社会の産業廃棄物

新しいサイトに引っ越しました。そっちを見てくれれば嬉しいです。

俺の教授の方がよっぽどデビルマン

2005年01月27日 | 出来事と思い出
年度ダメ映画を決める「文春きいちご賞」が日本映画を斬る

僕も見ましたよ、デビルマン。僕の感想はシンプルに「よくこんなひどい映画作ったなー」、そんだけ。そう、いくら下手な監督がメガホン取ったとして、普通にとっててはあんな映画にはなりっこない。どこが悪いとかCGがしょぼいとかじゃなくて、もう原作に悪意すら感じるデキ。てかワザととしか思えない。

あれは確かにクソ映画なんだけど、あまりにクソすぎてよい効能も得られるはずです。ぜひレンタルで見てください。効能は30分内の熟睡、他の駄作映画を許せる心のゆとり、以上。

世界のセンターで愛を叫ぶ

2005年01月21日 | 出来事と思い出
今日になって知ったのだけど、なんか知らないうちに今年のセンター試験が終わってて、しかも2ちゃんねるに問題流出とか国語の現代文が教科書に使われてた文と同じだったとか、ハプニング含みだったらしい。ああ、もうそんな時期なんだとしみじみ思う。

いい大学に行けば人生良くなるってじゃないけど、センター試験ってのが人生の大きな分岐点だってのは確かだろう。なんかの間違いの上に神様の気まぐれが起こっていて僕が東大に受かってたら、きっと今頃は官僚になるか大企業に就職するかでウハウハになってただろう。うん、もったいないことこの上ないな。

でもさ、「世界に一つだけの歌」とか聞いて感動してたような連中は一度センター試験受けてみればいい。確かに僕たちはもともと一つだけのオンリーワンなんだけど、そんなオンリーワンはセンター試験みたいなもんの前ではまったく無意味で、しかもその無意味なカテゴライズで人生がかなり振り分けられてるってことが良く分かる。

偏差値とか学歴とか無意味だっていう人がいるけど、それは絶対に違う。高校受験なりセンターなりで人生かなり振り分けられるし、僕が「ああ、ソニー受けてぇな~」なんて言ってみてもそれは無理な話。学歴さえあれば人生安泰じゃないけど、試験とか進路が人生とか人生観に与える影響って割とでかいな、とは思う。ほんと、嫌な話なんだけど。

極端な話、僕たちは生まれた時からビジュアルとか運動神経とかでカテゴライズされ続けてる。かわいいってだけで人生百倍楽してるメスもいれば、一方で脇が異常に臭いってだけで迫害を受ける人もいる。「背が低い」ってことも「不細工」ってこともすべては個性なんだけど、個性的ってだけじゃ人生楽はできなくて、どっちかって言えば「頭がいい」とか「脇からラベンダーの香りがする体質」であるに越したことはないなと。それは僕が我が半生からばっちし保障できる。

センター試験も同じで、やっぱりできるに越したことはない。だから皆寝る間も惜しんで勉強するし、無様にカンニングもしたりする。もう一度言うけど嫌な話だ。

なにはともあれ、受験生のみなさんご苦労さん。問題バラした人、死んでくれ。そして本当にあんなものは二度と受けたくないと思う。

ぎゃんぶら~自己中心派

2005年01月16日 | 出来事と思い出
ロト6発券トラブル…売上過去最高64億円が理由(ZAKZAK)

ニュース自体は面白いもんでもないのですが、そこはさすがZAKZAK。ちゃんと一捻りを入れてるのがいい。以下記事より抜粋。

「せっかく当選数字の“研究”を積んできたのに買えなかった。これが競馬や競輪だったら、暴動が起こってます」。毎週、ロト6を楽しみに買っている40代の会社員は開口一番、怒りをぶつけてきた。

(中略)

前出の会社員は、結果的に買えたとしても「外れていた」というが、「再び同じような事態で買えず、それが当たっていたらどう責任とってくれるんだ」と、当たった場合を“想定”し怒りは収まらなかった。

