーッと広がったようです。感謝です。

退院後は、ゴールデンウィーク明けぐらいから仕事に出るのでいいのではないかと言われました。通常はするそれよりももっと自宅療養するそうです。でも、自宅にいても学校にいてもあまり変わらないのではないかと考えました。負担がかかるのが良くないので、徐々に仕事を増やしていかなければイケナイ。絶対に無理はいけない。外レスもアウト。気をつけんがら、木曜(水曜に退院)から授業だけすることにしました。扱いは病休ですが。

入院中は、今回は中間考査範囲まではどうか考えても、物理的に進めない。なので、無理は絶対にせず、進めるとこまででいいと、思っていました。しかし、いざ、復帰してみると、モードに入ってしまいます(笑)。周囲は非常に心配してくれるけど、本人は結構大丈夫な感覚があるので、まあ、やろうかと。でも、やっぱりちょっときつかったですね~。


部活は相変わらずです。何をどうやれば、これだけ変われないのかと思います。まあ、仕方ないですね。ストレスをためないようにしたいです。

つまらない、入院日記でした。すみません。