剣心が「殺さず」を貫きたいのであれば、別に逆刃刀じゃなくても鉄の棒みたいなので良かったんじゃないか? というつまらない疑問に対して、明快な答えを思いついた。
刃がついた、明確に人殺し用の武器をあえて使用することで、「いつでも殺すことができる」という状況に身を置きながら、それでもあえて「殺さない」戦い方を自分に強いている。
剣心の実力であれば、殺してしまうほうが簡単な場面ばかりなのに、どんなに苦しくても、殺されそうになっても「殺さず」を貫くということを、自分に課しているわけですな。
じゃあみね打ちでいいじゃん
なんて元も子もないことを言わないように。