いや、どうせ当たりませんから。今までどんな研究を積んできたのか知らんが、40代にもなってそんな事で怒るなよ。てかこんな事言ってて恥ずかしくないのか、この会社員?むしろ出費が減ったとポジティブシンキングすればいいのに。

そう言えば宝くじの発売日になると朝から並んでる人が必ずいるよね。あれも全然意味わかんない。パチスロのイベントだったら話は分かるけど、どうせくじなんだから早く並んでも当たりやすくなるなんてこと無いのに。それとも実は深い理由があるのか?そりゃないな。

Good Music

2005年01月14日 | 音楽論
正月に見たある音楽番組でアナウンサーがある若い歌手に「来年の抱負はなんでしょうか?」と聞いていた。僕は「もっといい歌を作って、皆を感動させたいです」とか「貧乳なんでマッサージしたいです」なんていうありきたりな答えだろうと思っていたのだけど、その歌手の答えは「声域を1オクターブ上げたいです」というアカデミックなものだった。あまりにびっくりしてノドにモチが詰まった、てのはベタなジョークだけど。

こんな疑問が頭をよぎる。「そもそもいい音楽ってなんだろう?」。バカバカしいんだけど、とっても切実な疑問だ。いい音楽の定義なんて人それぞれだよ、と言ってしまえば話は終わる。彼女にとってのいい音楽ってのが僕にとっての音楽とは全く別モンだ、それだけの話。

他の人と音楽の話をしているとよくこんなセリフが出てくる。

「あの人は高い声もよく出てるし、個人的には好きだねー」

「このバンドのギターってあんま上手くないね、やっぱ好きになれんわ~」

一見なんてことないセリフだ。けれど音楽を語る時に「テクニック」の話から入る事にすごい嫌悪感を感じるのだ。そりゃ下手より上手いに越した事は無いだろうけど、素人が音楽を聞く上でテクニックなんてものがそんなに重要なんだろうか?僕にはそう思えないのだ。

ザ・バックホーンの「サニー」。これを初めて聞いたときには衝撃を受けた。なんだろう、ヘッドホンから出てくる曲と僕がシンクロした。なんて言い方をするとフローラルにクサイ臭いがするのだけど、まあ僕の感性に曲がジャストフィットしたのだ。

別にボーカルは上手くないしギターやベースが凄いって風でもない(デビュー当時ってことを考えても普通レベルだと思う)。けど、なんだか好きなんだ。そして音楽を語る時には、その「なんだか好き」っていう部分を最初に語るべきだと思う。テクニックの話なんてのは専門の人がすればいい。

歌が上手い人なんてのはシダックスかウィーン少年合唱団にいくらでもいる訳で、では上手い歌を聞けば絶対に感動するかと言えばそれは違う。オペラ歌手から見ればナンバガの向井秀徳なんて明らかに「ヘタ」な部類に入るのだろうけど、僕はあんな大層な歌よりもバックホーンの「サニー」やナンバガの「TATTOOあり」の方が名曲だと感じる。

こんな話を進めていくと、じゃあなんとなくいいってことが「いい音楽」である条件なのか、ってことになってきて、例えば「冬のソナタ」のテーマソングを聞いただけで泣くオバ様がいるのだからあれは名曲なのか、それも違うな。イースタンの何十倍もオレンジレンジは売れてるのだから、そっちの方がグッドミュージックなのか?それも違う。(と言うより違っていて欲しい)

このブログって音楽の話をして話がまとまったことが無いな。まあこれも素人ってことで許してくださいな。

グチ

2005年01月14日 | 出来事と思い出
僕は最近引きこもり、と言っても学校に。学生って楽だって言われるけど、最近は社会人より忙しいんじゃねーかと思う、マジで。そろそろ本当に血でも吐くんじゃねーかと思う。こんな時にジェニファーが耳掻きでもしてくれたら頑張れるんだけど。

ブログには愚痴を書かないようにと思ってるんだけど、あーやっぱダメだわ。

さあ、あとちょっとがんばっか。

アッチの世界(後半)

