まずお詫びと訂正です(´д`)。GvReport vol.29においてV3での侍さんとの対決のとき、「This is Samurai !! by Katsumoto」みたいなことぬかしていましたが、正確には「That is Bushido」でした。全然違いますね(;´д`)。言い訳しておきますと、長い間改めて映画を観ていないと、似ている調子に言葉がすりかわっているなんてことが多々あります。皆さんも経験ないですかね(・ω・)?はいはい、所詮言い訳ですよ(^ω^ )。
1. 映画の感想
改めて観てみても、やっぱり面白かったですね。私はこの映画を映画館で、公開初日に知り合いと観に行った記憶があるのですが、その時もかなり興味深く映画を眺めていた覚えがあります。外国人の監督が日本人を起用して映画を撮るというのは、さすがはハリウッドということもあり、日本人監督の映画よりも注目を浴びていました。ましてや出演者が渡辺謙、真田広之、小雪、その他有名な人たちだったので、公開前はある種の不安と期待があったように思えます。
しかし公開後はそんな不安も杞憂であったとでも言うように、日本では爆発的に大ヒットし、作品の内容も周囲からは絶賛されていました。富士山が富士山じゃないなどの、細かい点は仕方がないにしても、いかに日本という国を意識して映画が作成されているか、観ている人たちは感心できたのではないかなと思いますね。
さて、具体的な話になりますが、本作の魅力としては、作中でトム・クルーズ演じるオールグレンも語っていますが、静けさの中にあるたしかな力、そのようなものが映画全体を覆っていることがあげられます。特に吉野の村での映像では日本の神秘的な空気というようなものを感じ取ることができるのではないでしょうか。
①:先日吹き替え版が地上波に初登場していたが、渡辺謙の英語が聞けないというもったいない結果に!
また、人間のドラマというのも魅力的ですね。日本の外からやってきたオールグレンと"会話"する勝元(①)。彼らはそれぞれ違った文化の中で育ち、また見てきたものもそれぞれ違うものですから、どうしても話がかみ合わないことが多いんですね。しかし、オールグレンが日本の空気に馴染んでいくことで(この点は彼の手記の描写で内容がより鮮明になっていると思います)、次第に文化を受け入れていくことになります。ここには、どんなことでも最初のうちは理解できない、納得できないものがあるが、時を経て様々な情報を得たり、そして色々な状況下におかれることで、人間はそれらを理解することができる、何かを見出すことができる、というようなことを考えさせられて、非常に良い演出だなと思いましたね。氏尾がオールグレンを次第に認めていくようになっていくのも、立場が違う視点で面白かったですね。たかとの複雑な関係というのも、日本的な描写《例えば笑顔を絶やさないなど(②)》がされていて納得のいく演出でした。
②:小雪演じるたかは、まさに日本人の女性像といった感じ。
トム・クルーズは冒頭のシーンから役を演じきっているなという印象を受けましたね。会食のシーンで笑うところ(③)など、「さすが役者!」だと思いました(笑)。全体的に見事な演技だと思います。しかしいかんせん「トム最強(´д`)」でした。たしかに修行を積んでの成果が出ているんでしょうが、強すぎます!合戦での主な出演者は見所ありすぎでしたね(・ω・)まぁそれが魅力的でもあるのですが。しかし、たしかに強いけれども、ちまちまと攻撃をくらっているんですよね。ああいう演出は個人的に大好きです。戦場で無傷だなんてことまずないでしょうからね。でもトムはいいとこどりだったと思いました(笑)。
③:素晴らしい笑い方。
さて、感想はこのくらいにしておきましょう。
2. 印象深いシーン
オールグレン来日後の射撃訓練でのシーン、オールグレンと氏尾の対決シーン、飛源とオールグレンの親子的な関係のシーン、合戦前の各人の様子がシンクロするシーンの4つですかね。
まず射撃訓練のシーン。トムの気迫の演技が見られましたね~。ここでのシーンは、オールグレンがいかに指導者としても優れているか、戦場というものを良く理解しているかといったものがわかる良いシーンだと思いました。
次にオールグレンと氏尾のシーンなんですけど、ここは音楽の使い方が素晴らしかったなぁと思いました。あとでクレジットをみたらハンス・ツィマーの演出だったし(笑)。またしてもやられましたね(´д`)。相変わらず良い音楽は耳に残って離れません。やられてもやられても立ち上がろうとするオールグレンに対して、音楽が最初は静かに、そして徐々に盛り上がっていきます。オールグレンがどういう軍人なのかを垣間見ることができるシーンではないかなと、個人的には思っています。
そして飛源とオールグレンとのシーンなんですが、ここは私劇場で涙ものだったんですよ(笑)。恥ずかしいわぁ。でも、凄い気持ちが理解できるんですよね、このシーンは。飛源が純粋な感情を抱いている子ども、という背景も涙を誘う一因でした。
最後に合戦前のシーンですね。ここでも音楽が見事に調和して各人の様子が格好よく描かれていました。各人の熱い気持ちが伝わってきます。非常に流動的で、時が流れている感じが出ています。
3. 魅力的なキャラクター
氏尾ですね。もう存在感がありすぎです。セリフは少ないんですが、もう何もしゃべらなくていいよ!ってくらい格好良かったです。恐らく、「印象に残った人物は誰ですか?」と聞かれて、「氏尾」と答える人は多いんじゃあないでしょうかね。とにかく殺陣を見てみとれてしまうほどでした。セリフは少なかったですが、声も素晴らしかった!
