昇級記念
立ってもう1枚
前回、お休みしてたので2人で記念撮影
これで今回の昇級者全員、めでたく撮影終了
3年前の7月に前所属道場を離れ、独立と同時に始めた子供クラス。
初めはイブキ一人、翌年3月にキョウタが入門。
それからは、一人増え、また一人増えと、徐々に、徐々に、子供クラスも増えて来ました。
みんな当然ですが、初めは受身が出来ません。
後方受身も前方回転受身も、全く出来ず、中々、組み技の稽古に入れませんでした。
静坐をさせてもキョロキョロしたり、あくびをしたりだったのですが・・・。
今ではみんなキチンと受身もとれるようになって来ましたし、落ち着きも出てきました。
上の写真の静坐姿、みんな、中々落ち着いててサマになって来てます・・・よね?(同意してくださいね。(笑))
”心身統一合氣道”の宗主、藤平光一先生は、長年、海外で合氣道を指導して行くと同時に、必ず子供クラスを開くように指導してきたと、その著書「お母さんと子供の合氣道」の中で述べておられました。
以下、藤平光一先生の著書よりご紹介致します。
”とかく武道やスポーツでは、身体の鍛錬や勝負に重きを置きすぎる傾向がある。
身体の鍛錬も結構であるが、しかし、身体だけ立派になっても、心が立派になるとは限らない。
優秀なスポーツマンでも悪いことをする者もいれば、大きな身体を持ちながら、氣が弱くて、世の中に出て使い物にならない者もいる。
心には心の法則があり、身体には身体の法則がある。
この両者を会得して、はじめて健全なる心身を得ることが出来るのである。
しかも作用としては、心が身体を動かしているのである。
合氣道では、常にこの理に基いて修行する。
したがって、始め心の法則を勉強し、これを訓練することによって心の法則を活かすように、身体の法則に従って訓練するのである。
すなわち心身一致の修行である。
南洋の氷山は、水の上に出ている部分は、氷山のほんの一部分である。
水中には、その何倍もの容積を包含している。
世の人々は、水上に現れている部分のみを自分の力と誤信している。
水上、水中全部が氷山である。
心身を統一することを会得して、はじめて、自分の本当の力を発揮できるのである。
この世は生存競争の世といわれる。
勝負に打ち勝つ稽古も結構であるが、しかし、この世は勝負の世界だけではない。
それを超越した世界もまた、有るのである。
また人に勝つことはできても、自分に打ち克つことができないのではしかたがない。
あまり勝負の精神が旺盛となり、世の中に出て、やたらに人と衝突したり、夫婦親子が相争っていたら、大変なことになる。
合氣道においては、まず、心と身体を正しく使うことを教え、人に勝つのではなく、自分に打ち克つことを教えるのである。
すなわち、和の精神、争わずして勝つことを教えるのである。”
昭和45年に書かれたこの本。
今年の6月1日に復刻版が発売され、私の現在の合氣道の師である”Y先生”からの勧めで、早速読んでおります。
私にとって、実にいい時期にこの本に出会いました。
そして、大人中心だった私達”合気道真風会”が、子供クラスを開いた事は、間違っていなかったんだと確信することが出来ました。
私が合氣道を始めるきっかけになった、尊敬する偉大な合氣道家、藤平光一先生のこの教えを胸に刻み、これからも子供クラスを育てて行きたいと思います。
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