goo blog サービス終了のお知らせ 

自然治癒力開発研究会

誰もが持つ自然治癒力を活性化しその力を活用する療法を研究しております。

般若心経原文和訳 (空の思想・色の世界)

2009-08-02 16:04:06 | 日記
サンスクリット語から和訳

Msha Prajna (Panna) Param Ita Sutra
マーハー パンニャー パーラム イター スートラ
摩珂   般若    派羅   蜜多  心経
偉大   知恵    彼岸   渡る  教え

Namas Ssrrajnaya Aryavaalokitesavro Bodhisattovo Ganbhirayam・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ナマス サルバジュニャーヤー アールヤーヴァローキティシュバロー ボーディサットヴォ ガンビーラーヤーム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
gate gate paragate parasangate bodhi svaha
ガテー ガテー パラガテー パラサンガテー ボーディ スヴァハー

Iti Prajnaparamita haradayam samaptam
イティ プラジュナーパーラーミター フリダム サマープタム


  偉大な智慧により彼岸に渡る心の教え
内在された偉大な智慧に到達する教え

全知者である悟った人に礼し奉る。
求道者にして聖なる観音は深遠な智慧の完成を実践していた時に、
存在する物には五つの構成要素が有ると見極めた。
しかも彼はこれ等の構成要素がその本性から云うと実体の無い物であると見抜いた。
 
シャーリプトラよ、
この世に於いては物質的現象には実体が無いのであり、
実体が無いからこそ物質的現象である。
実体が無いと云ってもそれは物質的現象を離れてはいない。
また、物質的現象は実体が無いことを離れて物質的現象であるのではない。
およそ物質的現象というものは全て実体が無いことである。
およそ実体が無いということは物質的現象なのである。
これと同じ様に感覚も、表象も、意志も、知識も全て実体が無いのである。

シャーリプトラよ、
この世に於いては全ての存在する物には実体が無いという特性がある。
生じたという事も無く、汚れを離れたということも無く、減ることも無く、増すことも無い。

それ故にシャーリプトラよ、
実体が無いという立場においては、
物質的現象も無く、感覚も無く、表象も無く、意志も無く、知識も無い。
目も無く、耳も無く、鼻も無く、口も無く、身体も無く、心も無く、形も無く、
声も無く、香りも無く、味も無く、触れられる対象も無く、心の対象も無い。
目の領域から意識の領域に至る迄 ことごとく無いのである。
迷いも無く、迷いが無くなる事も無い。
こうして遂に老いも死も無く、老いと死が無くなる事が無いと云うに至る。

苦しみも、苦しみの原因も、苦しみを制する事も、苦しみを制する道も無い。
知ることも無く、得るところも無い。

それ故に得ると云う事が無いから諸々の求道者の智慧の完成に安んじて人は、
心を奪われる事なく住している心を覆うものが無いから恐れが無く、
顛倒した心を遠く離れて永遠の平和に入っているのである。

過去・現在・未来の三世に居ます目覚めた人々は全て智慧の完成に安んじて、
この上ない正しい目覚めを悟り得られた。
 
それ故人は知るべきである。
智慧の完成の大いなる真言、大いなる悟りの真言、
無上の真言、無比の真言、
全ての苦しみを鎮めるものであり、偽りが無いから真実であると。
その真言は智慧の完成において次のように説かれた。

ガテー ガテー パーラガテー パーラサンガテー ボーディ スーヴァーハー
往ける者よ 往ける者よ 彼岸に往ける者よ 彼岸に全く往ける者よ 悟りよ 幸あれ。
 ここに智慧の完成の心が終わった。


マハー・パンニャ・パラ・ミッタ・スートラ
摩珂 般若 派羅 蜜多 心経(あて字)

観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五薀皆空 度一切苦厄 舎利子
色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識亦復如是 舎利子
是諸法空相 不生不滅 不苦不浄 不増不減 是故空中 無色
無受想行識 無目耳鼻舌意 無色声香味触法 無眼界 乃至無意識界
無無明亦 無無明尽 乃至無老死 亦無老至尽 無苦集滅道
無智亦無得 以無所得故 菩提薩垂 依般若波羅蜜多故
心無罫礎 無罫礎故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想 
究境涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故 
得阿縟多羅三葯三菩提 故智般若波羅蜜多
是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等々呪 
能除一切苦 真実不虚 故説般若波羅蜜多呪 即説呪日
羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆可 般若心経
ガテーガテーパラガテーパラサンガテーボディスバハー


 空の思想・色の世界

お釈迦様の御教えの中で基本となる有り難いお経文が般若心経と云われます。 
それは私達が持つ常識を根本から覆すことで幸せになる教えであるからです。

私達は今《色》のある世界で暮らしています。
色があるから目で見ることが出来ます。 
耳で聞き、鼻で嗅ぎ、舌で味わい、肌で感じる世界に暮らしております。

しかしそれ等のものは全て、いつの日か消え去って行く物に他なりません。
私達の肉体にも同じことが言えるでしょう。
50年~100年の間に殆どのお方は死ななくてはなりません。
それは実体が無いから時間と共に変化するからです。

この色のついた世界、つまり私達の生きる世界を『この世』(色・現象界)と呼びます。
この世には目に見ることは出来ませんが確実に存在する物が沢山あります。
例えば、いま私達の周りには沢山の《水》が存在しております。
水と云って御納得頂けなければ水蒸気と云い変えましょう。
水も、氷も、水蒸気も原子記号で表せば《H2O》です。
これは水が環境の変化(温度)によって形を変え現象界に現れたものなのです。
 
その他にも赤外線、紫外線、テレビ・ラジオの電波等々、
人間の目の見えない物が確実に存在しております。
しかもそれ等は永久に変化する事なく存在するのです。
 
何故なら、それ等は『あの世』(空・実在界)の物であるからです。

《色不異空 空不異色 色即是空 空即是色》
色(現象界)は空(実在界)に異ならず。 
とお釈迦様は繰り返し説かれます。
《この世とあの世は何も違いはありません》とお教え下さったのです。
 
しかし人間は肉体を持つが故に、
六根《目(色)・耳(声)・鼻(香)・舌(味)・身(触)・意(法)
煩悩によって魂の修行を邪魔される。
            
『私達人間にとって大切なのは、いつか消え行く肉体ではなく、
 目に見えない世界に生きる《魂》なのです。
  その魂の向上を図る為、あの世(実在界)から
   この世(現象界)に生まれてきました。
    そしてこの世の厳しい修行を終えた時、
     迷う事なく段階の上がったあの世に帰るのです。』
 
       
      と、般若心経には書かれております。

HP http://www.k5.dion.ne.jp/~youki-j


最新の画像もっと見る