さて、真田広之演じる氏尾ですが、現場で真田さんはセリフだとか、小道具のチェックを厳しくしていたらしく、当初はアメリカ人のスタッフたちから反感を買っていたようです(笑)。なんでも「Mr.Supervisor」と愛称づけられていたそうな。しかし英語が堪能だったためにコミュニケーションをとることができていたようですね。真田さんのおかげで良くなったシーンというのもあるのかもしれませんね(´ω`)。
さて、もう1人は福本清三演じるボブ(仮称)です。この人はどうやら東映時代劇俳優らしくて、斬られた数2万回以上?!の斬られ役らしいです。たしかに劇中でも存在感がありました。なんでも今作で引退らしく、60歳を迎えた誕生日にはパーティーを開いてもらったらしいです。素晴らしい作品での締めくくりとなったのではないでしょうか。
4. 疑問点
う~んと、疑問点はなんかあった気がしますが、特に「これひどくないか(´д`)?」みたいな点はなかったと思います。ただ、どうでもいいようなことなんですが、この方(右)「硫黄島からの手紙」に出演していた人なんじゃあ…とふと思っていました。クレジットなどで確認していませんが、ご存知の方いましたら教えてください!たぶん同一人物なんじゃないかなぁ…。
おまけ
映画館で観ていた時に、観客が笑っていたなぁと記憶しているシーンです。「ラスト・サムライ」は感動的な映画でしたが、観客の人たちと薄ら笑みを浮かべられるような心情を共有できて楽しかった場面でした。
1. 映画の感想
改めて観てみても、やっぱり面白かったですね。私はこの映画を映画館で、公開初日に知り合いと観に行った記憶があるのですが、その時もかなり興味深く映画を眺めていた覚えがあります。外国人の監督が日本人を起用して映画を撮るというのは、さすがはハリウッドということもあり、日本人監督の映画よりも注目を浴びていました。ましてや出演者が渡辺謙、真田広之、小雪、その他有名な人たちだったので、公開前はある種の不安と期待があったように思えます。
しかし公開後はそんな不安も杞憂であったとでも言うように、日本では爆発的に大ヒットし、作品の内容も周囲からは絶賛されていました。富士山が富士山じゃないなどの、細かい点は仕方がないにしても、いかに日本という国を意識して映画が作成されているか、観ている人たちは感心できたのではないかなと思いますね。
さて、具体的な話になりますが、本作の魅力としては、作中でトム・クルーズ演じるオールグレンも語っていますが、静けさの中にあるたしかな力、そのようなものが映画全体を覆っていることがあげられます。特に吉野の村での映像では日本の神秘的な空気というようなものを感じ取ることができるのではないでしょうか。
①:先日吹き替え版が地上波に初登場していたが、渡辺謙の英語が聞けないというもったいない結果に!
