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護衛艦「くらま」衝突事故のまとめ

2009-11-01 23:58:49 | まとめ
コンテナ船の船長証言や無謀操船の検証をせずに護衛艦の弱点の検証とやらで
お茶を濁した報道番組もあったそうで、もう何が何だか。大昔みたいに
衝角(ラム)を装備しろとでも? 機動性重視の現代戦闘艦は装甲を薄くし
大事なバイタルパートだけ護れればいいので艦首はペラペラで問題なし。
敵の攻撃は能動的にミサイルやCIWSで防御するから。今の高性能の兵器に
耐えうる装甲にすると大和でも危ないぐらいだから、それを高速で動かすと
なるととんでもなく高出力のエンジンが必要になるし、建造費も高くなる。
一体何をしろ、と?。

燃えたペンキ缶には錨のモーター用配線が切れた火花が引火したようだから、
その辺の防火対策の改善は必要だろうけど。


以下、ネットで流れている交信記録
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 ■衝突直後までの4分間の通信内容

センター→貨物船「C号(韓国船)が接近している。注意してください」
貨物船→センター「了解。左側を追い越させます」
センター→貨物船「航路の中央付近を航行しているので右側に寄ってください」
貨物船→センター「了解。右に避けます」
センター→韓国船「貨物船が右側に移っています。左側を追い越してください」 
    「前方に自衛艦が接近しているので注意してください」
韓国船→センター「了解。左側から追い抜きます」
センター→韓国船「カリナスター、注意してください。注意してください」
センター→韓国船「カリナスター、カリナスター」
護衛艦→センター「関門マーチス(センター無線局の呼び名)、こちら自衛艦くらま」
センター→護衛艦「C号が貴船に異常に接近しているようです。避けてください」

 …………<午後7時56分、衝突…………

護衛艦→センター「早鞆(はやとも)の瀬戸で接触しました。(相手船で)火災発生」

 ※センターと護衛艦との会話は日本語、その他は英語

【参考】
しらね型護衛艦 - Wikipedia
くらま (護衛艦) - Wikipedia
関門海峡海上交通センター
関門海峡航行参考図 英語、ハングル版もあります


速力は控えめに この事例のままのような?


事故当夜、ネットで拾った画像









○左から抜かせることについて(某掲示板ログから)
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152 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 投稿日:2009/11/01(日) 20:26:47
>>1
>「助言」か「指示」か

つーかここ右側通行なんだろ?
右側通行で、右から抜こうとする奴に「左から行け」って当たり前だろjk

日本の普通の道路を考えてみ?
左から追い抜きかけられたらどうなる? 抜かれる方が対向車線に寄せるのか?

158 名前:はぼっく ◆eyIbm5aesQ 投稿日:2009/11/01(日) 20:28:42
>>152
や 聞いたところだと ふつうは右を抜かせるものらしいです
ただ今回は 先行する貨物船が左側を抜かせるといったので 管制がそれを伝えただけ
ってことです

819 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 投稿日:2009/11/02(月) 02:57:01
>>158
あ、遅レスだけど、それは違うよ

ttp://www6.kaiho.mlit.go.jp/kanmon/toukei/speed.htm

・ 東航中、反航船がおらず、
  止むを得ず早鞆瀬戸水路付近海域で同航船を追い越すこととした場合、
  追い越す船舶の左側を追い越すようにして下さい。
 (右側(門司埼寄り)から追い越そうとした場合、 
  潮流の影響が比較的少ないことから、一挙に船間距離が短くなり、
  追い越そうとしている船舶と衝突する危険性が、一気に高まる場合があります。)

という事なので、「今回は」では無くて、この航路は右からの追い抜きは危険なので
左側と決まっていましたという事です
つまり韓国船が、初めから違反して右を航行。一挙に、前方の貨物船との距離が詰まったという、
正に、絵に描いた様な事故なのです

848 名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 投稿日:2009/11/02(月) 03:17:47
>>819

これに照らせば、助言か指示か以前に、
コンテナ船がいかに常軌を逸した操船をしていたか、
明らかですね。

・左から追い越すという関門海峡東航中のセオリー無視
・反航船(護衛艦)を視認していたにもかかわらず追越をかけた無謀操船
・やむを得ずという緊急事態でないにもかかわらず追越をかけた危険行為

どうみても韓国船に立つ瀬はないように思われます。
状況がよく理解できました。
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