2005年01月08日 | 実験
間違いなくピンチである。満員電車でアッチの人たちに囲まれて、しかも軽く興味を持たれてしまっているようなのだ。普通の女にはウンコのようにモテないのに、どうしてこんな方々にはよく絡まれるのか、なんてタチの悪いカルマだ。

ここでバックを持って逃げるという事もやれば出来るのかもしれない、でもそれじゃ面白くない。こんな体験をするチャンスなど滅多に無い。別に今すぐ拉致される訳でもあるまい。よし、覚悟を決めておばちゃんとの駆け引きを楽しもうじゃないか。

Keng(K):(窓の外を見て)あー本当に凄い雪ですねー

おばちゃん(B):そーだねぇー、最近の日本はどうなったんかねぇー、異常気象ばっかり。

K:(異常気象っていうほど降ってないし、こんな雪くらいで日本は滅亡せんだろ。)
  そう言えばインド洋の地震も凄かったみたいですねー。日本も来るんですかねー、地震?

B:やっぱりね、21世紀は世界がおかしいのね。戦争があったり環境も悪くなってるし。

K:ほんとですねー。まさに神も仏も無いって感じですよ。ところで、皆さんは今から初詣ですか?

B:そうねーちゃんと神様にお祈りしなきゃね。2005年は危ないからねー。

はい、話がイマイチかみ合ってません。でも分かったのはやっぱりおばちゃんは向こう岸の世界でいらしゃって、その上に日本語がよく通じない方であるということ。そして今日は福岡のどこかで初お祈りをするのであろうことだ。

僕もお祈りに行かせてと頼み込もうか?いや、それはさすがに危ないか。でも気になるなー。表面上は穏やかそうな人なんだけど、なんせ本の表紙に「日本崩壊」だもんな。僕の精神が崩壊させられかねん。半日後には泣きながら「みんな幸せになるぞー」とか叫んでるかもしれん。うん、それだけは止めとこう。

横では別のおばちゃんが本を開いていて、なんかブツブツ言ったり蛍光ペンで印を付けたりしてる。どんだけ勉強したんだろうか、その本が異常にボロボロになっていて、蛍光ペンでチェックされてない行の方が少ない。「○○派の××は邪道である、死すべし」とかいう文に一際大きなマークがしてある。

その時ある駅に着いた。電車の中は急に慌しくなり、おばちゃん達も慌てて荷物をまとめだした。本を読んでいたおばちゃんは呪文を唱えるような感じでなにかをつぶやいている。多分バハムートかとびっきりの邪神を召喚してるんだろう。

さっき話してたおばちゃんは僕の方をチラッと見てから電車を降りていった。これがうら若き乙女ならいい話なんだろうが、なにせアッチの人である、そんなのちっとも嬉しくない。なんにせよ未知との遭遇は終わった。非日常は案外近くにあるっていう話は本当だと思った。

隣では不細工なカップルが、そこまで満員じゃないだろって位に抱き合っている。あいつらは死すべし、だ。

アッチの世界(前半)

2005年01月07日 | 実験
元旦の朝、僕は地元の駅のホームで博多行きの電車を待っていた。九州の北部では雪が降っていたらしく、初詣に行ったカップルや家族たちにとっては思い出に残る元旦になったのだろう。しかしそんなロマンチックな雪も僕にとっては「駅のダイヤを乱す邪魔者」でしかない訳で、新年早々テンションは最低調になっていた。

「あーついてねーなー」

ホームに着いた電車を見て思わずそう口にした。電車は満員、当然自由席などは残ってない。元旦の早朝から福岡に帰る人間なんて僕くらいのもんだと思ってたが、世の中はまだまだ師走だったようだ。

電車に乗ってる人間の目は皆曇っている。そりゃそうだ、こんな日に満員電車に揺られて楽しい人間なんてそうはいまい。周りから見れば、僕の目も恐らく腐った魚のそれなんだろう。

とにかく非常口の近くにスペースを見つけ、僕はなんとかそこに体をねじ込んだ。周りにはおばちゃん5人組がいて、なぜかやたらと楽しそうに話している。今から旅行にでも行くんだろうか?「ああ、いいなあー」と思いながら僕はウトウト眠り始めた。

