帰り道も半分ぐらいまで来た、
あれはちょうど長い坂道の始まりの所だった。
彼女は突然を止めた…
少し、緊張した様子だった。
「どうしたん??」
と、俺は声をかけた。
彼女は、かなり小さい声でこう言った…
「あの、○○○先輩は彼女とか、好きな人はいますか!?」
と、ぎこちない喋り方で聞いてきた。
「俺!?いないよ!!」
彼女は間髪入れずに言ってきた…
「あの、部活してる姿とか…友達と遊んでる姿見て」
かなり緊張した様子、下を向いたまま、
少し時間が流れた…
「○○○先輩が好きです。付き合ってもらえませんか!?」
かなり早口の告白だった、
けど、一生懸命気持ちを伝えてきたのは、わかった。
俺の気持ちもドキドキしていた…
少し沈黙した後、俺は彼女に返事を言おうとした時、
彼女からこう言われた、
「答え…今日は言わないでください」
「じゃ先に帰ります。失礼します。」
彼女は、そう言って駆け足で長い坂道を、上って行った…
一人になった俺は、ゆっくり歩きながら、長い坂をのぼり始めた。
ドキドキした気持ちと嬉しい気持ちで。
明日、答えを言おうと近い…
自転車にまたがり、思いっきりペダルを漕いだ。
次で、完結です。お楽しみに!!