いよいよ3月末、高松宮記念が中京競馬場にて開催されます。
今年の高松宮記念には、去年のスプリンターズステークスを制したカレンチャンが出走する事が予想されますね。
そのカレンチャンの父親であるクロフネについて歴史を振り返ってみようと思います。
クロフネは、競走馬として10戦しかしていないにもかかわらず、競馬ファンの心を鷲掴みにしたのではないでしょうか?
1998年、French Deputy、Blue Avenueの仔として生を受け、日本に輸入されます。
いわゆる外国産馬です。2000年10月にデビューし、初戦は敗れるものの、2戦目、3戦目と勝利し、暮れのラジオたんぱ杯では1番人気に推される程、評価を高めていきますが、結果は翌年の皐月賞馬、アグネスタキオン、ダービー馬のジャングルポケットの後塵を拝します。
休養後の3ヶ月後、毎日杯から始動。1番人気に応え、5馬身差をつけて快勝し、いよいよ本番であるNHKマイルカップに出走。
逃げ馬に手こずるも、半馬身かわし、見事GI馬の称号を手にしました。
そして、この年から外国産馬にも開放された日本ダービーに挑むも、上述の通りジャングルポケットが制し、このレースで5着と敗れてしまいます。
再び休養し、復帰初戦に神戸新聞杯を選ぶも、ここでも3着と敗れてしまいます。
ここまでの戦績からすると、いわゆるスターホースと言われている馬程の戦績でもなく、なぜこれほどの知名度となっているか不思議かもしれませんが、ここからがクロフネの伝説の始まりです。
クロフネは、ダービー同様、菊花賞が外国産馬にも開放されていた為、出走可能でしたが、陣営が距離適正を判断し、急遽天皇賞(秋)へと方向転換します。
しかし、外国産馬の出走が天皇賞(秋)では2頭しか認められていなかった為、結局天皇賞(秋)への出走が叶わず、同じ週に行われていたダート重賞の武蔵野ステークスへと進む事となります。
もちろんダートへの適正があると思われていた事も出走した理由にはなった様ですが、この武蔵野ステークスで圧巻のレースを演じます。
クロフネはダート初戦であったにも関わらず、1番人気の支持を集め、2着に9馬身差をつける1分33秒3という脅威的な日本レコードで勝利、今後の路線をダート路線へと方向転換します。
そして秋のダートGIであるジャパンカップダートへと駒を進め、武蔵野ステークスでのレース内容から、単勝オッズ1.7倍という支持率を集めます。
この年、アメリカからリドパレスという強敵も遠征してきますが、最終コーナーを回った頃には悠々と先頭に立ち、そのまま影をも踏ませぬ独断場でゴール。
ダート2,100mで勝ちタイムが2分5秒9。このタイムはなんと世界レコードでした。翌年にはワールドカップなどへの出走も期待されていましたが、ジャパンカップダートから1ヶ月後に屈腱炎が判明し、引退。種牡馬となりました。
上記の武蔵野ステークス、ジャパンカップダートを見た人達にとっては、ここまで強いインパクトを残したダートレースも無いのではないでしょうか?
産駒にはフサイチリシャール、スリープレスナイト、カレンチャンといった短距離・マイルのGI馬がおりますので、高松宮記念を制するクロフネの子供達が近々現れる事を期待しています。
今年の高松宮記念には、去年のスプリンターズステークスを制したカレンチャンが出走する事が予想されますね。
そのカレンチャンの父親であるクロフネについて歴史を振り返ってみようと思います。
クロフネは、競走馬として10戦しかしていないにもかかわらず、競馬ファンの心を鷲掴みにしたのではないでしょうか?
1998年、French Deputy、Blue Avenueの仔として生を受け、日本に輸入されます。
いわゆる外国産馬です。2000年10月にデビューし、初戦は敗れるものの、2戦目、3戦目と勝利し、暮れのラジオたんぱ杯では1番人気に推される程、評価を高めていきますが、結果は翌年の皐月賞馬、アグネスタキオン、ダービー馬のジャングルポケットの後塵を拝します。
休養後の3ヶ月後、毎日杯から始動。1番人気に応え、5馬身差をつけて快勝し、いよいよ本番であるNHKマイルカップに出走。
逃げ馬に手こずるも、半馬身かわし、見事GI馬の称号を手にしました。
そして、この年から外国産馬にも開放された日本ダービーに挑むも、上述の通りジャングルポケットが制し、このレースで5着と敗れてしまいます。
再び休養し、復帰初戦に神戸新聞杯を選ぶも、ここでも3着と敗れてしまいます。
ここまでの戦績からすると、いわゆるスターホースと言われている馬程の戦績でもなく、なぜこれほどの知名度となっているか不思議かもしれませんが、ここからがクロフネの伝説の始まりです。
クロフネは、ダービー同様、菊花賞が外国産馬にも開放されていた為、出走可能でしたが、陣営が距離適正を判断し、急遽天皇賞(秋)へと方向転換します。
しかし、外国産馬の出走が天皇賞(秋)では2頭しか認められていなかった為、結局天皇賞(秋)への出走が叶わず、同じ週に行われていたダート重賞の武蔵野ステークスへと進む事となります。
もちろんダートへの適正があると思われていた事も出走した理由にはなった様ですが、この武蔵野ステークスで圧巻のレースを演じます。
クロフネはダート初戦であったにも関わらず、1番人気の支持を集め、2着に9馬身差をつける1分33秒3という脅威的な日本レコードで勝利、今後の路線をダート路線へと方向転換します。
そして秋のダートGIであるジャパンカップダートへと駒を進め、武蔵野ステークスでのレース内容から、単勝オッズ1.7倍という支持率を集めます。
この年、アメリカからリドパレスという強敵も遠征してきますが、最終コーナーを回った頃には悠々と先頭に立ち、そのまま影をも踏ませぬ独断場でゴール。
ダート2,100mで勝ちタイムが2分5秒9。このタイムはなんと世界レコードでした。翌年にはワールドカップなどへの出走も期待されていましたが、ジャパンカップダートから1ヶ月後に屈腱炎が判明し、引退。種牡馬となりました。
上記の武蔵野ステークス、ジャパンカップダートを見た人達にとっては、ここまで強いインパクトを残したダートレースも無いのではないでしょうか?
産駒にはフサイチリシャール、スリープレスナイト、カレンチャンといった短距離・マイルのGI馬がおりますので、高松宮記念を制するクロフネの子供達が近々現れる事を期待しています。