「トントン」、と誰かが肩を叩く。もう着いたかな?と思いながら顔を上げると、それはさっきのおばちゃんだった。

「凄い雪だねぇー」

というのだが、別に凄いってほどは降ってない。正直そんなんで起こすなよ、と寝不足の僕は思ってしまう。

「ほら、あんなに積もってるよー」

「知らん!」、そう心のなかで叫んだ。なんてなれなれしいおばちゃんだ。これがジェニファー(KenG脳内彼女、カナダ人、21才)だったなら、僕も気の利いたセリフでも言うのだけど、おばちゃんじゃとてもそんな気は起きない。僕はそんなに人間が出来てないのだ。

それにしても赤の他人の僕にアプローチをかけてくるのは何故だろう?僕の皮膚からにじみ出ているフェロモンのせいなのか?だったら僕はなんて罪な男なんだろうか。僕がヨン様にでも見えたのだろうか?あそうかもしれない。たしかにメガネで長髪だし。

そこでふと、おかしなことに気づく。このおばちゃん達の関連というか、共通点がちっとも分からないのだ。年齢は30~60ってとこなんだけど顔を見る限りでは親族とかではないようだ。そして妙に生き生きしている。その生き生きさに何か違和感があって、そう、自己啓発セミナーかコスプレバンドにはまってる風な生き生きさなのだ。

何かおかしい...僕の灰色の脳細胞がそう警告した。ふと全員が国語の教科書のようなものを持っていることに気づく。多分100ページくらいで大きさはA4だろうか?とても旅行のパンフレットとかには見えない。

がんばってその本を覗き見をして見る。すると表紙には「日本崩壊」「○○に裁きを!」「××マンセー」といった香ばしい文字列が!今まで感じてきた違和感の訳がやっと分った。つまりはそっちの人たちだったのだ。ああ納得。

少したってから、僕の頭の中に同時にある考えがよぎる。

・おばちゃんたちはあっちの人たち
        ↓
・僕の周りにはその人たちしかいない
        ↓
・大した理由もないのに声をかけられた
        ↓
・ホワッツゴーインオン?どーいうことですか?

さあピンチ到来。僕もアッチの人になってしまうのか?続きは後半で。

食い逃げエンプレス

2005年01月03日 | 出来事と思い出
僕は酒が好きだ。飲み会も大好きだ。気心の知れた友人と、飲みながらあーだこーだとくだらない事を話すのなんて最高だ。

一方で人見知りな僕は、親しくない人との飲み会は好きじゃない(合コン除く)。その相手がハレー彗星にピンポイントで頭を打ち抜かれるごとき確率でしか話した事無いような間柄の女だったら、なおさらやりにくい。

つまり僕は高校時代の同窓会の2次会にいて、僕は同じニオイのする友人らと会場の隅っこで飲んでいるわけだ。

会話は政治経済から始まり音楽論で火花を散らし、僕が「女子高生とは制服と髪の色とメガネの有無で決まる関数である」との新説を発表したところで閉幕した。まこと有益な2次会だった、来てよかった。おい幹事さん、一人いくらなんだい?

幹事:じゃあ1人5000円出しでー!

え、ここは白木屋だよね?一体何を食ったら5000円なんて金額になるの?もしかして俺の頼んだ焼酎がまずかったか?

あ、気づけば女が一人もいねぇ。なるほど、そりゃー半分いなくなりゃ5000円くらいはかかるわな。むしろ安いぞ白木屋、さすが白木屋。なんてこと言ってる場合じゃない。あのメス豚どもが、どこ行きやがった?なんだ、飲んだらあとは用ナシか。

僕は親しくも無いクラスメートなんかに一夜のロマンスも愛も癒しも求めない。だいたいこの値段払うんだったら、あんな不細工と話すよりも友人とキャバクラに行く。いや、もう金はいい。望みはただ一つ、今すぐ昔話がわりにスクール水着持ってきてパンパンさせろ、マジで。

てな訳で2005年、最悪のスタートです。