プロ野球12球団は27日、東京都内で代表者会議を開き、来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加・不参加にかかわらず、日本代表「侍ジャパン」の監督選定やチーム編成を急ぐことを確認した。また、29日にWBC不参加を表明している労組日本プロ野球選手会(新井貴浩会長・阪神)と事務折衝を行い、WBC参加への理解を求めるとともに、代表編成への協力も要請するとした。
日本代表は11月にキューバ代表との国際親善試合を予定しており、チーム編成が急務となっている。日本野球機構(NPB)の国際関係委員長を務める島田利正・日本ハム球団代表は「(WBCに)出る出ないは関係なく、侍ジャパンへの協力は選手会にお願いしたい。スポンサー契約も含め、早急にやらなければならない」と話した。また、WBCに参加するかについては、NPB選手関係委員長の鈴木清明・広島球団本部長は「選手会は(不参加を)決議しているので、次の事務折衝で(参加する)、ということにはならないだろう。(結論の)デッドラインを決めているわけではないが、そんなに期間はない」と述べた。【鈴木篤志】
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