プライド

選手クラスに上がって、１年　

５年生になった咲希が、最近イイ　　８月～コースを完全に分ける為に、現在色々な練習で、クラス分けを考慮している最中だ。


今日、練習内容を伝えると・・・・
「え～　咲希まわれ～ん　絶対ムリ～」

（そんな事ぐらい、コーチも知ってるよ・・・君の気持ちの強さと体力を見る為だよ）

「咲希、そっち（まだ選手に上がりたての下のコース）行ってもいい？」

・・・・

そう、現在両方のコースの中間にいる咲希は、練習の内容によって他のコーチ達が日々コース変更の指示をしているらしい。

私は、ここ１ヶ月、咲希を上のコースから外した事は無い。
期待しているからだ。身体も出来上がり軸もしっかりしてきた。４泳法がバランス良く上達している。メンタルがまだ弱く、つい先日まで選手コースの中では最年少だった為、色々なところでの甘えが練習態度からも抜け切れていない。

もちろん、８月～のコース分けでは上のコースを予定している。
もう２回の練習内容で総合判断を下さなければイケナイ。


咲希に言ってみた。
「いいよ。自分で選びなさい。　これが最後の変更ね」

どうするのかな・・・？　　　見てたら・・・・



怒ったような拗ねたような顔をして、無言で上のコースのスタートに立ち、練習をスタートした。最初は頑張ってついていくものの当然、後半になると「ただ周っているだけ」になる。ここからいつもなら惰性の練習になっていた。

今日は「自分で選んだ」キツイ練習。
・・・頑張った
途中苦しくて、何度も水を飲んでいた。助けて休ませてあげたい気持ちを押さえ、最後まで見守らせてもらった。
頑張ってくれてありがとう。咲希のおかげでコーチはまた一つ嬉しくなったよ。