昨日、日本の不動産から、母の家の売却に関する書類が届いた。母の空き家に来ても、5-6分のところのケアーホームに居る母を10年近く見舞ったことのない弟の案らしい。長年自分の息子にこの家がほしくて、売却案に反対していた彼が、売却しても良いと思ったらしい。なにしろこのぼろ家のことで、弟とは絶縁状態である。
国内に誰も頼れる人間が居ない母は、百歳が来ようとしているが、気丈夫にケアーホームでがんばっている。年に3回3週間から6週間の私の帰国を楽しみにしている。昔は二人でいけるだけ遠出をしたが、今はタクシーでいけるJR奈良駅に隣接するホテルへいけるだけが楽しみらしい。電話を頻繁にし、Amazonで飲食品のオーダーをして届くように手配をしている。ケアーホームに宿泊をして、母の日常生活を観察したり、ケアーホームの住人と談笑もする。
こうした私のことは、弟はしらない。私はしたいからしているので、誰にも理解を求める気はない。
そんな事で、母の家は私と毎年フランス、アメリカから母を見舞う私の二人の子供の宿泊場所である。売却の意思は、もうとうない。不動産屋に意思のないことを返答した。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます