つれづれ帳

〈日々さまざまな“文化”に触れる暮らし〉から見た阪神間の風景を 気ままに綴るブログです。

奈良 プチトリップ(その3 法隆寺) 

2016-04-19 | その他

奈良プチトリップ2日め、午後からは世界遺産「法隆寺」に向かいました。

 

大阪出身の私にとって、信貴山も法隆寺も小学校の遠足エリアで

どちらも、いずれゆっくり訪ねてみたいと思っていた場所です。

 

 

旅のテーマ、聖徳太子ゆかりを訪ねる・・はずだったことをすっかり忘れ、

まるでテーマパークのように信貴山を楽しんでしまった1日と半分。

 

気をとりなおして、太子の時代をしのぶべく斑鳩町に到着。

 

 

信貴山からJR「王寺」駅までバス、さらに電車で一駅目が「法隆寺」駅。

歩く、バス、タクシーと迷いましたが、ちょうどバスが来たので法隆寺までもバス。

この旅、よくバスに乗ります。そして到着。

 

 

国宝 法隆寺。美しい!けれど……広い。

前日から本当によく歩いているので、周れるのか?

 

 

 

でも、したいことをする時は疲れを感じないものですね。

嬉々として境内をまわり、ほぼ全ての建物を見学したようです。

 

撮影した案内板を書きだしてみました。

・聖徳太子の三経を講義する 「国宝 三経院および西室」鎌倉時代。

・聖徳太子をご本尊とする 「国宝 聖霊院」鎌倉時代。

・聖徳太子の宮殿の跡に建てられた「夢殿」奈良時代。

・僧侶が生活をしていた住居「国宝 東室」奈良時代、「重文 妻室」平安時代。

・聖徳太子の南無仏舎利をご本尊とする「重文 舎人殿」鎌倉時代。

・聖徳太子のご生涯を描いた「重文 絵殿」鎌倉時代。

・法隆寺の総門「国宝 南大門」室町時代。

・日本最古の僧門「国宝 東大門」奈良時代。

 

      

    

 

そして有名な大講堂に五重の塔、金堂など。回廊も梅が咲き始め、素敵でした。

曇天でもあり、あまり綺麗な写真が撮れませんでしたので建物風景は公式サイトでお楽しみくださいね。

法隆寺 公式サイト

 

 

これまた写真はありませんが、

いわゆる宝物殿の「大宝蔵院」では(古くは飛鳥時代の)宝物類がズラリ。

 

連続で壮大な歴史的展示物を見すぎ、時代の感覚が完全に狂ってしまったもよう。

なんと奈良時代の展示物を見ても、「あら、新しいのね」とすら感じるありさまです。

 

大宝蔵院をでたあと、法隆寺に隣接の「中宮寺門跡」も拝観しました。

 

 

 

こちらも、聖徳太子ゆかりの寺院。

境内はしっとりと落ち着いた美しさで、どことなく女性らしいイメージ。

聖徳太子が母・穴穂部間人皇女の宮殿を寺としたと伝えられているそうです。



本堂でご本尊の「菩薩半跏像(国宝)」にお参りし、「天寿国繍帳残闕(てんじゅこくしゅうちょう ざんけつ)」という刺繍による曼荼羅(レプリカ)を拝見しました。

どちらも国宝です。

国宝もこれだけたくさん見ると、既にリアクションがやや薄め。


刺繍による曼荼羅の現物は、奈良国立博物館に寄贈されたそうです。保存がきわめて難しい染織品は貴重な資料なのだとか。

 

歩き疲れ(果て)つつもしっかり隅々まで周り、ようやく堪能して法隆寺をあとにしました。

南大門(玄関にあたる門)を出てから気がついたのですが、門の少し手前にある法隆寺の説明板の横に「下馬」の石碑がありました。

 

 

休憩とブランチ、門前のお店で大和牛の肉うどんと葛きり(ミニ)を頂き

 

 

 

 

またバスに乗り、法隆寺駅からJRで帰路につきました。

 

 

これで2日間の奈良の旅は終わり。

 

打合せでの「おまつりがあるよ」との知人のひと言から展開して

聖徳太子ゆかりの2つのお寺をじっくり訪ねる機会ができ

思い出がたくさん詰まった2日間になりました。

 

 

最後までお読みくださり ありがとうございました。