また、人間のドラマというのも魅力的ですね。日本の外からやってきたオールグレンと"会話"する勝元(①)。彼らはそれぞれ違った文化の中で育ち、また見てきたものもそれぞれ違うものですから、どうしても話がかみ合わないことが多いんですね。しかし、オールグレンが日本の空気に馴染んでいくことで(この点は彼の手記の描写で内容がより鮮明になっていると思います)、次第に文化を受け入れていくことになります。ここには、どんなことでも最初のうちは理解できない、納得できないものがあるが、時を経て様々な情報を得たり、そして色々な状況下におかれることで、人間はそれらを理解することができる、何かを見出すことができる、というようなことを考えさせられて、非常に良い演出だなと思いましたね。氏尾がオールグレンを次第に認めていくようになっていくのも、立場が違う視点で面白かったですね。たかとの複雑な関係というのも、日本的な描写《例えば笑顔を絶やさないなど(②)》がされていて納得のいく演出でした。
②:小雪演じるたかは、まさに日本人の女性像といった感じ。
トム・クルーズは冒頭のシーンから役を演じきっているなという印象を受けましたね。会食のシーンで笑うところ(③)など、「さすが役者!」だと思いました(笑)。全体的に見事な演技だと思います。しかしいかんせん「トム最強(´д`)」でした。たしかに修行を積んでの成果が出ているんでしょうが、強すぎます!合戦での主な出演者は見所ありすぎでしたね(・ω・)まぁそれが魅力的でもあるのですが。しかし、たしかに強いけれども、ちまちまと攻撃をくらっているんですよね。ああいう演出は個人的に大好きです。戦場で無傷だなんてことまずないでしょうからね。でもトムはいいとこどりだったと思いました(笑)。
③:素晴らしい笑い方。
さて、感想はこのくらいにしておきましょう。
2. 印象深いシーン
オールグレン来日後の射撃訓練でのシーン、オールグレンと氏尾の対決シーン、飛源とオールグレンの親子的な関係のシーン、合戦前の各人の様子がシンクロするシーンの4つですかね。
まず射撃訓練のシーン。トムの気迫の演技が見られましたね~。ここでのシーンは、オールグレンがいかに指導者としても優れているか、戦場というものを良く理解しているかといったものがわかる良いシーンだと思いました。
次にオールグレンと氏尾のシーンなんですけど、ここは音楽の使い方が素晴らしかったなぁと思いました。あとでクレジットをみたらハンス・ツィマーの演出だったし(笑)。またしてもやられましたね(´д`)。相変わらず良い音楽は耳に残って離れません。やられてもやられても立ち上がろうとするオールグレンに対して、音楽が最初は静かに、そして徐々に盛り上がっていきます。オールグレンがどういう軍人なのかを垣間見ることができるシーンではないかなと、個人的には思っています。
そして飛源とオールグレンとのシーンなんですが、ここは私劇場で涙ものだったんですよ(笑)。恥ずかしいわぁ。でも、凄い気持ちが理解できるんですよね、このシーンは。飛源が純粋な感情を抱いている子ども、という背景も涙を誘う一因でした。
最後に合戦前のシーンですね。ここでも音楽が見事に調和して各人の様子が格好よく描かれていました。各人の熱い気持ちが伝わってきます。非常に流動的で、時が流れている感じが出ています。
3. 魅力的なキャラクター
氏尾ですね。もう存在感がありすぎです。セリフは少ないんですが、もう何もしゃべらなくていいよ!ってくらい格好良かったです。恐らく、「印象に残った人物は誰ですか?」と聞かれて、「氏尾」と答える人は多いんじゃあないでしょうかね。とにかく殺陣を見てみとれてしまうほどでした。セリフは少なかったですが、声も素晴らしかった!
さて、真田広之演じる氏尾ですが、現場で真田さんはセリフだとか、小道具のチェックを厳しくしていたらしく、当初はアメリカ人のスタッフたちから反感を買っていたようです(笑)。なんでも「Mr.Supervisor」と愛称づけられていたそうな。しかし英語が堪能だったためにコミュニケーションをとることができていたようですね。真田さんのおかげで良くなったシーンというのもあるのかもしれませんね(´ω`)。
さて、もう1人は福本清三演じるボブ(仮称)です。この人はどうやら東映時代劇俳優らしくて、斬られた数2万回以上?!の斬られ役らしいです。たしかに劇中でも存在感がありました。なんでも今作で引退らしく、60歳を迎えた誕生日にはパーティーを開いてもらったらしいです。素晴らしい作品での締めくくりとなったのではないでしょうか。
4. 疑問点
う~んと、疑問点はなんかあった気がしますが、特に「これひどくないか(´д`)?」みたいな点はなかったと思います。ただ、どうでもいいようなことなんですが、この方(右)「硫黄島からの手紙」に出演していた人なんじゃあ…とふと思っていました。クレジットなどで確認していませんが、ご存知の方いましたら教えてください!たぶん同一人物なんじゃないかなぁ…。
おまけ
映画館で観ていた時に、観客が笑っていたなぁと記憶しているシーンです。「ラスト・サムライ」は感動的な映画でしたが、観客の人たちと薄ら笑みを浮かべられるような心情を共有できて楽しかった場面でした。
んで、人柄もいいのと派手な死様に人気あったりしますよ~。
集英社の文庫で自伝みたいなの出てますしおもしろいですよ~。
時代劇は親父がよく見るので知っているかも知れませんが、私はあんまり時代劇は見ないんですよね。
調べてみたら本ありました(笑)!Amazonのカスタマーレビューを見たんですが、面白そうな本ですね・・・。
それにしても蓮華さんにはいつも情報もらってばかりな気がしますね(「´ω`)「毎度どうもです~。