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けろの のほほん日記

のほほんと生きるのがモットーなのに、のほほんとさせてくれない世知辛い時代。
あっちにもこっちにも怒りの種が。。。

鋸山で遭難・・・!?(マジ死ぬかと思った話)

2017年04月15日 23時52分06秒 | 徒然のこと
鋸山に行きました。
いや登山なんぞするつもりはなく、ロープウェーで山頂に行って海見て降りてくるつもりだったんですが、強風でロープウェイが運行休止となり、観月台公園という案内板があったのでせっかく来たのだからちょこっと高台まで上って海でも見よう、という軽い気持ちで入り込んだハイキングコースが地獄めぐりの入口だったわけで。
車力道というのと斜度が急な階段があったのだけれど、高台に行くには階段の方が高度が稼げるだろうと登り始めたら、これが行けども行けども踊り場のない地獄階段、上を見上げてもそこで終わりかと思ってヒーハーいいながら上ってみればまだまだ先が同じ調子で続き、一体この階段に終わりはあるのだろうか、自分は一体どこに向かっているのだろうか、自分は一体何をしているのだろうかといつの間にか己のレーゾンデートルまで疑う心理状態に。
行けども行けども「ハイココで終わり」という地点にはたどり着けず、ようやく石切場なる所に出て昔の人はこんなのを機械がないんだから手で切り出したのかと思うとのけぞり倒れそうになるカエルなのでありました。

んで何度も「鋸山山頂」の案内を目にし、まるで山で道に迷った旅人がぐるぐる回って同じ場所に出るという怪談を地でいくような恐ろしさ。。。いやもしかしたら鋸山と言うだけにノコギリの歯みたいに山頂がいくつもあるのか?
ノコギリの歯のように山道(いつの間にハイキングコースが登山道に?)が上ったり降りたりを繰り返し、何でもいいからもう降りたいようと弱音をはく友人が、車力道というのはクルマが入れる緩い道なんじゃないかというので、車力道という案内の出ている方に行ったつもりがこれは鎖場では?という垂直のような坂道になり、そしてやっぱりまた鋸山山頂というのに出会って行き止まりになり、またまた来た道を戻って出会ったお元気なオジサマオバサマたちのグループに道を教えていただき、這々の体で教えてもらった道を下れば一番最初の分かれ道に出、やっと地獄めぐりから生還できたのでありました。
数日前に鋸山で夫婦が遭難というニュースを見た時は「なんであんな山で?」と思ったけれど、自分がそのニュースになってもおかしくない体験でした。鋸山、おそるべし。





石切場・・・これを手で切り出したなんて。


楽かと思った車力道。じつはこれって・・・




こんな坂道を猫車で石運んだらつぶれて死んだ人たくさんおったのでは?


これが猫車のクルマを通した跡。延々と続く急坂です。


やっと山を出ることができ、帰りはフェリーで久里浜に。鋸山、さよなら〜〜〜・・・
やっぱり頂上は一つじゃないよなあ。


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